Gentoo Linux amd64 ハンドブック: Gentoo をインストールする

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AMD64 Handbook
Installation
About the installation
Choosing the media
Configuring the network
Preparing the disks
Installing stage3
Installing base system
Configuring the kernel
Configuring the system
Installing tools
Configuring the bootloader
Finalizing
Working with Gentoo
Portage introduction
USE flags
Portage features
Initscript system
Environment variables
Working with Portage
Files and directories
Variables
Mixing software branches
Additional tools
Custom package repository
Advanced features
Network configuration
Getting started
Advanced configuration
Modular networking
Wireless
Adding functionality
Dynamic management


はじめに

ようこそ

まずはじめに、Gentooへようこそ!あなたは、選択と性能の世界に入ろうとしています。Gentooでは、全てが選択です。そのことは、インストールするときにもたびたび明らかになります。コンパイルを何回やらせたいか、Gentooをどのようにインストールしたいか、システムのロギングツールに何を使用したいかなどなど、ユーザに選択権があります。

Gentooは、高速で現代的なメタディストリビューションで、整理された柔軟なデザインになっています。Gentooは、フリーソフトウェアのエコシステムの上に成り立っており、内部をユーザに隠匿することがありません。Gentooで用いるパッケージ管理システムであるPortageはPythonで書かれていますので、ソースコードを容易に閲覧したり改変したりすることができます。Gentooで採用しているパッケージ化の手法は、(コンパイル済パッケージにも対応していますが、)ソースコードを用いるものです。Gentooの設定は、一般的なテキストファイルで行います。つまり言い換えれば、Gentooは、全てをユーザーに開放しています。

Gentooに実行させることの選択肢を全員が理解していることは、きわめて重要です。望まざることをユーザーに強いないよう、我々は努めています。もしかりにこれに反するようなことがあったならば、バグリポートを送ってください。

インストール作業の順序

Gentoo のインストール作業工程は、次章以降で説明する10のステップに分けられます。それぞれの段階を適切に完了させましょう。

ステップ 結果
1 Gentoo をインストール可能な作業環境にします。
2 Gentoo をインストールするためのインターネット接続の準備が完了します。
3 インストールする Gentoo をホストするハードディスクを初期化します。
4 インストールする環境を準備し、新たな環境にユーザーが chroot 可能にします。
5 Gentoo をインストールする全ての場合に共通する中核的なパッケージをインストールします。
6 Linux カーネルをインストールします。
7 Gentoo システムの主な設定ファイルを完成させます。
8 必要なシステムツールをインストールします。
9 適切なブートローダーもインストールし設定します。
10 インストールしたての Gentoo Linux 環境に繰り出す準備が完了します。

このハンドブックでは、一定の選択肢を提示したときには必ず、賛否両論の併記に努めます。デフォルトの選択肢で進める記載をした際にも(見出しに「デフォルト:」と記載)、他に取りうる選択肢も記載します(見出しに「代替案:」と記載)。決して、「デフォルトは Gentoo のお勧めだ」と考えないでください。デフォルトはあくまでも、多くのユーザーが利用すると思われる選択肢にすぎません。

ときには、追加可能な手順が続くことがあります。そのような手順は「追加可能:」と記載します。つまりこの手順は、Gentoo のインストール自体には必須ではありません。とはいえ、以前にした決断によっては必須になる追加手順もあります。その際には、その追加手順の説明の直前に、この旨を明記するとともに、原因となった決断をした時期も記載します。

Gentooのインストール方法

Gentoo は、さまざまな方法でインストールすることができます。ダウンロードしてインストールすることも、CD/DVD等の公式インストールメディアからインストールすることもできます。インストールメディアは USB メモリにインストールすることも、ネットワークブートすることもできます。さらには、インストール済の異なるディストリビューション環境や、(例えば Knoppix のような)Gentoo 以外のブータブルディスクといった非公式メディアからインストールすることも可能です。

この文書が扱っているのは、公式の Gentoo インストールメディアを用いる方法と、場合によってはネットワークブートによる方法です。

注意
Gentoo 以外のCDを用いる場合などの、ほかのインストール方法については、『Alternative installation guide』を読んでください。

また、我々が提供している『Gentoo Installation tips and Tricks』 という文書も役にたつかもしれません。

トラブルがあったときは

インストール中に (またはインストール文書に) 何か問題を見つけたら、バグトラッキングシステムで既知のバグとして報告されていないかどうか、確認してみてください。 もし無いようであれば、私たちが対応できるように、その問題をバグ報告してください。 その (あなたが報告した) バグを担当する開発者たちを恐れないでください。取って喰われるようなことは (滅多に) ありませんから。

あなたが今読んでいる文書は、特定のアーキテクチャ向けということになっていますが、 他のアーキテクチャの情報も、その中に紛れ込んでしまっているかもしれない、ということを一応、先に言っておきます。これはGentooハンドブックの多くの部分が、全てのアーキテクチャに共通のテキストを使用していることに因ります (重複作業を減らして開発リソースを節約するため)。混乱しないように、このような部分は最小限に抑えていきたいと思っています。

その問題が、ユーザーの問題 (文書をよく読んだにもかかわらず起きたあなたのミス) なのか、ソフトウェアの問題 (インストール/文書をよくテストしたにもかかわらず起きた私たちのミス) なのか、はっきりしないときには、irc.freenode.net の #gentoo チャンネルに気軽に参加してみてください。そんなときじゃなくても全然かまわないんですけどね。

そういえば、Gentooについて何か分からないことがあったら、よくある質問を見てみてください。Gentoo Forums上にあるFAQsもあります。




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ハードウェア要件

始める前に、amd64の機械に首尾よくGentooをインストールするために必要なハードウェアの条件を示します。


Minimal CD LiveDVD
CPU あらゆる AMD64 CPU と EM64T CPU (Core 2 Duo / Quad プロセッサは EM64T)
メモリ 256 MB 512 MB
ディスク容量 2.5 GB (スワップ領域を除く)
スワップ領域 最低 256 MB

Gentoo AMD64 project page (英語) は、Gentoo の amd64 対応についての詳細を知るのに良い場所です。


Gentoo Linux インストールメディア

MinimalインストールCD

Gentoo MinimalインストールCDは、独立したGentoo環境を含むブート可能CDです。このCDを使うとLinuxをCDから起動することができます。起動時、接続されたハードウェアが検出されて適切なドライバが読み込まれます。 これらのCDは、Gentooの開発者によってメンテナンスされるもので、インターネット接続さえできれば誰でもGentooをインストールできるようにします。

MinimalインストールCDは、install-amd64-minimal-<release>.isoと呼ばれます。

必要なときに使うGentoo LiveDVD

必要な場合に使う、Gentooをインストール用の特別なDVDがGentoo Tenプロジェクトによって作成されています。この章以降で説明する方法は、MinimalインストールCDをターゲットにしているので、少々の差異があるかもしれません。しかしLiveDVD (または他の起動可能なLinux環境) は、ターミナル上で単純にsudo su -またはsudo -iを実行するだけで、rootプロンプトの取得を行えます。

次にすることは?

stage3 tarballは最小限のGentoo環境を含んだアーカイブで、このマニュアルに従ってインストールを進めるのに適しています。以前は、Gentooハンドブックでは3つのstage tarballから1つを選ぶインストール方法を説明していました。現在でもstage1とstage2 tarballを提供していますが、公式なインストール手順ではstage3 tarballを使用します。もしstage1またはstage2 tarballからインストールしたいのであれば、Gentoo FAQ内のGentooをstage1やstage2のアーカイブからインストールするには?を読んでください。

stage3 tarballは、公式Gentooミラーのいずれか のreleases/amd64/autobuilds/からダウンロードできます。stageファイルは頻繁に更新され、インストールCDの中には含まれていません。

CDのダウンロードと書き込み

メディアのダウンロード

Gentoo Linuxが使う既定のインストールメディアは、「MinimalインストールCD」です。このCDは起動可能で、Gentoo Linuxをインストールするために最適なツールを含んだとても小さなGentoo Linux環境を格納しています。このCDのイメージは、ダウンロードページから(推奨)か、たくさんの利用可能なミラーのいずれかを自分で選び、そのミラー上でISOが置いてある場所を訪れることで、ダウンロードできます。

ミラーからダウンロードするなら、以下の場所でMinimalインストールCDを見つけられます:

  1. releases/ディレクトリに行く。
  2. 関連するターゲットアーキテクチャのディレクトリ(例えばamd64/)を選択する。
  3. autobuilds/ディレクトリを選択する。
  4. amd64x86アーキテクチャでは、それぞれcurrent-install-amd64-minimal/ or current-install-x86-minimal/のどちらかを選択する。他のすべてのアーキテクチャでは、current-iso/ディレクトリへ進む。
Note
armmipss390のような一部のターゲットアーキテクチャには、MinimalインストールCDがありません。現時点では、Gentoo Release Engineering projectはこれらのターゲット向けの.isoファイルの作成をサポートしていません。

この場所の中では、インストールCDファイルは.isoという接尾辞 (拡張子) を持ちます。例えば、以下の一覧を見てみてください。

CODE releases/amd64/autobuilds/current-iso/におけるダウンロード可能なファイルの一覧の例
[DIR] hardened/                                          05-Dec-2014 01:42    -   
[   ] install-amd64-minimal-20141204.iso                 04-Dec-2014 21:04  208M  
[   ] install-amd64-minimal-20141204.iso.CONTENTS        04-Dec-2014 21:04  3.0K  
[   ] install-amd64-minimal-20141204.iso.DIGESTS         04-Dec-2014 21:04  740   
[TXT] install-amd64-minimal-20141204.iso.DIGESTS.asc     05-Dec-2014 01:42  1.6K  
[   ] stage3-amd64-20141204.tar.bz2                      04-Dec-2014 21:04  198M  
[   ] stage3-amd64-20141204.tar.bz2.CONTENTS             04-Dec-2014 21:04  4.6M  
[   ] stage3-amd64-20141204.tar.bz2.DIGESTS              04-Dec-2014 21:04  720   
[TXT] stage3-amd64-20141204.tar.bz2.DIGESTS.asc          05-Dec-2014 01:42  1.5K

上記の例では、install-amd64-minimal-20141204.isoというファイルがMinimalインストールCDそのものです。 しかし見て分かりますが、他の関係ファイルも存在しています:

  • .CONTENTSファイルは、インストールCDで利用可能な全てのファイルの一覧を含むテキストファイルです。このファイルは、インストールCDをダウンロードする前に、特定のファームウェアまたはドライバが含まれているかどうか調べるために使えます。
  • .DIGESTSファイルは、様々なハッシュ形式とアルゴリズムで計算したISOファイルのハッシュ値を含んでいます。このファイルは、ダウンロードしたISOファイルが破損しているか否かを調べるために使われます。
  • .DIGESTS.ascファイルは、(.DIGESTSのような) ISOファイルのハッシュ値だけではなく、ファイルのデジタル署名を含みます。これは両方ともダウンロードしたファイルが破損しているか否かを調べるために使われますが、同様にダウンロードしたものがGentooリリースエンジニアリングチームによって実際に提供されたものであり、改竄されていないかを調べるためにも用います。

今のところ、この場所で利用可能な他のファイルは無視してください。インストールがもっと進んだ後に再登場しますので。.isoファイルをダウンロードし、もしダウンロードの検証が必要であれば、.isoファイル用の.DIGESTS.ascファイルも同じようにダウンロードします。 .CONTENTSファイルはダウンロードする必要はありません。これからのインストール手順ではもう参照しないからです。.DIGESTSファイルと.DIGESTS.ascは、後者が署名されていることを除いて、同じ情報が含まれています。

ダウンロードしたファイルを検証する

注意
これは任意自由選択なステップで、Gentoo Linuxをインストールするために必須なものではありません。しかしながら、ダウンロードしたファイルが破損していないことを確かめ、Gentooインフラストラクチャ チームから実際に提供されていることを保証するため、推奨されます。

.DIGESTS.DIGESTS.ascファイルを通じ、ISOファイルの妥当性は、適切なツール群を用いて確認できます。この検証は通常、2つのステップで行われます。

  1. まず、デジタル署名を検証します。これは、インストール·ファイルがGentooリリースエンジニアリングチームによって提供されていることを確認するためです。
  2. デジタル署名が正しければ、ダウンロードされたファイル自体が破損していないかを確かめるため、チェックサムを検証します。

Microsoft Windows上での検証

Microsoft Windowsシステムでは、チェックサムとデジタル署名を検証するための適切なツール群が普通にある見込みはまずありません。

まずデジタル署名を検証するには、例えばGPG4Winのようなツールを利用できます。インストール後、Gentooリリースエンジニアリングチームの公開鍵をインポートする必要があります。鍵の一覧は署名のページで提供されています。インポート後、ユーザは.DIGESTS.ascファイルの署名を検証できるようになります。

重要
これは.DIGESTSファイルが正しいことを検証しません。.DIGESTS.ascが正しいことだけを検証します。このことはまた、チェックサムが.DIGESTS.ascファイルに含まれる値を用いて検証されるべきであることを意味します。そのため、上記の手順では.DIGESTS.ascファイルのみダウンロードするようになっています。

チェックサム自体は、Hashcalcアプリケーションを使って検証できますが、多数の代替も同様に存在します。ほとんどの場合、これらのツールはユーザに対して計算されたチェックサムを表示しますので、ユーザはこのチェックサムを.DIGESTS.ascファイルの中にある値で検証する必要があります。

Linux上での検証

Linuxシステムでは、デジタル署名を検証する最も一般的な方法はapp-crypt/gnupgソフトウェアを使うことです。このパッケージがインストールされていると、.DIGESTS.ascファイルのデジタル署名を検証するために以下のコマンドが使えます。

まず、適切な鍵を利用できるようにするため、署名のページよりダウンロードします:

user $gpg --keyserver hkps.pool.sks-keyservers.net --recv-keys 0xBB572E0E2D182910
gpg: requesting key 0xBB572E0E2D182910 from hkp server pool.sks-keyservers.net
gpg: key 0xBB572E0E2D182910: "Gentoo Linux Release Engineering (Automated Weekly Release Key) <releng@gentoo.org>" 1 new signature
gpg: 3 marginal(s) needed, 1 complete(s) needed, classic trust model
gpg: depth: 0  valid:   3  signed:  20  trust: 0-, 0q, 0n, 0m, 0f, 3u
gpg: depth: 1  valid:  20  signed:  12  trust: 9-, 0q, 0n, 9m, 2f, 0u
gpg: next trustdb check due at 2018-09-15
gpg: Total number processed: 1
gpg:         new signatures: 1

次に.DIGESTS.ascファイルのデジタル署名を検証します:

user $gpg --verify install-amd64-minimal-20141204.iso.DIGESTS.asc
gpg: Signature made Fri 05 Dec 2014 02:42:44 AM CET
gpg:                using RSA key 0xBB572E0E2D182910
gpg: Good signature from "Gentoo Linux Release Engineering (Automated Weekly Release Key) <releng@gentoo.org>" [unknown]
gpg: WARNING: This key is not certified with a trusted signature!
gpg:          There is no indication that the signature belongs to the owner.
Primary key fingerprint: 13EB BDBE DE7A 1277 5DFD  B1BA BB57 2E0E 2D18 2910

すべてが確実であることを完全に確かめるために、表示された指紋がGentooの署名のページ上にある指紋かどうかを調べます。

デジタル署名が検証されれば、次にチェックサムを確認します。これは、ダウンロードしたISOファイルが破損していないことを確認するためです。 .DIGESTS.ascファイルには、複数のハッシュアルゴリズムが含まれています。そのため、適切なものを検証するための1つの方法としては、.DIGESTS.ascに登録された先頭のチェックサムを見てください。 例えば、SHA512チェックサムを取得します:

user $grep -A 1 -i sha512 install-amd64-minimal-20141204.iso.DIGESTS.asc
# SHA512 HASH
364d32c4f8420605f8a9fa3a0fc55864d5b0d1af11aa62b7a4d4699a427e5144b2d918225dfb7c5dec8d3f0fe2cddb7cc306da6f0cef4f01abec33eec74f3024  install-amd64-minimal-20141204.iso
--
# SHA512 HASH
0719a8954dc7432750de2e3076c8b843a2c79f5e60defe43fcca8c32ab26681dfb9898b102e211174a895ff4c8c41ddd9e9a00ad6434d36c68d74bd02f19b57f  install-amd64-minimal-20141204.iso.CONTENTS

上記の出力では、2つのSHA512チェックサムが表示されます。1つはinstall-amd64-minimal-20141204.isoファイルのもので、1つはそれに付随する.CONTENTSファイルです。最初のチェックサムだけが重要で、その 比較対象となるSHA512チェックサムは、以下のように生成することができます:

user $sha512sum install-amd64-minimal-20141204.iso
364d32c4f8420605f8a9fa3a0fc55864d5b0d1af11aa62b7a4d4699a427e5144b2d918225dfb7c5dec8d3f0fe2cddb7cc306da6f0cef4f01abec33eec74f3024  install-amd64-minimal-20141204.iso

双方のチェックサムが同一であれば、ファイルは破損していません。インストールを続行できます。

書き込み

もちろん、ISOファイルをダウンロードしただけでは、Gentoo Linuxのインストールは始められません。ISOファイルはブートCDに書き込む必要があり、しかもISOファイルそのものではなく、ISOファイルの中身を書き込む必要があります。以下にいくつかのよく使われる方法を示します--より詳細な情報が知りたい場合はISOファイルの書き込みについてのわたしたちのFAQを見てください。

Microsoft Windowsでの書き込み

Microsoft Windowsでは、ISOファイルのCD書き込みをサポートする多数のツールが存在します。

  • EasyCD Creatorを使う場合は、FileRecord CD from CD imageの順に選択してください。次に、Files of typeISO image fileに変更してください。それから、ISOファイルの場所を見つけてOpenをクリックしてください。Start recordingをクリックすると、CD-RにISOイメージが正しく書き込まれます。
  • Nero Burning ROMを使う場合は、自動的にポップアップするウィザードを中止して、FileメニューからBurn Imageを選択してください。書き込むイメージを選択して、Openをクリックしてください。Burnボタンを押して、ほやほやのCDが焼きあがるのを待ちましょう。

Linuxでの書き込み

Linuxでは、ISOファイルのCD書き込みにcdrecordコマンドが利用可能です。これはapp-cdr/cdrtoolsパッケージに含まれます。

例えば、/dev/sr0デバイス(これはシステム上の1番目のCDデバイスです。必要ならば正しいデバイスに置き換えてください)のCDにISOファイルを書き込むには:

user $cdrecord dev=/dev/sr0 install-amd64-minimal-20141204.iso

GUIを好むユーザーはapp-cdr/k3bパッケージの一部であるK3Bを使うことができます。K3Bでは、ToolsメニューからBurn CD Imageを選択してください。それから、K3Bの指示に従ってください。

CDを起動する

インストールメディアから起動する

インストールディスクを作成したら、このディスクで起動させましょう。外付けのブートメディア (CD/DVDやUSBメモリなど) を全て取り除いてからシステムを再起動し、マザーボードのファームウェアメニューに入ります。Power-On Self-test (POST) 画面の間に DELF1F10ESC を押すものが多いですが、このトリガーとなるキーはシステムやマザーボードによって異なります。マザーボードのモデル名でインターネット検索をすると簡単に見つけられるはずです。ファームウェアメニューに入ることができたら、外付けブートメディア (CD/DVDやUSBメモリなど) の起動順位を内臓ディスクより "先" にしましょう。そうしないと、外付けブートメディアを無視して内臓ディスクから起動してしまうでしょう。

重要
Gentoo を、BIOS ではなく UEFI インターフェースを利用する方法でインストールした場合には、UEFI から直接にブートすることをお勧めします。もしそうしないのであれば、Gentoo Linux のインストールを完了するより前に、UEFI のブータブル USB スティックメモリ(あるいはその他のブータブルメディア)を一度作成しておく必要があるかもしれません。

光学ドライブにインストレーションディスクを挿入し、再起動させます。ブートプロンプトが表示されるはずです。この画面で、Enter を入力すると、デフォルトのブートオプションで、ブートプロセスが進行します。カスタムブートオプションでブートさせたい場合には、カーネルとブートオプションを指定して Enter を入力します。

ブートプロンプトでは、利用可能なカーネル (F1) とブートオプション (F2) を表示させることができます。(情報を表示したりカーネルを選択したりすることなく)何もしないで15秒経過すると、(CDからではなく)原則通りにディスクからブートします。この仕様により、CDを取り除くことなしに、再起動してインストール後の環境に入ることができます(特に遠隔でインストールした際に便宜です)。

先に、カーネルの選択について触れました。インストレーションCDでは、いくつかのカーネルが提供されています。デフォルトのカーネルは、 gentoo と呼ばれています。その他のカーネルは特定のハードウェアで必要なもので、"-nofb"の付いたバリエーションはフレームバッファを無効にしたものです。

次の章で、利用可能なカーネルの概要を示します。

カーネルの選択

gentoo
K8 CPU (NUMA サポートを含む) と EM64T CPU に対応した、デフォルトのカーネル
gentoo-nofb
gentoo のカーネルからフレームバッファ対応を除いたもの
memtest86
ローカル RAM のエラーを検査する

カーネルと並んで、ブートオプションはブートプロセスをさらに調整するのに役立ちます。

ハードウェアに関するオプション

acpi=on
ACPIサポートを読み込み、自動的に acpid デーモンを起動します。システムがACPIなしでは正しく動かない場合に指定します。ハイパースレッディング対応にこのオプションを使う必要はありません。
acpi=off
ACPIを無効にします。APMを使う古いシステムで有用なことがあります。このオプションはCPUのハイパースレッディング機能のサポートを無効にします。
console=X
シリアル端末による接続を設定します。デバイス名 (x86 では ttyS0 が多い) に続けて接続オプションをカンマ区切りで指定します。デフォルトのオプションは 9600,8,n,1 です。
dmraid=X
device-mapper RAID サブシステムに渡すオプションを指定します。Options should be encapsulated in quotes.
doapm
APMドライバのサポートを有効にします。acpi=off も併せて指定しなければなりません。
dopcmcia
PCMCIA および Cardbus ハードウェアのサポートを読みこみ、pcmcia cardmgr を自動的に起動します。このオプションはPCMCIA/Cardbus デバイスから起動する場合にのみ必要です。
doscsi
ほとんどのSCSIコントローラのサポートを読み込みます。大抵のUSBデバイスはカーネルのSCSIサブシステムを使用するため、そのようなデバイスからの起動にも必要です。
sda=stroke
BIOSが大容量ディスクを扱えない場合でも、ハードディスク全体をパーティションできるようにします。このオプションは古いBIOSを使うシステムでのみ使用します。sda を対象のデバイス名に置き換えてください。
ide=nodma
DMAを強制的に無効にします。一部のIDEチップセットとCDROMドライブで必要になることがあります。もしIDE接続のCDROMドライブの読み取りに問題が発生する場合、このオプションを試してみてください。このオプションを指定するとデフォルトの hdparm 設定も実行されなくなります。
noapic
最近のマザーボードに搭載されている Advanced Programmable Interrupt Controller を無効にします。この機能は古いハードウェアで問題が起きることが知られています。
nodetect
CDによる全ての自動検出を無効にします。これにはデバイスの自動検出やDHCPの検出が含まれます。CDやドライバがうまく動かない時のデバッグに使います。
nodhcp
検出されたネットワークカードでのDHCP検出を無効にします。静的なアドレスのみで構成されるネットワークに便利です。
nodmraid
device-mapper RAID のサポートを無効にします。オンボード IDE/SATA RAID コントローラーを使う場合などに使います。
nofirewire
Firewareモジュールの読み込みを無効にします。起動時にFirewireハードウェアが問題を起こす場合にのみ使うべきです。
nogpm
gpm による端末上でのマウスサポートを無効にします。
nohotplug
hotplug / coldplug init script の読み込みを無効にします。CDやドライバがうまく動かないときのデバッグに使います。
nokeymap
US配列以外のキーボードレイアウト向けのkeymap選択を行いません。
nolapic
ユニプロセッサ環境でのローカルAPICを無効にします。
nosata
シリアルATAモジュールの読み込みを行いません。SATAサブシステムで問題が発生する場合に使います。
nosmp
対照型マルチプロセッシング (SMP) が有効なカーネルでは、これを無効化します。一部ドライバやマザーボードで発生するSMP関連の問題のデバッグに使います。
nosound
サウンドサポートと音量調整を無効にします。サウンドサポートが問題を起こす場合に使います。
nousb
USBモジュールの自動読み込みを無効にします。USBの問題をデバッグする際に使います。
slowusb
IBM BladeCenterのような低速なUSB CDROM向けに、起動時の待機時間を延ばします。

論理ボリューム・デバイス管理

dolvm
Linux の Logical Volume Management を有効にします。

その他のオプション

debug
デバッグコードを有効にします。大量の情報を画面に表示するので、ごちゃごちゃして見えるかもしれません。
docache
実行時に必要なCDの情報を全てRAM上にキャッシュすることで、 /mnt/cdrom のマウントを解除して別の CDROM をマウントできるようにします。このオプションを使うには最低でもCDのデータ量の2倍のRAMが必要です。
doload=X
initial ramdisk に指定したモジュールとそれが依存するモジュールを読み込むよう指示します。Xにカンマ区切りのモジュール名のリストを指定します。
dosshd
sshd を自動起動します。無人セットアップに便利です。
passwd=foo
=の後ろに指定した文字列を root パスワードにします。デフォルトでは root パスワードがスクランブルされているので、"dosshd" を指定する場合にこのオプションが必要になります。
noload=X
initial ramdisk に指定したモジュールを読み込まないよう指示します。問題を起こすモジュールを読み込ませたくないときに使います。構文は doload と同じです。
nonfs
portmap/nfsmount の自動起動を無効化します。
nox
Xが有効なLiveCDで、Xを自動起動せずコマンドライン環境に移行するよう指示します。
scandelay
初期化に時間のかかるデバイスのために、ブートプロセスの途中で10秒待機させます。
scandelay=X
初期化に時間のかかるデバイスのために、ブートプロセスの途中で指定した時間待機させます。Xを任意の秒数で置き換えます。
注意
ブートメディアは、do* オプションより先に no* オプションを判定しますので、指定した順番が覆ることがあります。

メディアからブートしたら、(デフォルトの gentoo カーネルで足りなければ)カーネルを選び、また、ブートオプションを選びます。例えば、gentoo カーネルで、dopcmcia をカーネルパラメーターに指定して起動するには、以下のようになります。

boot:gentoo dopcmcia

次に起動画面やプログレスバーを目にすることになりますが、もし英字配列以外のキーボードを使っている場合はここでAlt+F1を押して、画面の指示に従ってキー配列を選択してください。10秒以内に選択しない場合はデフォルトの英字配列が選択されたものとして起動します。起動が完了すると、Gentoo Linuxの"ライブ"環境にrootとして自動ログインします。端末にrootプロンプトが表示されていますが、Alt+F2Alt+F3Alt+F4を押すことで他の端末に切り替えることができます。最初の端末に戻るにはAlt+F1を押します。


例外的なハードウェア構成

インストールCDがブートするとき、すべてのハードウェア機器を検出して適切なカーネルモジュールを読み込もうとします。これは非常に多くの場合、とても良い仕事をします。しかしある場合において、システムに必要なカーネルモジュールを自動で読み込まないかもしれません。PCI自動検出機能がシステムのハードウェアを見逃した場合、適切なカーネルモジュールを手動で読み込む必要があります。

次の例は、(ある種類のネットワークインタフェイスをサポートする) 8139tooモジュールを読み込みます:

root #modprobe 8139too

追加可能: ユーザアカウント

インストール環境に他の人たちがアクセスする必要があったり、インストールCD上で非rootユーザでコマンドを実行する(例えば、セキュリティ上の理由から、root権限無しでirssiを使ってチャットする)必要があるなら、別のユーザアカウントを作成し、強いrootパスワードを設定する必要があります。

rootパスワードを変更するには、passwdユーティリティを使ってください:

root #passwd
New password: (新しいパスワードを入力)
Re-enter password: (もう一度新しいパスワードを入力)

ユーザーアカウントを作成するためには、まずアカウントの資格情報を、次にパスワードを入力します。このために、useraddpasswdコマンドを使います。

次の例では、johnというユーザが作成されます:

root #useradd -m -G users john
root #passwd john
New password: (Enter john's password)
Re-enter password: (Re-enter john's password)

現在のrootユーザから新しく作成したユーザアカウントに切り替えるには、suコマンドを使ってください:

root #su - john

追加可能:インストール中のドキュメント閲覧

Gentooハンドブックをインストール中に見るには、最初に上記の方法でユーザアカウントを作ってください。そしてAlt+F2を押すことで新しい端末を使い始められます。

インストール中、 linksコマンドでGentooハンドブックを閲覧できます。もちろん、インターネット接続が機能し始めた瞬間からですけど。

元々の端末に戻るには、Alt+F1を押してください。

追加可能:SSHデーモンの開始

他のユーザーがインストール中にシステムにアクセスできるようにする(インストール中のサポートをしたり、あるいは全て遠隔操作で行うため)ためには、(前述の通り)ユーザーアカウントを作成し、SSHデーモンを起動する必要があります。

SSHデーモンを始動させるために、次のコマンドを実行します:

root #service sshd start
注意
ユーザーがシステムにログオンすると、(指紋・fingerprint と呼ばれるもので) ホスト鍵を確認するようメッセージが表示されると思います。誰もがそのシステムに初めてログオンするのですから、これは自然なことです。ところが、この後の手順でシステムのセットアップが完了した後、改めてログオンしようとすると、SSHクライアントはホスト鍵が変更されていると警告します。SSH的には別のサーバー (現在インストールに使っているLive環境ではなく、新しくインストールされた Gentoo システム) にログオンしようとしているように見えるのです。この場合は画面上の指示に従い、クライアント側で記憶しているホスト鍵を更新しましょう。

sshdを使えるようにするには、ネットワークを適切に機能させる必要があります。ネットワーク設定の章を参照してください。




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ネットワークの自動検出

動いているかも?

もしあなたのシステムが、DHCPサーバを持つEthernetネットワークに接続されているなら、おそらく既にネットワーク設定は自動的に完了しているでしょう。その場合には、sshscppingirssiwgetlinksなど、インストールCDに含まれるネットワーク接続が必要な多くのコマンドはすぐに使うことができるでしょう。

インターフェース名を決定する

ifconfig コマンド

ネットワークが設定されているならば、ifconfigコマンドで、lo以外のネットワークインターフェースを一覧表示できるはずです。次の例ではeth0が見えています:

root #ifconfig
eth0      Link encap:Ethernet  HWaddr 00:50:BA:8F:61:7A
          inet addr:192.168.0.2  Bcast:192.168.0.255  Mask:255.255.255.0
          inet6 addr: fe80::50:ba8f:617a/10 Scope:Link
          UP BROADCAST RUNNING MULTICAST  MTU:1500  Metric:1
          RX packets:1498792 errors:0 dropped:0 overruns:0 frame:0
          TX packets:1284980 errors:0 dropped:0 overruns:0 carrier:0
          collisions:1984 txqueuelen:100
          RX bytes:485691215 (463.1 Mb)  TX bytes:123951388 (118.2 Mb)
          Interrupt:11 Base address:0xe800 

predictable network interface namesへ移行した結果、システム上のインターフェース名は古い命名規則によるeth0とはかなり違うものになっているかもしれません。最近のインストールメディアはeno0ens1enp5s0など、命名規則に則ったネットワークインターフェース名を表示するかもれません。ifconfigの出力から、あなたのローカルネットワーク上のIPアドレスが設定されたインターフェースを探してください。

Tip
標準の ifconfig コマンドを使ってインターフェースが表示されないなら、同コマンドを -a オプション付きで使ってみてください。このオプションは、システムが検出したすべてのネットワークインターフェースを、その状態が up であるか down であるかに関わらず、強制的に表示させます。ifconfig -a が何の効果もないのなら、ハードウェアに問題があるか、そのインターフェースのためのドライバがカーネルにロードされていないかです。どちらの状況も、このハンドブックの対象範囲を外れています。#gentoo に助けを求めてください。

ip コマンド

ifconfig の代替として、インターフェース名を決定するために ip コマンドが使えます。次の例に ip addr の出力を示します。別のシステムでの出力なので、表示される情報は前の例とは異なっています:

root #ip addr
2: eno1: <BROADCAST,MULTICAST,UP,LOWER_UP> mtu 1500 qdisc pfifo_fast state UP group default qlen 1000
    link/ether e8:40:f2:ac:25:7a brd ff:ff:ff:ff:ff:ff
    inet 10.0.20.77/22 brd 10.0.23.255 scope global eno1
       valid_lft forever preferred_lft forever
    inet6 fe80::ea40:f2ff:feac:257a/64 scope link 
       valid_lft forever preferred_lft forever

この出力結果はさっきより少し分かりづらいかもしれません。この例でのインターフェース名は、番号のすぐ後ろに続いている、eno1 です。

以降、このドキュメントでは、扱っているネットワークインターフェース名はeth0であると仮定します。

追加可能: プロキシを設定する

プロキシを経由してインターネットにつなぐ場合には、インストール作業の中でプロキシ情報を設定する必要があります。プロキシを設定するのはとても簡単です:プロキシサーバ情報を変数に設定するだけです。

ほとんどの場合、プロキシサーバのホスト名を設定するだけで十分です。例えば、ホスト名はproxy.gentoo.org、ポート番号は8080であるとしましょう。

HTTPプロキシ(HTTPとHTTPS通信のため)を設定するには:

root #export http_proxy="http://proxy.gentoo.org:8080"

FTPプロキシを設定するには:

root #export ftp_proxy="ftp://proxy.gentoo.org:8080"

RSYNCプロキシを設定するには:

root #export RSYNC_PROXY="proxy.gentoo.org:8080"

ユーザ名とパスワードが必要ならば、次の構文で変数を設定します:

CODE ユーザ名とパスワードをプロキシ変数に追加する
http://username:password@proxy.gentoo.org:8080

ネットワークのテスト

あなたのISPのDNSサーバ(/etc/resolv.confで見つかります)と、好きなウェブサイトへのpingを試してみましょう。これにより、ネットワークが正常に機能しているか、ネットワークパケットがインターネットに到達できるか、DNS名前解決が正常に機能しているか、等のことを確認できます。

root #ping -c 3 www.gentoo.org

これがすべてうまくいくのなら、この章の残りの部分を読み飛ばして、インストールマニュアルの次のステップ(ディスクの準備)へ進むことができます。

自動でのネットワーク設定

起動しただけではネットワークが使えない場合は、インストールメディアにnet-setup(通常のネットワークや無線ネットワーク用)や、pppoe-setup(ADSL用)や、pptp (PPTP用)などのツールが含まれているなら、それらを使って設定できます。

お使いのインストールメディアがこれらのツールを含んでいない場合は、#手動でのネットワーク設定へ進んでください。

デフォルト: net-setupを使う

ネットワークが自動で設定されなかった場合に、ネットワークを設定するための最も簡単な方法がnet-setupスクリプトを実行することです:

root #net-setup eth0

net-setupはあなたのネットワーク環境について、いくつかの質問をします。すべてに答えると、ネットワーク接続が使えるようになるはずです。上に書いた方法でネットワークをテストしてください。すべてのテストをパスできたなら、おめでとうございます! この章の残りを飛ばしてディスクの準備へ進みましょう。

それでもネットワークが使えない場合は、#手動でのネットワーク設定へ進んでください。

代替案: PPPを使う

インターネットへの接続にPPPoEが必要なら、インストールCD(どのバージョンでも可)に含まれるpppが設定を楽にしてくれます。提供されるpppoe-setupスクリプトを使ってネットワークを設定しましょう。セットアップ中には、ADSLモデムに接続されたEthernetデバイスの名前、ユーザ名とパスワード、DNSサーバのIPアドレス、基本的なファイアウォールが必要かどうかが聞かれます。

root #pppoe-setup
root #pppoe-start

何かがおかしいときは、etc/ppp/pap-secretsまたは/etc/ppp/chap-secretsを見てユーザ名とパスワードが正しいかダブルチェックしてください。加えて、正しいEthernetデバイスを使っているか確認してください。もしEthernetデバイスが無い場合は、適切なネットワークモジュールをロードする必要があります。そのような場合には手動でのネットワーク設定へ進んでください。そこで適切なネットワークモジュールをロードする方法を説明します。

すべてうまくいったら、ディスクの準備へ進みましょう。

代替案: PPTPを使う

PPTPサポートが必要なら、インストールCDが提供するpptpclientを使ってください。でもその前に、設定が正しいか確認してください。/etc/ppp/pap-secretsまたは/etc/ppp/chap-secretsを編集して、正しいユーザ名/パスワードの組み合わせを設定してください。

root #nano -w /etc/ppp/chap-secrets

必要ならば/etc/ppp/options.pptpを修正してください:

root #nano -w /etc/ppp/options.pptp

これが全部終わったら、pptpを(options.pptpで設定できないオプションがあれば、それもいっしょに付けて)実行し、サーバに接続します:

root #pptp <server ip>

それではディスクの準備へ進みましょう。

手動でのネットワーク設定

適切なネットワークモジュールをロードする

インストールCDの起動時に、インストールCDはすべてのハードウェアデバイスを検出し、そのハードウェアをサポートする適切なカーネルモジュール(ドライバ)のロードを試みます。ほとんどの場合、この機能はとてもよくやってくれます。しかし稀に、必要なカーネルモジュールが自動でロードされないこともあります。

net-setupまたはpppoe-setupが失敗したという場合、ネットワークカードを起動時に見つけられなかった可能性があります。つまり、ユーザが適切なカーネルモジュールを手動でロードする必要があるかもしれません。

ネットワーク設定のためのカーネルモジュールの一覧を見るには、lsコマンドを使います:

root #ls /lib/modules/`uname -r`/kernel/drivers/net

お使いのネットワークデバイスのためのドライバがあった場合は、modprobeでカーネルモジュールをロードしましょう。例えば、pcnet32モジュールをロードするには:

root #modprobe pcnet32

ネットワークカードが検出されているかどうかチェックするには、ifconfigを使います。ネットワークカードが検出されていれば、以下のように表示されるでしょう(繰り返しますが、ここでのeth0は一例です):

root #ifconfig eth0
eth0      Link encap:Ethernet  HWaddr FE:FD:00:00:00:00  
          BROADCAST NOARP MULTICAST  MTU:1500  Metric:1
          RX packets:0 errors:0 dropped:0 overruns:0 frame:0
          TX packets:0 errors:0 dropped:0 overruns:0 carrier:0
          collisions:0 txqueuelen:0 
          RX bytes:0 (0.0 b)  TX bytes:0 (0.0 b)

しかし次のようなエラーが表示される場合、ネットワークカードは検出されていません:

root #ifconfig eth0
eth0: error fetching interface information: Device not found

現在のシステムで利用可能なネットワークインターフェース名は、/sysファイルシステムを通して一覧表示できます:

root #ls /sys/class/net
dummy0  eth0  lo  sit0  tap0  wlan0

上の例では、6個のインターフェースが見つかっています。eth0がおそらく(有線の)Ethernetアダプタで、wlan0は無線のアダプタです。

ネットワークカードがこれで検出できたとして、net-setupまたはpppoe-setupをもう一度試してください(今度はうまくいくはずです)。しかし上級者のために、手動でのネットワーク設定についても説明していきます。

あなたのネットワーク構成に応じて、次の節のうちからひとつを選んでください:

DHCPを使う

DHCP (Dynamic Host Configuration Protocol) を使うと、自動でネットワーク接続情報(IPアドレス、ネットマスク、ブロードキャストアドレス、ゲートウェイ、ネームサーバ、等)を受信することができます。この機能は、DHCPサーバがネットワーク内に存在しないと(または、ISPがDHCPサービスを提供していないと)動作しません。ネットワークインターフェースに接続情報を自動で受信させるようにするには、dhcpcdを使います:

root #dhcpcd eth0

DHCPサーバが提供するホスト名とドメイン名をシステムで使うようにと、ネットワーク管理者から要求されている場合もあるでしょう。そのような場合には:

root #dhcpcd -HD eth0

これが動作すれば(インターネット上のサーバ、例えばGoogleに、pingしてみましょう)、設定は完了です。次に進む準備ができました。この節の残りの部分を飛ばして、ディスクの準備に進みましょう。

無線接続を準備する

注意
iwconfigコマンドの対応状況はアーキテクチャによって異なるかもしれません。このコマンドが使えない場合は、net-wireless/wireless-toolsパッケージが作業中のアーキテクチャにおいて利用可能であるか確かめてください。net-wireless/wireless-toolsパッケージがインストールされていないと、iwconfigコマンドを使用することはできないでしょう。

無線(802.11)カードを使っている場合には、まず第一に無線の設定をする必要があります。無線カードの現在の設定を確認するためには、iwconfigを使うことができます。iwconfigはこのようなものを表示するでしょう:

root #iwconfig eth0
eth0      IEEE 802.11-DS  ESSID:"GentooNode"                                   
          Mode:Managed  Frequency:2.442GHz  Access Point: 00:09:5B:11:CC:F2    
          Bit Rate:11Mb/s   Tx-Power=20 dBm   Sensitivity=0/65535               
          Retry limit:16   RTS thr:off   Fragment thr:off                       
          Power Management:off                                                  
          Link Quality:25/10  Signal level:-51 dBm  Noise level:-102 dBm        
          Rx invalid nwid:5901 Rx invalid crypt:0 Rx invalid frag:0 Tx          
          excessive retries:237 Invalid misc:350282 Missed beacon:84            
注意
無線カードのデバイス名は、(有線ではeth0などだったのに対し)wlan0またはra0のような名前かもしれません。正しいデバイス名を調べるには、iwconfigをコマンドライン引数無しで実行してください。

ほとんどのユーザにとって、変更することが重要な設定は、ESSID(無線ネットワーク名とも言います)またはWEPキーの2つだけです。上で表示されたESSIDとIPアドレスがすでにあなたの環境のアクセスポイントのものと一致していて、かつ、WEPを使っていないのならば、すでに無線の設定は機能しています。

ESSIDの変更や、WEPキーの追加には、次のコマンドを実行してください。

  • ネットワーク名をGentooNodeに設定:
root #iwconfig eth0 essid GentooNode

16進WEPキーの設定:

root #iwconfig eth0 key 1234123412341234abcd

ASCIIでWEPキーを設定するには、キーの前にs:を付けてください:

root #iwconfig eth0 key s:some-password
Note
無線ネットワークがWPAまたはWPA2で設定されている場合には、wpa_supplicantを使う必要があります。Gentoo Linuxでのネットワーク設定のさらなる情報については、Gentooハンドブックの無線ネットワークの章を読んでください。

もう一度iwconfigを使って、無線の設定ができたか確認してください。無線が機能したら、次節(ネットワーク用語を理解する)に示す、IPレベルのネットワークオプションの設定に進むか、先に示したnet-setupツールを使ってください。

ネットワーク用語を理解する

Note
IPアドレス、ブロードキャストアドレス、ネットマスクやネームサーバーのことを知っているなら、このサブセクションを飛ばして ifconfigrouteを使うに進んでください。

もし上記のすべてが失敗したら、ネットワークは手動で設定される必要があります。これは少しも難しくありませんが、幾ばくかのネットワーク用語と基礎的な概念の知識は必要でしょう。この章を読んだあとには、ユーザーはゲートウェイが何で、ネットマスクがなんの役に立っていて、ブロードキャストアドレスがどのように作られてなぜシステムがネームサーバーを必要とするのかがわかるでしょう。

ネットワーク内部では、ホストはIPアドレス(インターネットプロトコルアドレス)によって識別されます。少なくともIPv4 (IP バージョン4)を使うときは、そのようなアドレスは0から255の間の4つの数字の組み合わせです。実際は、IPv4アドレスは32ビット(0と1の集合)からできています。例をみてみましょう。

CODE IPv4アドレスの例
IP Address (数字):   192.168.0.2
IP Address (ビット): 11000000 10101000 00000000 00000010
                        -------- -------- -------- --------
                           192      168       0        2
Note
IPv4の後継であるIPv6は128ビット(0と1の集合)を使っています。この章ではIPv4アドレスに焦点を合わせています。

そのようなIPアドレスはすべての接続可能なネットワークが関わっている範囲で一意に定まっています。つまり到達可能でありたいホストはどれも、唯一なIPアドレスを持たなければならないということです。ネットワークの内部と外部を区別するために、IPアドレスはネットワーク部とホスト部の2つの部分に分かれています。

0の並びのあとに1の並びが続くネットマスクによって、その分かれ目は記録されています。1が位置しているIPの部分はネットワーク部で、そうでない部分はホスト部です。普通は、ネットマスクはIPアドレスとして記録されるでしょう。

CODE ネットワークとホストの分離の例
IP address:    192      168      0         2
            11000000 10101000 00000000 00000010
Netmask:    11111111 11111111 11111111 00000000
               255      255     255        0
           +--------------------------+--------+
                    Network              Host

言い換えると、192.168.0.14は例のネットワークの一部ですが、192.168.1.2はそうではありません。

ブロードキャストアドレスは、ネットワークと同じネットワーク部を持ち、ホスト部がすべて1であるようなIPアドレスです。同じネットワーク上にあるすべてのホストは、このIPアドレスで通信を受けられます。このアドレスは、パケットをブロードキャストするためだけに存在します。

CODE ブロードキャストアドレス
IP address:    192      168      0         2
            11000000 10101000 00000000 00000010
Broadcast:  11000000 10101000 00000000 11111111
               192      168      0        255
           +--------------------------+--------+
                     Network             Host

インターネットに接続するためには、ネットワーク内のそれぞれのコンピュータは、どのホストがインターネット接続を共有してくれるのかを知っている必要があります。そのようなホストをゲートウェイといいます。ゲートウェイも普通のホストなので、普通のIPアドレスを持っています(例: 192.168.0.1)。

最初に、すべてのホストは一意にIPアドレスを持つと書きました。ホストを(IPアドレスの代わりに)名前で指定できるようにするためには、名前(例: dev.gentoo.org)をIPアドレス(例: 64.5.62.82)に変換するサービスが必要になります。このようなサービスを「ネームサービス」といいます。ネームサービスを利用するには、ネームサーバを/etc/resolv.conf内に定義しておく必要があります。

ゲートウェイがネームサーバを兼ねていることもあります。そうでない場合には、ISPが提供するネームサーバをこのファイルに書く必要があります。

まとめると、続けるには次の情報が必要になります:

ネットワーク設定項目
システムのIPアドレス 192.168.0.2
ネットマスク 255.255.255.0
ブロードキャスト 192.168.0.255
ゲートウェイ 192.168.0.1
ネームサーバ 195.130.130.5, 195.130.130.133

ifconfigとrouteを使う

3つのステップでネットワークの設定ができます。

  1. ifconfigを使ってIPアドレスを割り当てる
  2. routeを使ってゲートウェイへのルーティングを設定する
  3. ネームサーバのIPアドレスを/etc/resolv.confに書いて完了

IPアドレスを割り当てるには、IPアドレス、ブロードキャストアドレス、ネットマスクの情報が必要になります。${IP_ADDR}を正しいIPアドレスに、${BROADCAST}を正しいブロードキャストアドレスに、${NETMASK}を正しいネットマスクに置き換えて、次のコマンドを実行してください:

root #ifconfig eth0 ${IP_ADDR} broadcast ${BROADCAST} netmask ${NETMASK} up

routeを使ってルーティングの設定を行います。${GATEWAY}を正しいゲートウェイのIPアドレスに置き換えてください:

root #route add default gw ${GATEWAY}

/etc/resolv.confを開いてください:

root #nano -w /etc/resolv.conf

次のテンプレートを使って、ネームサーバの情報を入力してください。${NAMESERVER1}${NAMESERVER2}は正しいネームサーバのアドレスに置き換えてください:

CODE /etc/resolv.conf 用のデフォルトテンプレート
nameserver ${NAMESERVER1}
nameserver ${NAMESERVER2}

これで終わりです。インターネット上のサーバ(Googleなど)にpingをして、ネットワークのテストを行ってください。うまくいったなら、おめでとうございます。ディスクの準備へ進んでください。




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ブロックデバイスの概要

ブロックデバイス

Gentoo Linuxの、そしてLinux一般の、Linuxファイルシステム、パーティション、ブロックデバイスを含めた、ディスク中心の考え方について詳しく見てみましょう。ディスクの入出力とファイルシステムについて理解することで、Gentoo Linuxインストールのためのパーティションとファイルシステムを構築できるようになります。

まずはブロックデバイスについて見ていきます。最も有名なブロックデバイスはおそらく、Linuxシステム上で1番目のドライブを表す、/dev/sdaでしょう。SCSIとSerial ATAドライブは/dev/sd*と名付けられます。より新しいlibataフレームワークがカーネルに組み込まれていれば、IDEデバイスも/dev/sd*と名付けられます。古いデバイスフレームワークを使っていれば、1番目のIDEドライブは/dev/hdaになるでしょう。

上のブロックデバイスは、ディスクへの抽象的なインターフェースを表しています。ユーザープログラムはこれらのブロックデバイスを用いて、デバイスがIDE、SCSI、もしくは他のものであるかどうかを心配することなしにディスクと通信することができます。プログラムは容易にディスク上の記憶領域を、ランダムアクセスできる512バイトごとの連続領域としてアドレッシングできます。


パーティションテーブル

Linuxシステムを入れるために、(btrfs RAIDを作成した場合のように)生の、パーティショニングをしていないディスクを使うことも理論上は可能です。しかし実際にはそんなことはめったにせず、ディスク全体のブロックデバイスをより小さく扱いやすいブロックデバイスに分けて使います。amd64システムでは、この分けられたブロックデバイスのことをパーティションと呼びます。現在主流なパーティショニング技術は、MBRとGPTの2つがあります。

MBR

MBR (Master Boot Record)構成は、パーティションの識別子として、32ビットで、開始セクタとパーティションのセクタ数を使い、3種類のパーティションタイプ(プライマリ、拡張、論理)を持っています。プライマリパーティションは、ディスク先頭のとても小さい領域(ふつうは512バイト)にあるMBRの中に、その情報が格納されます。この小ささのために、たった4つのプライマリパーティションしか使うことができません(例えば/dev/sda1から/dev/sda4まで)。

より多くのパーティションを使うために、プライマリパーティションのうちのひとつを拡張パーティションとしてマークすることができます。拡張パーティションは複数の論理パーティションを格納することができます(パーティションの中にパーティションが存在することになります)。

各パーティションのサイズは(識別子が32ビットなので)2TBまでに制限されます。加えて、MBR構成はMBRのバックアップを提供しないので、アプリケーションやユーザがMBRを上書きしてしまうと、すべてのパーティション情報が失われます。

GPT

GPT (GUID Partition Table)構成は、パーティションの識別子として64ビットの値を使います。パーティション情報を格納する領域はMBRの512バイトよりもずっと大きいため、パーティション数の制限はないようなものです。さらに、パーティションサイズの上限ももっと大きく設定されています(およそ8ZB、そう、ゼタバイトです)。

オペレーティングシステムとファームウェアの間のソフトウェアインターフェースが(BIOSではなく)UEFIならば、MBRでは互換性の問題が発生するので、GPTはほぼ必須となります。

GPTはまたチェックサムと冗長性も備えています。具体的にはヘッダやパーティションテーブルのエラーを検出するCRC32チェックサムや、ディスクの末尾にバックアップのGPTを持っています。もしディスク先頭にあるプライマリGPTに損害があっても、バックアップのGPTを使って回復できます。

GPTとMBRのどちらにすべきか

上の記述から、GPTが常に推奨されるアプローチだと思われたかもしれません。ただし、いくつか注意点があります。

BIOSベースのコンピュータでGPTを使うことはできますが、Microsoft Windowsとデュアルブートを組むことはできません。Microsoft WindowsはGPTパーティションラベルを検出すると、UEFIモードで起動しようとするからです。

BIOS/CSM/レガシーモードでブートするように設定されたマザーボードファームウェアでは、GPTディスクからブートする際に問題が発生するかもしれません。その場合には、保護MBRパーティションにブートフラグもしくはアクティブフラグと呼ばれるフラグを付加することで、この問題を回避できるかもしれません。fdisk-t dosオプションを付けると、強制的にMBRフォーマットとしてパーティションテーブルを読み込みます。

fdiskを起動して、aキーを使ってフラグを立ててください。1を押して最初のパーティションを選択し、wキーを押してディスクに変更を反映させ、fdiskアプリケーションを終了してください。

user $fdisk -t dos /dev/sda
Welcome to fdisk (util-linux 2.24.1).
Changes will remain in memory only, until you decide to write them.
Be careful before using the write command.

Command (m for help): a
Partition number (1-4): 1
  
Command (m for help): w

UEFIを使う

オペレーティングシステムを起動するのに(BIOSではなく)UEFIを使うシステムにGentooをインストールするときは、EFIシステムパーティションを作成することが重要です。この手順については後述のpartedの説明でも述べます。

ESPはFAT系列のファイルシステム(Linuxシステムではvfatと表示することもあります)である必要があります。UEFI specification では、UEFIファームウェアは FAT12、16、32 を認識すると書かれている一方で、ESP には FAT32 を推奨しています。ESP を FAT32 としてフォーマットしておきましょう:

root #mkfs.fat -F 32 /dev/sda2
重要
ESPがFAT系列のファイルシステムを使っていないと、UEFIファームウェアはブートローダー (かLinuxカーネル) を見つけられず、おそらくシステムをブートすることができません!

高度なストレージ

btrfs RAID

上で述べた通り、btrfsは複数のデバイスを跨いでファイルシステムを作成することができます。このようにして作成されたbtrfsファイルシステムは、raid0、raid1、raid10、raid5、raid6モードで動作することができます。RAIDモードの5と6はかなり改善されましたが、まだ不安定と考えられています。複数のデバイスからなるファイルシステムを作成した後でも、新しいデバイスを作成したり、古いデバイスを消去したりといったことがわずかなコマンドでできます。他のファイルシステムでは初心者には難しいことでも、btrfsファイルシステムではかなり改善されています。

ext4ファイルシステムはbtrfsファイルシステムに変換できます。これはGentooを安定かつよくテストされたファイルシステムにインストールしたい場合に有益です。また実験的にbtrfsを使う時のように、新しいファイルシステムを徐々に学ぶときにも役立つでしょう。

LVM

amd64インストールCDは Logical Volume Manager (LVM) サポートを提供しています。LVMのパーティション構造は、ストレージのより柔軟な管理を可能にします。この後の説明では「ふつう」のパーティションに焦点を当てていますが、LVMが好ましい場合は、それがサポートされていることを知っておいて損はないでしょう。詳細は LVM の記事をご覧ください。興味を持たれた方へ: 本ガイドはLVMをサポートしていないことにご注意ください。

デフォルトのパーティション構成

これよりこのハンドブックでは、シンプルな例として以下のパーティション構造を使います。

パーティション ファイルシステム サイズ 説明
/dev/sda1 (ブートローダ) 2M BIOSブートパーティション
/dev/sda2 ext2 (またはUEFIを使うならfat32) 128M ブート/EFIシステムパーティション
/dev/sda3 (swap) 512M もしくはそれ以上 スワップパーティション
/dev/sda4 ext4 残りのディスク ルートパーティション

もし、これで十分かつGPTを使う場合は、すぐに標準: ディスクの分割にpartedを使うに進みましょう。MBRにまだ興味があり(まぁ、そういうこともあるでしょう)、かつ上の例のレイアウトを使う場合は別の選択肢: ディスクの分割にfdiskを使うに進んでください。

fdiskpartedは共にパーティショニングのためのユーティリティです。fdiskは有名で、安定した、MBRパーティションレイアウトのためのツールです。一方、partedはGPTパーティションをサポートした、最初のLinuxブロックデバイスの管理ツールの一つでした。fdiskのユーザーインタフェースが好きな人は、partedの代わりにgdisk (GPT fdisk)を使うこともできます。

パーティションの生成方法に進む前に、以降の数セッションでパーティション構造がどのように生成されるのかについて、その詳細を述べ、いくつかの共通した落とし穴について触れておきます。

パーティション構成の設計

How many partitions and how big?

The number of partitions is highly dependent on the environment. For instance, if there are lots of users, then it is advised to have /home/ separate as it increases security and makes backups easier. If Gentoo is being installed to perform as a mail server, then /var/ should be separate as all mails are stored inside /var/. A good choice of filesystem will then maximize the performance. Game servers will have a separate /opt/ as most gaming servers are installed there. The reason is similar for /home/: security and backups. In most situations, /usr/ is to be kept big: not only will it contain the majority of applications, the Gentoo repository alone takes around 500 MB excluding the various sources that are stored in it.

It very much depends on what the administrator wants to achieve. Separate partitions or volumes have the following advantages:

  • それぞれのパーティションまたはボリュームに対して、最も性能が高いファイルシステムを選択できます
  • ゾンビプロセスがパーティションまたはボリュームに継続的に書き込みをした場合でも、システム全体の空き領域を使い切ることはありません
  • 必要ならば、複数のチェックを並行して実行することで、ファイルシステムチェックの時間を短縮できます (複数のパーティションよりも複数のディスクの方が効果があります)
  • リードのみ、nosuid(setuidビット無効)、noexec(実行ビット無効)等のマウントオプションによって、セキュリティが向上します

しかし、複数パーティションにはデメリットもあります。もし適切に設定されない場合、あるパーティションが空き領域をたくさん持ち、別のパーティションにはまったく空き領域がなくなるといったことが起こり得ます。特に/usr//var/いった重要なマウントポイントに対して、しばしば管理者は他のブートスクリプトが動作する前にパーティションをマウントするために、initrmfsを使用しなければならなくなるでしょう。これはいつも成り立つというわけではありません。結果はよく変わるのです。

また、 SCSIやSATAでは仕様上の制約により、GPTラベルを使用しない限りは 15個までしかパーティションを作れません。

スワップ領域について

スワップパーティションについて完璧なパーティションサイズというものはありません。スワップ領域の目的は、メインメモリ(RAM)が逼迫した際、カーネルにディスク領域を提供するためにあります。スワップ領域があれば、カーネルは最近最も使われていないメモリ領域をディスクに書き出し(スワップもしくはページアウト)、メモリを開放します。もちろん、もし急にメモリが必要になった場合は、これらのページはメモリに戻す(ページイン)必要があります。これには多少なりとも時間が必要です。(メインメモリと比較してディスクはとても遅いためです)

システムがメモリを大量に消費するアプリケーションを実行しないとき、またシステムが多くの空きメモリを持っているときは、それほど大きいスワップ領域は必要ではありません。しかし、スワップ領域はハイバネーションのときに全メモリを保存するためにも使われます。そのためハイバネーションが必要な場合は、より大きい、最低でもインストールされている全メモリと同程度のサイズのスワップ領域が必要です。


BIOS ブートパーティションとは

BIOS ブートパーティションはとても小さい(1-2 MB)パーティションで、GRUB2 などのブートローダが、与えられた領域(MBR では数百バイト)に収まらず、他の場所に置くこともできないようなデータを置くためのパーティションです。

このようなパーティションは絶対に必要ということはありませんが、ディスク使用量の削減のため、あるいはパーティショニングの違いに応じて膨大な量のドキュメントを書くことの困難さを考慮しても、BIOS ブートパーティションは作成することを推奨します。

正確に言うと、GPT パーティションレイアウトを GRUB2 と併用する場合、または、MBR パーティションレイアウトを GRUB2 と併用し、最初のパーティションがディスクの最初の 1 MB よりも前から始まる場合には、BIOS ブートパーティションは必要となります。

デフォルト: ディスクの分割にpartedを使う

この章では、説明中で先に示したパーティションレイアウトの例を使います。

パーティション 説明
/dev/sda1 BIOS ブートパーティション
/dev/sda2 ブートパーティション
/dev/sda3 スワップパーティション
/dev/sda4 ルートパーティション

パーティションレイアウトはお好みで変更してください。

parted で現在のパーティションレイアウトを表示する

partedはディスクを分割するためのシンプルなインタフェースを持ち、2TB以上の巨大なパーティションをサポートします。partedを起動しましょう(上の例の/dev/sdaを対象とします)。partedに最適なパーティションのアライメントを決めさせるとよいでしょう。

root #parted -a optimal /dev/sda
GNU Parted 2.3
Using /dev/sda
Welcome to GNU Parted! Type 'help' to view a list of commands.

アライメントとは、パーティションがディスク上のよく知られた境界から始まることを示し、OSレベルのディスク操作(ディスクからページを集める)が最低限のディスク領域を使えることを保証します。アライメントされていないパーティションでは、OSが1ページのみを必要としていたとしても、2ページにアクセスしなければなりません。

partedがサポートするすべてのオプションを表示するためには、 help とタイプし、リターンキーを押してください。

GPTラベルを適用する

x86もしくはamd64アーキテクチャ上のほとんどのディスクは、msdosラベルを使います。partedを使用してディスクにGPTラベルをつけるためには、mklabel gptを使います。

警告
パーティションタイプを変更すると、ディスクのすべてのパーティションを消去します。ディスク上のすべてのデータは失われます。
(parted)mklabel gpt

MBRレイアウトのディスクを作成する場合は、mklabel msdosを使います。

partedですべてのパーティションを削除する

もし、まだパーティションの全消去を実行してない場合(例えば、mklabelをした場合や、新しくフォーマットされたディスクの場合)は、最初にすべての既存パーティションを削除しましょう。現在のパーティションを確認するためにprintとタイプし、rm <N>とします。ここで<N>は、消去するパーティションの番号を示します。

(parted)rm 2

同様に、使用しない他のパーティションを消去します。ここで失敗は許されません。partedは変更を即座に反映します。(一方fdiskは、変更を保存、もしくはfdiskを終了する前に、それまでの変更を無効にすることができます)

パーティションを作成する

では、パーティションを作成しましょう。partedによるパーティション作成はとても難しいというわけではありません。やるべきことは次の設定をpartedに伝えることです。

  • 使用するパーティションタイプ。これは通常は"primary"となります。もしmsdosパーティションラベルを使う場合、プライマリパーティションは最大4つまでであることに留意してください。
  • パーティションの開始位置。これはMB、GB、…で指定できます。
  • パーティションの終了位置。これはMB、GB、…で指定できます。

最初に、これから使うサイズの単位がメガバイトであることを指定しましょう。(実際、メガバイトは標準的な記述ではMiBと表記されます。しかしこの文書では、もっともよく使われるMBを使います)

(parted)unit mib

まず、2MBのパーティションを作成します。このパーティションはGRUB2ブートローダが使用します。mkpartコマンドを使い、1MBから始まり、3MBで終わるパーティション(2MBのサイズ)を作成します。

(parted)mkpart primary 1 3
(parted)name 1 grub
(parted)set 1 bios_grub on
(parted)print
Model: Virtio Block Device (virtblk)
Disk /dev/sda: 20480MiB
Sector size (logical/physical): 512B/512B
Partition Table: gpt
  
Number   Start      End      Size     File system  Name   Flags
 1       1.00MiB    3.00MiB  2.00MiB               grub   bios_grub

同じやり方でブートパーティション(128MB)、スワップパーティション(この例では512MB)、残りのディスクすべてを占めるルートパーティションを作成します。(このパーティションの終わりは-1で指定します。ディスクの最終端の1MB前で、これは取りうる最大のパーティションです)

(parted)mkpart primary 3 131
(parted)name 2 boot
(parted)mkpart primary 131 643
(parted)name 3 swap
(parted)mkpart primary 643 -1
(parted)name 4 rootfs

(BIOSの代わりに)UEFIインタフェースを使う場合、ブートパーティションをEFIシステムパーティションとして設定しなければなりません。partedでは、パーティションに"boot"オプションを付けることで自動的に設定されます。

(parted)set 2 boot on

最終的に、パーティション構成は以下のようになるでしょう。

(parted)print
Model: Virtio Block Device (virtblk)
Disk /dev/sda: 20480MiB
Sector size (logical/physical): 512B/512B
Partition Table: gpt
  
Number   Start      End      Size     File system  Name   Flags
 1       1.00MiB    3.00MiB  2.00MiB               grub   bios_grub
 2       3.00MiB    131MiB   128MiB                boot   boot
 3       131MiB     643MiB   512MiB                swap
 4       643MiB     20479MiB 19836MiB              rootfs
注意
UEFIインストールでは、bootフラグおよびespフラグはブートパーティションに現われます。

quitでpartedを終了します。

別の選択肢: ディスクの分割にfdiskを使う

Note
最近の fdisk は GPT に対応しているはずなのですが、まだいくつかの問題があることが分かっています。以降の説明ではパーティションレイアウトに MBR が使われていると仮定しています。

以降の部分では、fdisk を使って例の通りにパーティションレイアウトを作成する方法を説明します。パーティションレイアウトの例は先にも示した通りです:

パーティション 説明
/dev/sda1 BIOS ブートパーティション
/dev/sda2 ブートパーティション
/dev/sda3 スワップパーティション
/dev/sda4 ルートパーティション

パーティションレイアウトはお好みで変更してください。

現在のパーティションレイアウトを表示する

fdiskは、ディスクをパーティション分割するためのポピュラーでパワフルなツールです。ディスク(我々の例では/dev/sda)に対してfdiskを起動しましょう。

root #fdisk /dev/sda
注意
GPTサポートを有効にするためには、-t gptを追加します。fdiskの最近の開発でデフォルトの動作がMBRから変わる場合、fdiskの出力を注意深く確認することをお勧めします。これ以降、この手順書ではMBRレイアウトを前提とします。

pキーを使えば、現在のディスクのパーティション構成を表示できます。

Command (m for help):p
Disk /dev/sda: 240 heads, 63 sectors, 2184 cylinders
Units = cylinders of 15120 * 512 bytes
  
   Device Boot    Start       End    Blocks   Id  System
/dev/sda1   *         1        14    105808+  83  Linux
/dev/sda2            15        49    264600   82  Linux swap
/dev/sda3            50        70    158760   83  Linux
/dev/sda4            71      2184  15981840    5  Extended
/dev/sda5            71       209   1050808+  83  Linux
/dev/sda6           210       348   1050808+  83  Linux
/dev/sda7           349       626   2101648+  83  Linux
/dev/sda8           627       904   2101648+  83  Linux
/dev/sda9           905      2184   9676768+  83  Linux

このディスクは7つのLinuxファイルシステム ("Linux" と書かれているパーティションに対応します) と1つのswapパーティション ("Linux swap" と書かれているパーティション) で構成されているようです。

fdisk ですべてのパーティションを削除する

まずは既存のパーティションを全て削除しましょう。パーティションを削除するには d と入力します。例えば /dev/sda1 を削除するにはこのようにします:

Command (m for help):d
Partition number (1-4): 1

これで指定したパーティションの削除が予約されました。パーティションの一覧 (p) にはもう現れませんが、変更を保存するまで実際の消去は行われないので、間違えて操作してしまった場合は中止することができます。すぐに q を入力して Enter を押せば、パーティションは削除されません。

p でパーティションの一覧を表示して d とパーティション番号を入力する、という作業を繰り返すと、パーティションテーブルは空っぽになります。

Command (m for help):p
Disk /dev/sda: 30.0 GB, 30005821440 bytes
240 heads, 63 sectors/track, 3876 cylinders
Units = cylinders of 15120 * 512 = 7741440 bytes
  
Device Boot    Start       End    Blocks   Id  System

さて、メモリ内のパーティションテーブルが空になり、パーティションを作る準備ができました。

BIOS ブートパーティションを作成する

まずはとても小さな BIOS ブートパーティションを作成します。新規パーティションを作るので n を入力し、p で基本パーティションを選択、1 で最初の基本パーティションを選択しましょう。開始セクタについて聞かれたら、2048 (ブートローダーのために必要です) になっていることを確認して Enter を押しましょう。終了セクタの指定では、2MB のパーティションを作るので +2M と入力します:

注意
セクタ2048から開始するというのは、ブートローダーがこのパーティションを使ってくれない時のための安全装置です。
Command (m for help):n
Command action
  e   extended
  p   primary partition (1-4)
p
Partition number (1-4): 1
First sector (64-10486533532, default 64): 2048
Last sector, +sectors +size{M,K,G} (4096-10486533532, default 10486533532): +2M

パーティションを UEFI 用にマークする場合:

Command (m for help):t
Selected partition 1
Hex code (type L to list codes): 4
Changed system type of partition 1 to 4 (BIOS boot)
注意
UEFIでMBRパーティションレイアウトを使うのはお勧めしません。UEFI対応のシステムを使うなら、GPTレイアウトにすべきです。

ブートパーティションを作成する

今度は小さなブートパーティションを作成します。新規パーティションを作るので n を入力し、p で基本パーティションを選択、2 で2番目の基本パーティションを選択しましょう。開始セクタはデフォルトのままでいいので、そのまま Enter を押します。終了セクタの指定では、128MB のパーティションを作るので +128M と入力します:

Command (m for help):n
Command action
  e   extended
  p   primary partition (1-4)
p
Partition number (1-4): 2
First sector (5198-10486533532, default 5198): (Hit enter)
Last sector, +sectors +size{M,K,G} (4096-10486533532, default 10486533532): +128M

ここで p を押すと、次のようなパーティション一覧が表示されるはずです:

Command (m for help):p
Disk /dev/sda: 30.0 GB, 30005821440 bytes
240 heads, 63 sectors/track, 3876 cylinders
Units = cylinders of 15120 * 512 = 7741440 bytes
  
   Device Boot    Start       End    Blocks   Id  System
/dev/sda1             1         3      5198+  ef  EFI (FAT-12/16/32)
/dev/sda2             3        14    105808+  83  Linux

パーティションのブート可能フラグを設定するために a を押して 2 を選んでください。もう一度 p を入力してみると、"Boot" 列に * 印がついていますね。

スワップパーティションを作成する

スワップパーティションを作成したいので、新規パーティション作成の n を入力し、p で基本パーティションを選択し、 3 で3番目の基本パーティションを選択しましょう。開始セクタの指定ではそのまま Enter を押します。終了セクタの指定では、512MB のパーティションを作るので +512M (もしくはお好みのswap領域のサイズ) と入力します。

ここまでできたら、パーティションタイプを設定するために t と入力し、今作成したパーティション 3 を選択、そしてパーティションタイプ "Linux Swap" を意味する "82" を入力します。

ルートパーティションを作成する

最後に、ルートパーティションを作成します。n で新規パーティション作成、 p で基本パーティションを選択、4番目の基本パーティションを作成するために 4 を入力、最初のセクタはそのまま Enter を押します。最後のセクタを聞かれたら、ディスクの空き領域全てをこのパーティションに割り当てたいのでそのまま Enter を押しましょう。これが終わったら、 p で次のようなパーティションテーブルが表示されるはずです:

Command (m for help):p
Disk /dev/sda: 30.0 GB, 30005821440 bytes
240 heads, 63 sectors/track, 3876 cylinders
Units = cylinders of 15120 * 512 = 7741440 bytes
  
   Device Boot    Start       End    Blocks   Id  System
/dev/sda1             1         3      5198+  ef  EFI (FAT-12/16/32)
/dev/sda2   *         3        14    105808+  83  Linux
/dev/sda3            15        81    506520   82  Linux swap
/dev/sda4            82      3876  28690200   83  Linux

パーティションのレイアウトを保存する

このパーティションレイアウトを保存して fdisk を終了するために、w を入力します。

Command (m for help):w

パーティションが作成できたら、今度はそこにファイルシステムを置きます。


ファイルシステムを作成する

はじめに

パーティションが作成できたら、その上にファイルシステムを作成します。次の節ではLinuxがサポートする各種ファイルシステムを紹介します。どのファイルシステムを使うかをすでに決めているなら、パーティションにファイルシステムを適用するへ進みましょう。そうでなければ、次の節を読んで利用可能なファイルシステムについて知るのがよいでしょう。

ファイルシステム

利用可能なファイルシステムは複数あります。そのうちいくつかはアーキテクチャamd64上で安定して動作するとされています--重要なパーティションに実験的なファイルシステムを選択するときは、事前にファイルシステムのサポート状況を十分に知っておくことを推奨します。

btrfs
スナップショット、チェックサムによる自己修復、透過的圧縮、サブボリューム、RAIDの統合など、多くの先進機能を提供する次世代のファイルシステムです。いくつかのディストリビューションはこれをすぐに使えるオプションとして提供し始めていますが、未だ製品に使える状態ではありません。ファイルシステムが壊れたという報告はよくあります。開発者はユーザーに、安全のため最新のカーネルバージョンを使うようしきりに促しています。古いカーネルには既知の問題があるからです。この状況は何年も続いており、事態が変わってきたと判断するには早すぎます。問題への修正が古いカーネルにバックポートされることは滅多にありません。このファイルシステムを使う際は十分注意を払うようにしてください。
ext2
試練を受けた本当のLinuxファイルシステムですが、メタデータジャーナリングがないため、起動時に行われる毎回のext2ファイルシステムチェックは時間のかかるものになります。今ではジャーナルの効く新世代の、整合性を非常に素早くチェックできるファイルシステムの選択肢が数多くありますから、一般的にはそちらのほうが、ジャーナルの効かない対抗馬より好まれます。ジャーナルの効くファイルシステムは、システム起動の際たまたまファイルシステムに不整合があった場合の長い遅延を防いでくれます。
ext3
ジャーナルが有効になった ext2 ファイルシステムであり、full data及びordered dataジャーナリングといった強力なジャーナリングモードに加え、高速な修復のためのメタデータジャーナリングをサポートします。HTreeインデックスによって、ほぼすべての状況で高いパフォーマンスが可能になります。簡単にいえば、ext3 はとても優れた信頼できるファイルシステムです。
ext4
もともと ext3 のフォークとして作られた ext4 は、新機能、パフォーマンスの向上と、ディスク上でのフォーマットの適度な変更による、サイズ制限の撤廃を提供します。ボリュームは1EBまで広げることができ、最大のファイルサイズは16TBです。古典的なext2/3のbitmap block割当ての代わりに、ext4 はextentを使い、大きなファイルでのパフォーマンスを向上し、断片化を減らしています。ext4は他にもより洗練されたアロケーションアルゴリズム(遅延割当てと複数ブロック割当て)を提供し、ファイルシステムドライバーに、ディスク上のデータのレイアウトを最適化するより多くの方法を与えています。ext4 は推奨される、全目的、全プラットフォームのファイルシステムです。
f2fs
Flash-Friendly File Systemはもともと、SamsungによってNANDフラッシュメモリで利用するために作られました。2016年Q2現在、このファイルシステムはまだ未熟なものと思われますが、GentooをmicroSDカードやUSBスティックや他のフラッシュベースの記憶装置にインストールする際にはすばらしい選択でしょう。
JFS
IBMの高パフォーマンスジャーナリングファイルシステムです。JFSは軽量、高速かつ信頼できる、B+木ベースのファイルシステムで、様々な条件で良いパフォーマンスが出ます。
ReiserFS
B+木ベースのジャーナルが有効なファイルシステムで、全体的に良いパフォーマンスが出ます。特に、大量の小さなファイルを扱う際は、CPUサイクルを多く消費するものの、高いパフォーマンスを得ることができます。ReiserFSは他のファイルシステムと比べるとあまり保守されていないように思われます。
XFS
メタデータジャーナリングのあるファイルシステムで、堅牢な機能セットを持ち、スケーラビリティに最適化されています。XFSはどうやら、様々なハードウェアの問題に対してはあまり寛大ではないようです。
vfat
別名FAT32。Linuxでサポートされていますが、いかなるパーミッションの設定もサポートされていません。ほとんど、他のOS(主にMicrosoft Windows)との相互運用性のために使われていますが、いくつかのシステムファームウェア(たとえばUEFI)でも必要になります。
NTFS
この "New Technology" ファイルシステムは、Microsoft Windowsのフラッグシップファイルシステムです。上記のvfatと同様、BSDやLinuxが正しく動作するために必要なパーミッション設定や拡張属性を保持しないため、ルートファイルシステムとして使うことはできません。Microsoft Windowsとの相互運用のためにのみ使うべきです(「のみ」の強調に注意してください)。

ext2、ext3、ext4を(8GB以下の)小さいパーティションに使用するときは、十分なinode数を確保できるように適切なオプションを指定してファイルシステムを作成する必要があります。mke2fs (mkfs.ext2)アプリケーションは、「inodeあたりのバイト数」を指定することで、ファイルシステムが持つべきinode数を計算することができます。もっと小さいパーティションでは、計算されたinode数よりも大きい値を設定するとよいでしょう。

ext2では、これは次のコマンドで実行できます:

root #mkfs.ext2 -T small /dev/<device>

ext3とext4では、ジャーナリングを有効にするために-jオプションを追加しましょう:

root #mkfs.ext2 -j -T small /dev/<device>

上のコマンドは通常では、「inodeあたりのバイト数」を16kBから4kBに減らすので、ファイルシステムに4倍のinode数を確保できます。比率を指定することで、さらに細かく調節することもできます:

root #mkfs.ext2 -i <ratio> /dev/<device>

パーティションにファイルシステムを適用する

パーティションまたはボリュームの上にファイルシステムを作成するには、ファイルシステムごとに異なるユーザースペースのユーティリティが利用可能です。下表でファイルシステムの名前をクリックすると、それぞれに追加の情報が得られます:

ファイルシステム 作成コマンド Minimal CD にある? パッケージ
btrfs mkfs.btrfs はい sys-fs/btrfs-progs
ext2 mkfs.ext2 はい sys-fs/e2fsprogs
ext3 mkfs.ext3 はい sys-fs/e2fsprogs
ext4 mkfs.ext4 はい sys-fs/e2fsprogs
f2fs mkfs.f2fs はい sys-fs/f2fs-tools
jfs mkfs.jfs はい sys-fs/jfsutils
reiserfs mkfs.reiserfs はい sys-fs/reiserfsprogs
xfs mkfs.xfs はい sys-fs/xfsprogs
vfat mkfs.vfat はい sys-fs/dosfstools
NTFS mkfs.ntfs はい sys-fs/ntfs3g

例えば、パーティション構造例の通りに、ブートパーティション(/dev/sda2)をext2に、ルートパーティション(/dev/sda4)をext4に設定するには、次のコマンドが使えます:

root #mkfs.ext2 /dev/sda2
root #mkfs.ext4 /dev/sda4

それでは、新しく作成したパーティション(または論理ボリューム)にファイルシステムを作成しましょう。

スワップパーティションを有効にする

mkswapはスワップパーティションを初期化するために使われるコマンドです:

root #mkswap /dev/sda3

スワップパーティションを有効化するには、swaponを使います:

root #swapon /dev/sda3

上述のコマンドで、スワップを作成して有効化しましょう。

マウント

パーティションが初期化され、ファイルシステムを格納したので、それらのパーティションをマウントする時です。 mount コマンドを使用しますが、作成されたすべてのパーティションに必要なマウントディレクトリを作成することを忘れないでください。例として、 root と boot パーティションをマウントします。

root #mount /dev/sda4 /mnt/gentoo
root #mkdir /mnt/gentoo/boot
root #mount /dev/sda2 /mnt/gentoo/boot
Note
もし/tmp/を別のパーティションに置く必要があるなら、マウントしたあと権限の変更を忘れずに行ってください:
root #chmod 1777 /mnt/gentoo/tmp
/var/tmpについても同様です。

このあと解説の中で、proc ファイルシステム(仮想的なカーネルとのインターフェース)が、他のカーネル擬似ファイルシステムと同様にマウントされますが、まず最初は、Gentooインストールファイルをインストールします。




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Initscript system
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Working with Portage
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Variables
Mixing software branches
Additional tools
Custom package repository
Advanced features
Network configuration
Getting started
Advanced configuration
Modular networking
Wireless
Adding functionality
Dynamic management


stage tarballをインストールする

日時を設定する

Gentoo をインストールする前に、日付と時刻が正しく設定されていることを確認するといいでしょう。時刻が正しく設定されていないと、おかしな結果を導くかもしれません。例えば、ベースシステムのファイルは、タイムスタンプを正確に保ったまま展開されるべきです。実際、いくつかのウェブサイトやウェブサービスでは暗号化された通信(SSL/TLS)を利用しているため、システム時刻があまりにもずれていると、インストール用ファイルをまったくダウンロードできないということもありえます!

date コマンドを実行して、現在の日付と時刻が正しいか確認してください。

root #date
Mon Oct  3 13:16:22 PDT 2016

表示された日時が間違っていたら、以下に示す方法に従って、自動または手動で更新してください。

Note
リアルタイムクロック(RTC)を搭載していないマザーボードでは、自動的にシステム時刻を時刻サーバと同期するように設定するべきでしょう。これはRTCを搭載しているけれど、バッテリーがだめになってしまったシステムについてもいえます。

自動

公式 Gentoo インストールメディアには、ntpd コマンド(net-misc/ntp パッケージを通して利用可能です)が含まれています。公式メディアには、 ntp.org 時刻サーバを指定した設定ファイルも含まれています。これによって、時刻サーバを利用して、システム時刻を UTC 時刻と自動で同期することができます。この方法はネットワーク設定を必要とし、アーキテクチャによっては利用できないかもしれません。

Warning
自動時刻同期によって犠牲になるものもあります。例えば、システムのIPアドレスや、関連するネットワークの情報が、時刻サーバ(下の例では ntp.org)に明らかにされます。プライバシーが心配なユーザーは、下記の方法でシステム時刻を設定する前に、このことを理解しておくべきです。
root #ntpd -q -g

手動

date コマンドはシステム時刻を手動設定するのにも使えます。MMDDhhmmYYYY(月(MM)、日(DD)、時(hh)、分(mm)、年(YYYY))という形式で日時を更新してください。

すべての Linux システムでは UTC で時刻を設定することが推奨されます。タイムゾーンはインストール中にあとで設定します。タイムゾーンを設定すると、時刻の表示がローカル時刻に切り替わります。

例えば、2016年の10月3日 13時16分に設定するには以下のようにします。

root #date 100313162016

stage tarballを選択する

multilib (32ビットと64ビット)

ベースとなるtarballを適切に選ぶことで、この後に続くインストールプロセスの相当な時間を短縮できます。特に適切なプロファイルを選ぶで効果があります。ステージtarballの選択はこの後のシステム設定に直接影響し、頭痛の種もしくはtwo later on down the lineを減らします。multilib tarballは64ビットのライブラリを使えるときはそれを使用し、互換性を必要とする場合は32ビットのライブラリを使用します。これはインストールされるほとんどのソフトにとってすばらしい選択肢となります。プロファイルを簡単に変更できるシステムが必要な場合は、そのプロセッサアーキテクチャにあったmultilib tarballをダウンロードしなければなりません。

大部分のユーザは、'advanced'なtar ballを選択すべきではありません。これらは特定のソフトウェアもしくはハードウェアのみに必要です。

非multilib (64ビットのみ)

システムのベースとして非multilibのtarballを選択することで、完全な64ビット環境を構築できます。これは事実上、multilibプロファイルへの変更を(可能ではありますが)困難にします。非mutilibを必要とする明確な理由がなく、単にGentooを使いたいというケースでは、非multilibを選択すべきではありません。

警告
非multilibからmutilibシステムへの変更は、Gentooの深い知識と低レベルのツールチェーンが必要だということを忘れないでください(これはおそらく私たちのToolchain developersを身震いさせるでしょう)。これは気の弱い人への警告ではなく、このガイドの範囲外になるということです。

stage tarball をダウンロードする

ルートファイルシステムがマウントされている場所、Gentooのマウントポイント(おそらく/mnt/gentoo)に移動してください。

root #cd /mnt/gentoo

インストールメディアには、stageをダウンロードするために使えるツールがいくつか含まれています。そのうちのひとつがlinksで、グラフィカル環境を必要としないメニュー形式のブラウザです。stageをダウンロードするために、Gentooミラーリストへ行きましょう。

linksでHTTPプロキシを使うには、-http-proxyオプションにプロキシのURLを渡してください。

root #links -http-proxy proxy.server.com:8080 https://www.gentoo.org/downloads/mirrors/

linksに似たlynxというブラウザもあります。linksと同じくグラフィカル環境を必要としませんが、メニューはありません。

プロキシを定義する必要があるならば、http_proxyftp_proxy変数をexportしてください。

root #export http_proxy="http://proxy.server.com:port"
root #export ftp_proxy="http://proxy.server.com:port"

ミラーリストから、近くのミラーを選んでください。通常はHTTPミラーで十分ですが、他のプロトコルも使えます。releases/amd64/autobuilds/ ディレクトリに移動してください。入手可能なすべてのstageファイルが列挙されています。ファイルは、サブアーキテクチャにちなんだ名前のサブティレクトリの中にあることもあります。ファイルを選び、Dを押してダウンロードしてください。

MinimalインストールCDのときと同じく、追加のファイルもダウンロードできます。

  • stage tarball内のファイル一覧を含む.CONTENTSファイル
  • stage ファイルの各種アルゴリズムでのチェックサムを含む.DIGESTSファイル
  • .DIGESTSと同様にstageファイルの各種アルゴリズムでのチェックサムを含み、それがGentooプロジェクトから提供されたものであることを保証するために電子署名された.DIGESTS.ascファイル

完了後、Qを押してブラウザを終了します。

stageファイルをダウンロード後、ダウンロードしたstage tarballの整合性を検証できます。opensslを使って、その出力を.DIGESTS.DIGESTS.ascファイルに含まれるチェックサムと比較してください。

例えば、SHA512チェックサムを検証するには以下を入力します。

root #openssl dgst -r -sha512 stage3-amd64-<release>.tar.bz2

sha512sumコマンドを使う方法もあります。

root #sha512sum stage3-amd64-<release>.tar.bz2

Whirlpoolチェックサムを検証する場合は以下を入力します。

root #openssl dgst -r -whirlpool stage3-amd64-<release>.tar.bz2

これらのコマンドの出力を.DIGESTS(.asc)ファイルに記録されている値と比較してください。これらの値は合致している必要があります。合致していないのなら、ダウンロードしたファイルか、ダイジェストファイルが壊れているかもしれません。

ISOファイルと同様に、チェックサムが改竄されていないことを確認するために、gpgを使って.DIGESTS.ascファイルの電子署名を検証することもできます:

root #gpg --verify stage3-amd64-<release>.tar.bz2.DIGESTS.asc

stage tarball を展開する

ここで、ダウンロードしたstageを解凍しましょう。tarを使います。

root #tar xvjpf stage3-*.tar.bz2 --xattrs

同じオプション(xvjpf--xattrs)が使われていることに留意してください。xは"解凍"を示し、v(任意)は解凍時に起きたことの詳細を出力します。jはbzip2を示し、pはパーミッションを保持すること、fは処理対象が標準入力ではなくファイルであることを示しています。最後に--xattrsはアーカイブに保存されている拡張属性を含むことを示しています。

これでステージはインストールされました。この続きはコンパイルオプションを設定するで。

コンパイルオプションを設定する

はじめに

Gentooを最適化するために、Portage(Gentooの公式なパッケージマネージャ)の挙動に影響するいくつかの変数を設定できます。これらの変数はすべて環境変数として(exportを使って)設定できますが、この場合は永続的なものではありません。設定を保存するために、Portageは設定ファイルとして/etc/portage/make.confを読み込みます。

注意
/mnt/gentoo/usr/share/portage/config/make.conf.exampleに、すべての利用可能な変数のリストが、コメント付きで記載されています。Gentooのインストールを成功させるためには、以降で示す変数だけは設定する必要があります。

これから詳しく見ていく最適化変数を設定するために、エディタ(このガイドではnanoを使います)を起動してください。

root #nano -w /mnt/gentoo/etc/portage/make.conf

make.conf.exampleファイルを読めば、記述形式は分かるでしょう。コメント行は"#"で始まり、他の行は「変数="内容"」の形式で変数を定義します。これらの変数のうちのいくつかについてこれから見ていきます。

CFLAGS と CXXFLAGS

CFLAGSCXXFLAGS変数はそれぞれ、GCC CコンパイラとC++コンパイラのための最適化フラグを定義します。この2つの変数は通常ここで定義されますが、真に最高のパフォーマンスを発揮するためには、このフラグはプログラム毎に別々に設定する必要があるでしょう。すべてのプログラムは異なるからです。しかし、それでは管理が大変なので、make.confファイルでこれらのフラグを定義します。

make.confでは、一般にシステムの応答が速くなるように最適化フラグを設定するべきです。この変数に実験的な設定を書かないでください。過剰な最適化はプログラムの挙動をおかしくすることがあり、クラッシュや誤動作の元となります。

ここではすべての最適化オプションを説明することはしません。すべてを理解するためには、GNUオンラインマニュアルやGCC infoページ(info gcc - Linuxシステムでのみ使えます)を読んでください。make.conf.exampleファイルにはたくさんの設定例と情報が含まれているので、これを読むこともお忘れなく。

最初の設定は-march=または-mtune=フラグです。これはターゲットアーキテクチャの名前を指定します。可能な選択肢はmake.conf.exampleファイル内にコメントとして書かれています。nativeを指定すると、コンパイラは(Gentooをインストールしようとしている)現在のシステムのアーキテクチャをターゲットとして選択してくれるので、よく使われます。

ふたつめの設定は-Oフラグ(ゼロではなく大文字のオー)です。これはgcc最適化クラスフラグを指定します。可能なクラスは、s(サイズ最適化)、0(ゼロ、最適化無し)、1、2、3(速度最適化)です。速度最適化については、各クラスは1段階前のクラスが持つものと同じフラグに加えて、追加のフラグを持ちます。-O2は推奨されるデフォルト設定です。-O3をシステム全体で使うと問題を起こすことが知られているので、-O2にとどめることをおすすめします。

他によく使われる最適化フラグには-pipeがあります。これは、コンパイルステージ間での連絡方法として、一時ファイルではなくパイプを使うよう指定します。生成されるコードには影響しませんが、より多くのメモリを使うようになります。メモリの少ないシステムでは、gccが強制終了するかもしれません。そのような場合には、このフラグは使わないでください。

-fomit-frame-pointerを使うと、必要の無い場合にはフレームポインタをレジスタに保持しなくなります。これはアプリケーションのデバッグ時に深刻な影響を与えるかもしれません。

CFLAGSCXXFLAGS変数を定義するときには、最適化フラグは1つの文字列として結合してください。stage3アーカイブから解凍したデフォルト値で十分でしょう。以下に例を示します:

CODE CFLAGSとCXXFLAGS変数の設定例
CFLAGS="-march=native -O2 -pipe"
# 両方の変数に同じ設定を使う
CXXFLAGS="${CFLAGS}"
注意
各種コンパイルオプションがどのようにシステムに影響するかについて、GCC最適化ガイドに詳しい情報があります。

MAKEOPTS

MAKEOPTS変数は、パッケージのインストール時にどれだけ並行してコンパルを走らせるかを定義します。CPU数(コア数)プラス1を選択するのがよい選択とされていますが、ガイドラインは常に最良とは限りません。

CODE make.confのMAKEOPTSの設定例
MAKEOPTS="-j2"

よーい、ドン!

好みの設定に合わせて/mnt/gentoo/etc/portage/make.confを変更し、保存してください。nanoではCtrl+Xで保存できます。

それではGentooベースシステムのインストールに進んでください。




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chroot する

任意自由選択: ミラーサーバーを選択する

ファイルの配布

ソースコードを短時間でダウンロードするために、速いミラーを選択することをお薦めします。Portageはmake.confの中のGENTOO_MIRRORS変数に指定されたミラー群を使用します。Gentooのミラー一覧から、インストール対象のマシンから物理的に最も近い一つ、もしくは複数のミラーを選択することができます(これらは高い頻度で最も高速になり得ます)。しかし、Gentooはmirrorselectという良いツールを提供しています。このツールは必要なミラーを選択するためによいユーザーインターフェースを提供できます。単純に選択可能なミラーが表示され、Spacebarを押せば、一つもしくは複数のミラーを選択できます。

root #mirrorselect -i -o >> /mnt/gentoo/etc/portage/make.conf

メインのGentooリポジトリ

ミラーを選択するために次に重要なステップは、/etc/portage/repos.conf/gentoo.confファイルでメインのGentooリポジトリを設定することです。このファイルはパッケージリポジトリを更新するときに必要になる同期情報を含んでいます(パッケージリポジトリは、Portageがソフトウェアパッケージをダウンロード、インストールする時に必要なすべての情報を含むebuildと関連ファイルを集めたものです)。

メインのGentooリポジトリの設定は単純な数ステップでできます。最初に(それが存在しなければ)repos.confディレクトリを作成します。

root #mkdir /mnt/gentoo/etc/portage/repos.conf

次に、Portageが提供するGentooリポジトリ設定ファイルを(新規作成した)repos.confディレクトリにコピーします。

root #cp /mnt/gentoo/usr/share/portage/config/repos.conf /mnt/gentoo/etc/portage/repos.conf/gentoo.conf

エディタで覗き見するか、catコマンドを使いましょう。そのファイルは.iniフォーマットで、以下のような記述になっているはずです。

FILE /mnt/gentoo/etc/portage/repos.conf/gentoo.conf
[gentoo]
location = /usr/portage
sync-type = rsync
sync-uri = rsync://rsync.gentoo.org/gentoo-portage
auto-sync = yes

上に記載されているデフォルトのsync-uri変数は、ローテーション可能なミラーの場所を決めています。これはGentooインフラストラクチャーの帯域にかかるストレスを軽減することに役立ち、また特定のミラーがオフラインになっている場合のバックアップとなります。よって、デフォルトのURIはそのままにしておくことが推奨されます。

地理的に近い場所にある単独のミラーを選択したい人は、デフォルトの値を編集しましょう。もう一度念を押しますが、これは全く推奨されません。しかし、必要であれば可能です。プライベートなネットワークを持つ会社内でGentooを使う人、もしくは大規模な分散環境を使う人には特に有効でしょう。

Tip
興味のある人は、PortageプロジェクトのSync articleにあるPlug-in sync APIが役に立つでしょう。

DNS 情報をコピーする

新しい環境に入る前に一つだけやるべきことが残っています。それは/etc/resolv.confに記載されているDNS情報をコピーすることです。これは新しい環境に入った後でネットワークを使うために必要です。/etc/resolv.confは、そのネットワークのネームサーバーの情報を含んでいます。

この情報をコピーするときは、cpコマンドに-Lオプションを付与することを推奨します。これは/etc/resolv.confがシンボリックリンクのときに、シンボリックリンクをコピーするのではなく、シンボリックリンクのリンク先の実ファイルをコピーします。そうしないと新しい環境でシンボリックリンクが存在しないファイルを指し示すでしょう(新しい環境では、元の環境でリンク先に指定していたファイルはほぼ利用できません)。

root #cp -L /etc/resolv.conf /mnt/gentoo/etc/

必要なファイルシステムをマウントする

もう少しで、Linuxルートは新しい場所に変わります。新しい環境を適切に動作させるために、いくつかのファイルシステムを使えるようにしなければなりません。

使えるようにしなければならないファイルシステムは以下の通りです。

  • /proc/ はLinuxカーネルから情報を引き出すための擬似ファイルシステムです(一見通常ファイルに見えますが、ファイルとしての実体はありません)。
  • /sys//proc/同様、擬似ファイルシステムです。/proc/より構造化されており、一度は/proc/を置き換えることを目的としていました。
  • /dev/は通常のファイルシステムです。一部はLinuxのデバイス管理機構(通常はudev)により管理されており、すべてのデバイスファイルを含んでいます。

/proc/は、/mnt/gentoo/proc/にマウントされるでしょう。他の2つはbindマウントされます。後者は、例えば/mnt/gentoo/sys/は事実/sys/となります(同じファイルシステムへの2番目のエントリです)。ここで/mnt/gentoo/proc/はファイルシステムの新しいエントリ(インスタンスとも言えるでしょう)となります。

root #mount -t proc proc /mnt/gentoo/proc
root #mount --rbind /sys /mnt/gentoo/sys
root #mount --make-rslave /mnt/gentoo/sys
root #mount --rbind /dev /mnt/gentoo/dev
root #mount --make-rslave /mnt/gentoo/dev
注意
インストールの後半で出てくるsystemdを使う場合、--make-rslaveが必要です。
警告
Gentoo以外のインストールメディアを使う場合、これだけでは不十分です。いくつかのディストリビューションは/run/shm/へのシンボリックリンクとして/dev/shmを作りますが、これはchroot後に無効になってしまいます。これに対応するためには、/dev/shm/をtmpfsとして適切にマウントしておくことが必要です。
root #rm /dev/shm && mkdir /dev/shm
root #mount -t tmpfs -o nosuid,nodev,noexec shm /dev/shm

また、モードを1777にセットすることを忘れないでください。

root # chmod 1777 /dev/shm

新しい環境に入る

ようやく、すべてのパーティションが初期化され、ベース環境がインストールされました。chrootを実行して新しいインストール環境に入りましょう。これは、セッションのroot(アクセスできる最も上位レベル)を、現状のインストール環境(インストールCDもしくは他のインストールメディア)から、インストールシステム(つまり初期化されたパーティション)に変更することを意味しています。これが"change root"もしくは"chroot"の意味です。

chrootは次の3ステップで実行されます。

  1. chrootコマンドによって、最上位ディレクトリを(インストールメディアの)/から(パーティションをマウントしている)/mnt/gentoo/に変更する。
  2. /etc/profileのいくつかの設定をsourceコマンドでリロードする。
  3. chroot環境であることを忘れないようするために、シェルのプロンプトを変更する。
root #chroot /mnt/gentoo /bin/bash
root #source /etc/profile
root #export PS1="(chroot) $PS1"

この時から、すべての操作は新しいGentoo Linux環境で実行されます。もちろん、まだゴールには程遠いです。その証拠にまだいくつもの章が残っていますよね(^o^)/

Mounting the boot partition

Now that the new environment has been entered, it is necessary to create and mount the /boot partition. This will be important when it is time to compile the kernel and install the bootloader:

root #mkdir /boot
root #mount /dev/sda2 /boot

Portageを設定する

Portageのスナップショットをインストールする

次にPortageのスナップショットをインストールします。このスナップショットに含まれるファイルから、Portageはどのようなソフトウェアがインストールできるのかを把握します。例えば管理者はどのプロファイルをインストールできるか知ることができます。

emerge-webrsyncがお薦めです。このコマンドは最新のPortageスナップショット(デイリーなGentooリリース)をGentooミラーの1つから取得し、システムにインストールします。 

root #emerge-webrsync
注意
この作業中、 emerge-webrsync が「/usr/portage/がない」というメッセージを出すかもしれません。これは想定内で、このディレクトリは自動的に作成されます。

この時点で、Portageはいくつかのアップデートが推奨されていることを通知するでしょう。これは、ステージ3を通してインストールされた特定のシステム関連のパッケージについて、より新しいバージョンが利用可能であることを示しています。そして新しいPortageのスナップショットがインストールされたことで、Portageはそれを認識します。このメッセージは今のところは無視しても問題なく、Gentooのインストールが完了した後で改めて実行すればよいでしょう。

任意自由選択: Gentooリポジトリを更新する

Gentooリポジトリを最新版にアップデートできます。先のemerge-webrsyncコマンドはほぼ最新の(通常は24時間以内に作成される)Portageスナップショットをインストールするため、このステップは本当に任意です。

最新(一時間以内)のパッケージ更新があるかもしれません。その更新を取り込むためにemerge --syncを実行しましょう。このコマンドはGentooリポジトリ(先程emerge-webrsyncコマンドで取得したもの)をアップデートするためにrsyncプロトコルを使用します。

root #emerge --sync

アップデートの時間を短縮するために、特定のフレームバッファもしくはシリアルコンソール等の遅いターミナルでは、--quietオプションを使うことをお薦めします。

root #emerge --sync --quiet

ニュースを読む

Gentooリポジトリの更新時、次のようなメッセージを伴う警告が出ることがあります。

CODE Portageからのニュース
 * IMPORTANT: 2 news items need reading for repository 'gentoo'.
 * Use eselect news to read news items.

Portageのニュース項目は、rsyncしたツリーを通じて、ユーザーに重要なメッセージを通知するためのコミュニケーション手段です。これらニュース項目を管理するためにeselect newsを使用します。eselectはGentooのアプリケーションで、システムの変更や操作に対する共通の管理インターフェースを提供します。この場合、eselectnewsモジュールを使うことを指示されます。

newsモジュールに対しては、主に3つの操作が使用されます。

  • listを指定すると、現在有効なニュースアイテムの概要が表示されます。
  • readを指定すると、そのニュースアイテムを読むことができます。
  • purgeを指定すると、一度購読したニュースを削除することができます。これにより、それらのニュースを二度と目にすることはないでしょう。
root #eselect news list
root #eselect news read

ニュースリーダーに関するほとんどの情報はマニュアルページを通じて得ることができます。

root #man news.eselect

適切なプロファイルを選ぶ

プロファイルはあらゆるGentooシステムの基礎を構成します。プロファイルはUSECFLAGS等の重要な変数の初期値を決めるだけではありません。プロファイルは、パッケージのバージョンを決まった範囲に固定する役目を持っています。プロファイルはGentooのPortage開発者によって完全にメンテナンスされています。

eselectを使えば、現状のプロファイルがわかります。profileモジュールを指定しましょう。

root #eselect profile list
Available profile symlink targets:
  [1]   default/linux/amd64/13.0 *
  [2]   default/linux/amd64/13.0/desktop
  [3]   default/linux/amd64/13.0/desktop/gnome
  [4]   default/linux/amd64/13.0/desktop/kde
注意
コマンドの出力は一例で、常に更新されています。

上の例の通り、いくつかのアーキテクチャではデスクトップ向けのサブプロファイルが見られるでしょう。

amd64アーキテクチャで利用可能なプロファイルを確認後、別のプロファイルを選択できます。

root #eselect profile set 2


no-multilib

純粋な64ビット環境(32ビットのアプリケーションやライブラリ無し)を選ぶには、no-multilib(非マルチライブラリ)のプロファイルを使用します。

root #eselect profile list
Available profile symlink targets:
  [1]   default/linux/amd64/13.0 *
  [2]   default/linux/amd64/13.0/desktop
  [3]   default/linux/amd64/13.0/desktop/gnome
  [4]   default/linux/amd64/13.0/desktop/kde
  [5]   default/linux/amd64/13.0/no-multilib

そして、"non-multilib" プロファイルを指定します:

root #eselect profile set 5
root #eselect profile list
Available profile symlink targets:
  [1]   default/linux/amd64/13.0
  [2]   default/linux/amd64/13.0/desktop
  [3]   default/linux/amd64/13.0/desktop/gnome
  [4]   default/linux/amd64/13.0/desktop/kde
  [5]   default/linux/amd64/13.0/no-multilib *

systemd

プロファイル名の一部にsystemdを含んだプロファイルを選択しているためにsystemdを選択しなければいけない場合は、以下を実行します。

root #eselect profile set default/linux/amd64/13.0/systemd
root #eselect profile list
Available profile symlink targets:
  [10]  default/linux/amd64/13.0/developer
  [11]  default/linux/amd64/13.0/no-multilib
  [12]  default/linux/amd64/13.0/systemd *
  [13]  default/linux/amd64/13.0/x32
  [14]  hardened/linux/amd64
Tip
上記のように、数字を含んだプロファイルに代わって、完全なプロファイル名を指定することが可能です。


注意
開発向けサブプロファイルはGentoo Linux開発向けの固有のプロファイルであり、通常のユーザーが使用するものではありません。

@worldの更新

この時点で、もし新しいシステムプロファイルを選択した場合は、@world setをアップデートするとよいでしょう。それによりベースシステムが新しいプロファイル向けに再構築されます。

このステップは、そのタイトルにsystemdを含んだプロファイルを選択した場合は必須です。なぜならGentooの公式なステージtarボールはデフォルトのinitシステムとしてOpenRCを使っているためです。なお、他のプロファイルにとってはこれは 任意 です。

root #emerge --ask --update --deep --newuse @world
Tip
フルスケールのデスクトップ環境を選択した場合、このプロセスはインストール時間を格段に長くしてしまうかもしれません。時間に追われている人は次の経験則が成り立つでしょう。「名前が短く、特定のシステムを示さないプロファイルの@world setを選択する」、「もっとも一般的な@worldセットは、より少ないパッケージのアップデートですむ」。別の言い方をすると、
  • default/linux/amd64/13.0を選択すると、パッケージのアップデートは少なくてすみます。
  • default/linux/amd64/13.0/desktop/gnome/systemdを選択すると多くのパッケージがインストールされます。なぜなら、initシステムがOpenRCからsystemdに変更され、Gnomeのデスクトップ環境がインストールされるためです。

USE変数を設定する

USEは、Gentooがユーザに提供する最もパワフルな変数の一つです。多くのプログラムに対して、決められた追加機能を含めたり、もしくは含めずにコンパイルすることが可能です。例えば、いくつかのプログラムはgtkサポートもしくはqtサポートを有効にしてコンパイルできます。別のプログラムにはSSLサポートを含めたり、もしくは含めずにコンパイルすることが可能です。いくつかのプログラムはX11サポート(Xサーバー)の代わりに、フレームバッファサポート(svgalib)と共にコンパイルできます。

多くのディストリビューションでは、各種のサポートを最大限含むようにコンパイルします。これはプログラムサイズと起動時間を増大させます。多くの依存関係を発生させることは言うまでもありません。Gentooでは、ユーザーはパッケージをコンパイルする時のオプションを定義できます。ここでUSEが登場します。

USE変数を使って、ユーザーはコンパイルオプションにマップされるキーワードを指定します。例えば、sslキーワードはSSLをサポート可能なプログラムでSSLを有効にしてコンパイルします。-XキーワードはXサーバーのサポートを含まない(最初のマイナス記号で指定)ようにコンパイルします。gnome gtk -kde -qt4は、GNOME(とGTK)サポートを遊行にして、KDE(とQt)サポートを無効にします。これにより、(もし、アーキテクチャがGNOMEをサポートしていれば)システムはGNOME向けに最大限調整されます。

デフォルトのUSEの設定は、システムによって使用されるGentooプロファイルのmake.defaultsファイルに記述されています。Gentooはプロファイルをサポートするために、(複雑な)継承システムをサポートします。これにより今の段階でUSEの詳細に立ち入る必要はありません。現在有効なUSE設定を知るためのもっとも簡単な方法は、emerge --infoを実行してUSEで始まる行を抜き出すことです。

root #emerge --info | grep ^USE
USE="X acl alsa amd64 berkdb bindist bzip2 cli cracklib crypt cxx dri ..."
注意
上記の例は出力のほとんどを省略しています。実際には、USE 変数のリストはずっとずっと長いものです。

使用可能なUSEフラグの完全な記述は、/usr/portage/profiles/use.descにあります。

root #less /usr/portage/profiles/use.desc

lessコマンドでは、キーとキーを使ってスクロールすることができます。qを押すと終了します。

例として、DVD、ALSA、CD書き込みをサポートしたKDEベースのUSE設定を示します。

root #nano -w /etc/portage/make.conf
FILE /etc/portage/make.confDVD、ALSA、CD書き込みをサポートしたKDEベースのUSE設定
USE="-gtk -gnome qt4 kde dvd alsa cdr"

/etc/portage/make.confUSEが定義されたとき、それはデフォルトのリストに追加されます(-で始まるサポートは削除されます)。デフォルトのUSE設定を無視したい、もしくはUSE設定を自身で完全に制御したいときは、make.confUSE-*で始めます。

FILE /etc/portage/make.confデフォルトのUSEフラグを無視する
USE="-* X acl alsa ..."

Optional: Using systemd as the init system

The remainder of the Gentoo Handbook focuses on OpenRC (the traditional Gentoo init system) as the default init system. If systemd is desired or if the reader will be installing GNOME 3.8 and later (which requires systemd), please consult the systemd article. It contains instructions equivalent to the instructions in the following sections of this Handbook. Specifically, it will walk the reader through various init system commands (systemctl) and systemd-specific services (such as timedatectl, hostnamectl, etc.) needed to establish a working systemd environment.

Note: Certain applications are heavily dependent on the Gnome software ecosystem and subsequently dependent on systemd. Readers who are unsure if the GNOME desktop environment will be used can migrate to a systemd profile later.

タイムゾーン

タイムゾーンを選択します。/usr/share/zoneinfo/から利用可能なタイムゾーンを探してください。そして、それを/etc/timezoneファイルに記述しましょう。

root #ls /usr/share/zoneinfo

選択したタイムゾーンがEurope/Brusselsの場合は以下となります。

root #echo "Europe/Brussels" > /etc/timezone

/usr/share/zoneinfo/Etc/GMT*のタイムゾーンは、その名前が期待されるゾーンを示していないため、避けましょう。たとえば、GMT-8は実際にはGMT+8となります。

次に、sys-libs/timezone-dataパッケージを再設定しましょう。これは/etc/timezoneを元に、/etc/localtimeをアップデートします。/etc/localtimeは、システムのCライブラリが、自身が属するタイムゾーンを知るために使われます。

root #emerge --config sys-libs/timezone-data

ロケールの設定

ほとんどのユーザは、一つもしくは二つのロケールを必要とします。

ロケールはシステムで使用する言語を指定するだけではなく、単語のソート順や日付、時間等のルールにも使用されます。

システムがサポートすべきロケールは、/etc/locale.genに記述する必要があります。

root #nano -w /etc/locale.gen

次のロケールの例では、英語(United States)とドイツ語(Germany)を(UTF-8のような)文字コードと共に指定しています。

FILE /etc/locale.genUSとDEロケールを適切な文字コードと共に有効にする
en_US ISO-8859-1
en_US.UTF-8 UTF-8
de_DE ISO-8859-1
de_DE@euro ISO-8859-15
警告
UTF-8 のロケールを少なくとも一つは有効にすることを強く勧めます。おそらくいくつかのアプリケーションはUTF-8を必要とするためです。

次にlocale-genを実行します。これにより、/etc/locale.genファイルに記載されているすべてのロケールを生成します。

root #locale-gen

現在使用可能なすべてのロケールを確認するためには、locale -aを実行してください。

この時点で、システム全体で有効になるロケールを設定できます。eselectlocaleモジュールと共に使いましょう。

eselect locale listを実行すると、利用可能なターゲットが表示されます。

root #eselect locale list
Available targets for the LANG variable:
  [1] C
  [2] POSIX
  [3] en_US
  [4] en_US.iso88591
  [5] en_US.utf8
  [6] de_DE
  [7] de_DE.iso88591
  [8] de_DE.iso885915
  [9] de_DE.utf8
  [ ] (free form)

eselect locale set VALUE を実行することで、適切なロケールを設定することができます。

root #eselect locale set 9

手動で設定する場合は、/etc/env.d/02localeを編集してください。

FILE /etc/env.d/02localeシステムのロケールをマニュアル設定する
LANG="de_DE.UTF-8"
LC_COLLATE="C"

ロケールが設定されていることを再確認してください。そうしないと、後でカーネルをビルドしたり、他のソフトをインストールした時にワーニングやエラーが出ます。

ここで、環境をリロードします。

root #env-update && source /etc/profile && export PS1="(chroot) $PS1"

私たちは、このユーザーガイドを補完するための完全なドキュメントであるローカライゼーションガイドを作成しました。他の興味深い記事は、UTF-8を有効にするための情報であるガイドUTF-8です。




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カーネルソースのインストール

すべてのディストリビューションが構築されるその中心にあるのがLinuxカーネルです。カーネルレイヤーはユーザープログラムとハードウェアの間に存在します。Gentooではカーネルソースについて複数の選択肢があります。説明付きのすべてのカーネルソースのリストは、Kernel overview pageで見ることができます。

amd64ベースのシステムのために、Gentooは sys-kernel/gentoo-sourcesパッケージを推奨しています。

適切なカーネルソースを選択して、emergeでインストールします。

root #emerge --ask sys-kernel/gentoo-sources

このコマンドはカーネルソースを/usr/src/にインストールします。このディレクトリにあるlinuxがインストールされたカーネルソースへのシンボリックリンクとなります。

root #ls -l /usr/src/linux
lrwxrwxrwx    1 root   root    12 Oct 13 11:04 /usr/src/linux -> linux-3.16.5-gentoo

これで、カーネルソースを設定、コンパイルする準備が整いました。この設定およびコンパイルには二つのアプローチがあります。

  1. カーネルをマニュアルで設定およびビルドする。
  2. Linuxカーネルを自動的にビルド・インストールするgenkernelを使用する。

ここでは、環境を最適化するのに最も適した"マニュアル設定"をデフォルトとして説明します。

デフォルト: マニュアル設定

はじめに

カーネルのマニュアル設定は、しばしばLinuxユーザーがしなければならない最も難しい手続きと考えられます。これは真実ではありません。カーネルを数回設定してみれば、それが難しいと言われていたことなど忘れてしまうでしょう。

しかし、一つだけ真実があります。カーネルをマニュアルで設定する時、ハードウェア情報を知ることはとても役に立ちます。ほとんどの情報は、lspciコマンドを含むsys-apps/pciutilsをインストールすることで得られます。

root #emerge --ask sys-apps/pciutils
注意
chroot環境では、lspciが出力していると思われる(pcilib: cannot open /sys/bus/pci/devicesのような)pcilibの警告は、無視しても構いません。

システム情報を得るための別の方法は、lsmodを使ってインストールCDが使っているカーネルモジュールを把握することです。その情報は何を有効にすべきかとてもよいヒントを与えてくれるでしょう。

では、カーネルソースがあるディレクトリに移動して、make menuconfigを実行しましょう。このコマンドはメニューベースの設定画面を起動します。

root #cd /usr/src/linux
root #make menuconfig

Linuxカーネルの設定はとても多くのセクションを持っています。まず最初にいくつかの必須オプションを述べましょう(そうでない場合、Gentooは動作しない、もしくは追加の処置なしには正しく動作しません)。 Gentoo wikiのGentoo カーネルコンフィグレーションガイドには、さらに役立つ記述があるでしょう。

必須オプションを有効にする

システムのブートに必須となるドライバ(SCSIコントローラ等)は、モジュールではなく、カーネルの一部としてコンパイルしなければなりません。そうでないと、システムは全くブートできないでしょう。

次に正確なプロセッサタイプを選択します。このとき、もし使えるのであればMCE機能を有効にすることが推奨されます。これによりハードウェアの異常が通知されるようになるでしょう。いくつかのアーキテクチャ(x86_64)で、これらのエラーはdmesgでは確認できませんが、/dev/mcelogにログが残ります。この機能を有効にするためにapp-admin/mcelogパッケージが必要になります。

また、Maintain a devtmpfs file system to mount at /devを選択することで、必須となるデバイスファイルがブートプロセスの初期段階で使えるようになります。

KERNEL devtmpfsサポートを有効にする
Device Drivers --->
  Generic Driver Options --->
    [*] Maintain a devtmpfs filesystem to mount at /dev
    [ ]   Automount devtmpfs at /dev, after the kernel mounted the rootfs

次にFile Systemsで、使用するファイルシステムに必要なサポートを選択しましょう。ルートファイルシステムに使われるファイルシステムをモジュールとしてコンパイルしてはいけません。モジュールにした場合、Gentooシステムはパーティションをマウントできないでしょう。また、ここでVirtual memory/proc file systemを選択してください。

KERNEL 必要なファイルシステムを選択する
File systems --->
(Select one or more of the following options as needed by your system)
  <*> Second extended fs support
  <*> Ext3 journalling file system support
  <*> The Extended 4 (ext4) filesystem
  <*> Reiserfs support
  <*> JFS filesystem support
  <*> XFS filesystem support
  ...
  Pseudo Filesystems --->
    [*] /proc file system support
    [*] Virtual memory file system support (former shm fs)

もしインターネットに接続するために、PPPoEもしくはダイヤルアップモデムを使う場合、次のオプションを有効にしてください。

KERNEL PPPoEに必要なドライバを選択する
Device Drivers --->
  Network device support --->
    <*> PPP (point-to-point protocol) support
    <*>   PPP support for async serial ports
    <*>   PPP support for sync tty ports

2つの圧縮オプションは選択しても差し支えありませんが、必須というわけでもありません。PPP over Ethernetオプションも同様です。これはカーネルモードのPPPoEをするために設定された時だけにpppによって使用されるものです。

カーネルにネットワークカード(イーサネットもしくはワイヤレス)のサポートを組み込むことを忘れてはいけません。

多くのシステムではマルチコアを使用できます。Symmetric multi-processing supportを有効にすることは重要です。

KERNEL SMPサポートを有効にする
Processor type and features  --->
  [*] Symmetric multi-processing support
注意
マルチコアシステムでは、それぞれのコアが1プロセッサとカウントされます。

USB接続の入力装置(キーボードやマウス)を使用している場合、以下を必ず有効にしてください。

KERNEL 入力装置のためにUSBサポートを有効にする
Device Drivers --->
  [*] HID Devices  --->
    <*>   USB Human Interface Device (full HID) support


アーキテクチャに即したカーネルコンフィグ

32ビットプログラムもサポートさせたい(マルチライブラリ)のならば、IA32 エミュレーションを有効にすることを忘れないでください。Gentoo は、デフォルト設定ではマルチライブラリシステム(32ビット・64ビット両方の演算)をインストールします。そのため、no-multilib プロファイルを選択しないかぎりは、IA32 エミュレーションを有効にしなければなりません。

KERNEL プロセッサの型式と機能を選択
Processor type and features  --->
   [ ] Machine Check / overheating reporting 
   [ ]   Intel MCE Features
   [ ]   AMD MCE Features
  Processor family (AMD-Opteron/Athlon64)  --->
    ( ) Opteron/Athlon64/Hammer/K8
    ( ) Intel P4 / older Netburst based Xeon
    ( ) Core 2/newer Xeon
    ( ) Intel Atom
    ( ) Generic-x86-64
Executable file formats / Emulations  --->
   [*] IA32 Emulation

Enable GPT partition label support if that was used previously when partitioning the disk (CONFIG_PARTITION_ADVANCED and CONFIG_EFI_PARTITION):

KERNEL Enable support for GPT
-*- Enable the block layer --->
   Partition Types --->
      [*] Advanced partition selection
      [*] EFI GUID Partition support

システムブートに UEFI を用いている場合には、Linux カーネルの EFI スタブサポートと EFI 変数を有効にしましょう:

KERNEL Enable support for UEFI
Processor type and features  --->
    [*] EFI runtime service support 
    [*]   EFI stub support
    [*]     EFI mixed-mode support
 
Firmware Drivers  --->
    EFI (Extensible Firmware Interface) Support  --->
        <*> EFI Variable Support via sysfs

コンパイルおよびインストール

さあ、カーネルのコンフィグレーションが完了し、コンパイルとインストールをする時がきました。コンフィグレーションを終了させ、コンパイル作業を開始しましょう:

root #make && make modules_install
注意
make -jX とすることで、ビルドを並行処理させることができます( X には、並行処理を許可するビルドプロセスの数を整数で指定します。 /etc/portage/make.conf の説明中の、 MAKEOPTS 変数についてと同様です。

カーネルのコンパイルが完了したら、カーネルのイメージを /boot/ にコピーします。これは make install コマンドで行います。

root #make install

カーネルイメージとともに、System.map ファイルやカーネルコンフィグファイルも、 /boot/ にコピーされます。


任意自由選択: initramfsのビルド

いくつかの特別なケースでinitramfs(起動時のRAMベースのファイルシステム)のビルドが必要になります。最もよくある理由は、重要なディレクトリ(/usr//var/等)が別パーティションにある場合です。initramfsがあれば、initramfsの中にあるツールを使うことで、これらのパーティションをマウントすることができます。

initramfsがないケースで、ファイルシステムをマウントするツールがそのファイルシステムの中にある情報を必要としている場合、大きなリスクを負うことになります。initramfsはカーネルブートの直後かつ制御がinitツールに移る前に必要なファイルをアーカイブに引き込みます。initramfsのスクリプトはシステムがブートを継続するために必要なパーティションを正しくマウントすることを保証します。

initramfsをインストールするために、最初にsys-kernel/genkernelをインストールしましょう。そしてinitramfsを生成します。

root #emerge --ask sys-kernel/genkernel
root #genkernel --install initramfs

lvmやraid等の特別なサポートをinitramfsで有効にするために、genkernelに適切なオプションを与えてください。詳しい情報については、genkernel --helpを参照してください。次の例では、LVMとソフトウェアRAID (mdadm)を有効にしています。

root #genkernel --lvm --mdadm --install initramfs

initramfsは/boot/に保存されます。生成されるファイルは単純にinitramfsで始まります。

root #ls /boot/initramfs*

次はカーネルモジュールです。

別の方法: genkernelを使用する

もしマニュアル設定に気後れしてしまった場合、genkernelがお薦めです。genkernelは自動的にカーネルを設定、ビルドします。

genkernelはインストールCDのカーネルが自動的に設定されるのとほぼ同じ方法でカーネルを設定します。これはカーネルのビルドにgenkernelを使った場合、インストールCDと同じようにブート時にすべてのハードウェアを検出することを意味します。genkernelはいかなるカーネルのマニュアル設定も要求しないため、ユーザー自身のカーネルをコンパイルすることを好まないユーザには理想的なソリューションです。

では、genkernelの使い方を見てみましょう。最初にsys-kernel/genkernelをemergeします。

root #emerge --ask sys-kernel/genkernel

次に、/etc/fstabファイルを編集します。2番目のフィールドに/boot/を含む行は、その1番目のフィールドで正しいデバイス指定します。もしハンドブックのパーティショニング例の通りであれば、このデバイスはほぼ間違いなくext2ファイルシステムを持つ/dev/sda2でしょう。この場合、エントリは次のようになります。

root #nano -w /etc/fstab
FILE /etc/fstab/bootマウントポイントを設定する
/dev/sda2	/boot	ext2	defaults	0 2
注意
Gentooインストールでは、/etc/fstabはさらにもう一回編集されますが、/bootの設定はgenkernelアプリケーションがそれを読み込むために今必要です

genkernel allを実行してカーネルソースをコンパイルしましょう。ただ、genkernelはほとんどすべてのハードウェアをサポートするカーネルを生成するため、コンパイルが完了するまでにかなりの時間が必要になることに注意しましょう。

注意
もしブートパーティションがファイルシステムとしてext2もext3も使用していない場合、おそらく、genkernel --menuconfig allを使ってマニュアルでカーネルを設定し、カーネルにこの特別なファイルシステムを(モジュールではなく)組み込む必要があるでしょう。また、LVM2のユーザーはおそらく引数に--lvmを加えることになるでしょう。
root #genkernel all

genkernel完了後、カーネル、モジュール群、初期RAMディスク(initramfs)が生成されるでしょう。このドキュメントの後半でブートローダーを設定する際、このカーネルとinitrdを使うことになります。ブートローダーの設定に必要になるため、カーネルとinitrdの名前をメモしておきましょう。"真の"システムが起動する前に(インストールCDがするように)ハードウェアを自動的に検出しなければならないため、initrdはブート後すぐに起動します。

root #ls /boot/kernel* /boot/initramfs*

カーネルモジュール

モジュールの設定

/etc/conf.d/modulesに自動的にロードしなければならないモジュールを記載してください。必要であれば、モジュールに追加のオプションを与えることもできます。

すべての利用可能なモジュールを把握するためには、次のfindコマンドを実行してください。"<kernel version>"をたった今コンパイルしたカーネルのバージョンで置き換えることを忘れないでください。

root #find /lib/modules/<kernel version>/ -type f -iname '*.o' -or -iname '*.ko' | less

たとえば、3c59x.koモジュール(特定の3Comネットワークカード)を自動的にロードするためには、/etc/conf.d/modulesにモジュール名を記載してください。

root #nano -w /etc/conf.d/modules
modules="3c59x"

では、システムの設定に進み、インストールを続けましょう。

任意自由選択: ファームウェアのインストール

いくつかのドライバは、動作可能にするために追加のファームウェアのインストールを必要とします。これはしばしばネットワークインターフェース、特に無線ネットワークで必要になります。ファームウェアの多くはsys-kernel/linux-firmwareにパッケージされています。

root #emerge --ask sys-kernel/linux-firmware




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ファイルシステムの情報

fstabについて

Linuxでは、システムで使用するすべてのパーティションは/etc/fstabに記載されていなければなりません。このファイルは、これらパーティションのマウントポイント(これらはファイルシステムに存在しなければなりません)、どのようにマウントされるべきか、また特別なオプション(自動マウントかそうでないか、ユーザー権限でマウントできるかどうか等)を定義します。

fstabファイルを作成する

/etc/fstabファイルは表のように記述します。それぞれの行はスペース(一つまたは複数のスペース、タブ、もしくはその組み合わせ)で区切られる6つのフィールドを持ちます。それぞれのフィールドの意味は以下の通りです。

  1. 最初のフィールドは使用するパーティションを示します。(デバイスファイルのパス)
  2. 2番目のフィールドはそのパーティションがマウントされるマウントポイントを示します。
  3. 3番目のフィールドはそのパーティションのファイルシステムを示します。
  4. 4番目のフィールドは、そのパーティションをマウントするmountコマンドが使用するオプションを示します。すべてのファイルシステムは、固有のマウントオプションを持っています。ユーザーはマウントコマンドのmanページ(man mount)を参照することですべてのオプションを確認できます。複数のマウントオプションを記述する場合はカンマで区切ります。
  5. 5番目のフィールドはそのパーティションをdumpでダンプするかどうかを示しています。このフィールドは通常0(ゼロ)のままにしておいてかまいません。
  6. 6番目のフィールドは、直前のシャットダウンが正常に完了しなかったときに、fsckが各パーティションをどの順番でチェックするか示しています。ルートファイルシステムは1であるべきです。残りのファイルシステムは2(ファイルシステムチェックが不要であれば0)に設定しましょう。
重要
Gentooが提供するデフォルトの/etc/fstabファイルは適切な記述ではありません。テンプレートとしてのみ使用してください
root #nano -w /etc/fstab

これ以降、パーティションとして、デフォルトのブロックデバイスファイルである/dev/sd*を使います。

パーティションラベルとUUID

GPTルートを選択した人は、/etc/fstab でパーティションを定義する際に '頑丈' な方法を使うことができます。GPTフォーマットされたデバイスでは、ブロックデバイスのパーティションを識別するのにパーティションラベルやパーティションのUUIDを使うことができます。ラベルとUUIDは端末で blkid コマンドを実行すると簡単に調べられます:

root #blkid

ラベルも絶対にとは言えないのに対し、fstab でUUIDを使ったパーティション指定を使えば、ブートローダーがパーティション検出に迷うことはありません。ブロックデバイスファイルが変わったとしてもです。従来のブロックデバイスファイル (/dev/sd*N) を使った指定は、SATAブロックデバイスの追加・削除とシステムの再起動が頻繁に行われるシステムでは危険です。

ブロックデバイスのファイル名は様々な要素 (例えばディスクがどんな順番でいくつ接続されているか) によって変化します。つまり、ディスクの順序を頻繁にいじったりしない限りは、デフォルトのブロックデバイスファイルを使うのはシンプルで素直な方法です。

では、/boot/パーティションをどのように記述すればよいか見てみましょう。これは一つの例です。実際はインストール手順の最初に決めたパーティション構成通りに修正しなければなりません。ここでは amd64 のパーティション構成の例として、ext2ファイルシステムを使う/dev/sda2パーティションを/boot/にします。このパーティションはブート中にチェックされなければなりません。fstabは以下のようになるでしょう。

FILE /etc/fstab/etc/fstabの/boot行の例
/dev/sda2   /boot     ext2    defaults        0 2

あるユーザーはセキュリティを向上させるために/boot/パーティションを自動的にマウントしたくないかもしれません。その場合はdefaultsnoautoで置き換えてください。これは、そのパーティションを使いたいときは都度手動でマウントしなければならないことを意味します。

実際のパーティション構成にあわせたルールや、CD-ROMドライブのためのルールを追加してください。他にパーティションやドライブがあれば、それも忘れずに追加しておきましょう。

以下は、より詳細な/etc/fstabの例です。

FILE /etc/fstab完全な/etc/fstabの例
/dev/sda2   /boot        ext2    defaults,noatime     0 2
/dev/sda3   none         swap    sw                   0 0
/dev/sda4   /            ext4    noatime              0 1
  
/dev/cdrom  /mnt/cdrom   auto    noauto,user          0 0

3番目のフィールドでautoを使う場合、mountコマンドはそのパーティションのファイルシステムが何かを推測します。これは様々なファイルシステムを使う可能性があるリムーバルメディアで推奨されます。4番目のuserオプションで、ルート権限を持たないユーザーがCDをマウントできるようになります。

パフォーマンスを改善するために、多くのユーザーはマウントオプションとしてnoatimeオプションを付け加えたいと考えるでしょう。アクセス時間が記録されないので、結果としてより高速なシステムになります(一般的にこの記録はほとんど必要ありません)。TRIMコマンドが動くようにdiscardオプション(現時点ではext4とbtrfsのみ)を使ってSSDをマウントする場合も、noatimeオプションを付けるとよいでしょう。

再度/etc/fstabを確認して、保存、エディタを終了します。

ネットワーク接続のための情報

ホストとドメインのための情報

さて、PCには名前をつけなければいけません。至極簡単に思えますが多くのユーザーはPCに名前を付けるのに苦労しています。事を早く進めるために、選んだ名前は後で変更できることを知っておいてください。判りやすいように、ここでは単にマシンをtux、ドメイン名をhomenetworkと呼ぶことにします。

root #nano -w /etc/conf.d/hostname
# hostname変数にホスト名を設定する。
hostname="tux"

次に、もしドメイン名が必要なら、/etc/conf.d/netに設定します。ISPやネットワーク管理者からそう言われているか、DNSサーバがありDHCPサーバがない場合には、ドメイン名が必要になります。もし、ダイナミックIPアドレスやネットワーク設定のためにDHCPを使っている場合は、DNSやドメイン名は気にしなくても構いません。

注意
デフォルトで/etc/conf.d/netが無い場合、新規作成する必要があります。
root #nano -w /etc/conf.d/net
# dns_domain_lo変数にドメイン名を設定する。
dns_domain_lo="homenetwork"
注意
もしドメイン名を設定しない場合、ログイン画面に"This is hostname.(none)"というメッセージが現れるでしょう。これは/etc/issueを編集して、.\Oを消去することで対策できます。

もし、NISドメインが必要であれば(それが何かを知らないユーザは必要ありません)、以下のように定義してください。

root #nano -w /etc/conf.d/net
# nis_domain_lo変数にNISドメイン名を設定。
nis_domain_lo="my-nisdomain"
注意
DNSとNISの設定詳細については、/usr/share/doc/netifrc-*/net.example.bz2にある例を参照してください。このファイルはbzlessで読むことができます。また、DNS/NIS設定を管理する場合、net-dns/openresolvをインストールすることは興味深いでしょう。

ネットワークを設定する

Gentoo Linuxをインストールしている間、ネットワークが使えるように設定されています。しかし、それはインストールCDのためのネットワーク設定であり、インストールされた環境のためのものではありません。では、インストールされたGentoo Linuxのネットワークを設定しましょう。

注意
bonding、ブリッジ、802.1Q VLAN、無線ネットワークに間するより詳細な情報は、Gentoo Network Configurationセクションを参照してください。

すべてのネットワーク設定は/etc/conf.d/netにあります。直接的ではありますが、おそらく直感で理解できる構文ではありません。しかし恐れることはありません。すべては以下で説明されます。/usr/share/doc/netifrc-*/net.example.bz2に、多くの異なる設定に対して完全にコメントが付与された例が記載されています。

最初に net-misc/netifrc をインストールします。

root #emerge --ask --noreplace net-misc/netifrc

DHCPはデフォルトで使用されます。DHCPを動かすために、DHCPクライアントをインストールしなければなりません。これは Installing Necessary System Toolsで説明されます。

もし、特別なDHCPのオプションを設定している、もしくはDHCPをまったく使いたくない等の理由で、ネットワーク接続をしなければならないときは、/etc/conf.d/netを編集します。

root #nano -w /etc/conf.d/net

IPアドレスとルーティングを設定するのはconfig_eth0routes_eth0です。

注意
ここではネットワークインターフェイスがeth0であると仮定していますが、これはシステムによって違います。もし、最近のインストールメディアから起動しているのであれば、インストール時と同じインターフェイス名が使われると思ってよいでしょう。より詳しい情報はNetwork Interface Namingを参照してください。
FILE /etc/conf.d/net
config_eth0="192.168.0.2 netmask 255.255.255.0 brd 192.168.0.255"
routes_eth0="default via 192.168.0.1"

DHCPを使う場合は、config_eth0を設定してください。

FILE /etc/conf.d/netDHCPの定義
config_eth0="dhcp"

使用可能なオプションのリストについては、/usr/share/doc/netifrc-*/net.example.bz2を参照してください。もし特定のDHCPを設定しなければならないときは、DHCPクライアントのmanページも必ず読みましょう。

もし、システムが複数のネットワークインターフェースを持っている場合は、config_eth1config_eth2、…に対して上記の手順を繰り返してください。

設定を保存し、エディタを終了しましょう。

起動時に自動でネットワーク接続する

ブート時にネットワークインターフェースを有効にする場合は、デフォルトランレベルにそれらを追加する必要があります。

root #cd /etc/init.d
root #ln -s net.lo net.eth0
root #rc-update add net.eth0 default

もし、複数のネットワークインターフェースがある場合は、net.eth0と同じ方法で、適切なnet.*ファイルを作成しなければなりません。

もし、ブート後、ネットワークインターフェース名(現在、このドキュメントではeth0と記述)が間違っていた場合、次の手順で修正してください。

  1. 正しいインターフェース名で/etc/conf.d/netファイルを更新します。(例えばeth0enp3s0と修正)
  2. 新しいシンボリックリンクを作成。(例えば/etc/init.d/net.enp3s0
  3. 古いシンボリックリンクを消去。(rm /etc/init.d/net.eth0
  4. 新しいスクリプトをデフォルトランレベルに追加。
  5. rc-update del net.eth0 defaultで古いスクリプトを消去。

hostsファイル

次に、ネットワーク環境をLinuxに伝えます。これは/etc/hostsに定義され、ネームサーバでは解決できないホストについて、ホスト名からIPアドレスを決められるようになります。

root #nano -w /etc/hosts
FILE /etc/hostsネットワーク情報の記述
# 以下は本システムの定義です。必ず設定されなければなりません。
127.0.0.1     tux.homenetwork tux localhost
  
# ネットワーク上にあるその他のホストの定義です。任意設定です。
192.168.0.5   jenny.homenetwork jenny
192.168.0.6   benny.homenetwork benny

設定をセーブし、エディタを終了しましょう。

任意自由選択: PCMCIAを機能させる

PCMCIAユーザーは、sys-apps/pcmciautilsパッケージをインストールする必要があります。

root #emerge --ask sys-apps/pcmciautils

システム情報

rootパスワード

passwdコマンドでルートのパスワードを設定します。

root #passwd

ルートアカウントはとてもパワフルなアカウントなので、強いパスワードを与えてください。後で、日常の作業のための一般ユーザーアカウントを作成します。

initとboot設定

(少なくともOpenRCを使っているときは)Gentooは、システムのサービス、スタートアップ、シャットダウンの設定に/etc/rc.confを使います。/etc/rc.confを開いて、ファイル中のすべてのコメントを楽しみましょう。設定をレビューして、必要な箇所を変更してください。

root #nano -w /etc/rc.conf

次に、キーボードを設定するために/etc/conf.d/keymapsを開いて、正しいキーボードを選択、設定します。

root #nano -w /etc/conf.d/keymaps

keymap変数に特に注意してください。もしキーマップを間違えた場合、キーボードを叩くたびに、奇妙な現象が起こるでしょう。

最後に、クロック設定をするために/etc/conf.d/hwclockを編集します。個々の好みに合わせて設定できます。

root #nano -w /etc/conf.d/hwclock

もし、ハードウェアクロックがUTCになっていない場合、このファイルにclock="local"を記述しなければなりません。そうでない場合、クロックスキューが発生するでしょう。




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システムロガー

同じ機能が複数のパッケージによって提供されるツールがいくつかあります。そういったツールはstage3アーカイブには含まれていません。どのパッケージをインストールしたいのかをあなた次第で選んでください。

まずシステムにロギング機能を提供するツールを決定しましょう。UnixとLinuxでは歴史をかけて素晴らしいログ機能を発展させてきました -- お望みならログファイルにシステムで起こった全てを記録できます。これはシステムロガーを使って行ないます。

Gentooでは複数のシステムロガーから使いたいものを選択することができます。このうちのいくつかを紹介します。

  • app-admin/sysklogdは、システムのログを取得するための伝統的なデーモンを集めたものです。デフォルトのログ設定をそのまま使ってもうまく働くので、このパッケージは初心者にはいい選択肢です。
  • app-admin/syslog-ngは、進化したシステムロガーです。1つの大きなファイルにログを取る以上のことをするには、何らかの設定が必要です。更に上級のユーザは、ロギングの発展性に基いてこのパッケージを選択できます。スマートなロギングのためには追加の設定が必要になることに注意してください。
  • app-admin/metalogは、高度な設定ができるシステムロガーです。

Portageツリーにはまだまだ他の選択肢があることでしょう。日毎にPortageツリーのパッケージは増えていますから。

もしsysklogdかsyslog-ngを使おうと思っているなら、これらのシステムログツールにはログファイルをローテーションする機構が無いので、後でapp-admin/logrotateをインストールしましょう。

選択したシステムログツールをインストールするには、それをemergeして、rc-updateを使ってデフォルトのランレベルにスクリプトを追加してください。次の例ではapp-admin/sysklogdをインストールします。

root #emerge --ask app-admin/sysklogd
root #rc-update add sysklogd default

任意自由選択: cronデーモン

次はcronデーモンです。cronデーモンは入れても入れなくてもよく、システムに必須ではありませんが、インストールしておくのが賢明でしょう。

cronデーモンは予定されたコマンドを実行します。定期的(例えば日毎、週毎、月毎)にあるコマンドを実行する必要があるならとても重宝します。

Gentooではいくつものcronデーモンを提供しています。例をあげると sys-process/bcronsys-process/dcronsys-process/fcron、そしてsys-process/cronieです。その内の1つをインストールするのはシステムロガーをインストールするのに似ています。次の例はsys-process/cronieをインストールします。

root #emerge --ask sys-process/cronie
root #rc-update add cronie default

dcronかfcronを使う場合、初期設定のための追加コマンドが必要です。

root #crontab /etc/crontab

任意自由選択: ファイルのインデックスを作成

より高速なファイル検索のためにファイルシステム中の各ファイルのインデックスを作成するときは、sys-apps/mlocateをインストールしてください。

root #emerge --ask sys-apps/mlocate

任意自由選択: リモートアクセス

インストール後、システムにリモートからアクセスできるようにするためには、sshdをデフォルトのランレベルに追加してください。

root #rc-update add sshd default

(たとえばリモートサーバで)シリアルコンソールからアクセスしなければならない場合、/etc/inittabのシリアルコンソールの部分のコメントを外します。

root #nano -w /etc/inittab
# SERIAL CONSOLES
s0:12345:respawn:/sbin/agetty 9600 ttyS0 vt100
s1:12345:respawn:/sbin/agetty 9600 ttyS1 vt100

ファイルシステムツール

使っているファイルシステムよって、(ファイルシステムの整合性をチェックしたり、追加のファイルシステムを作成する等のために)必須のファイルシステムツールをインストールする必要があります。ext2/ext3/ext4ファイルシステムを管理するためのツール(sys-fs/e2fsprogs)は@system セットの一部としてインストール済みであることに注意してください。

次の表は、ファイルシステム毎にどのツールをインストールすべきかを示します。

ファイルシステム パッケージ
Ext2, 3, 4 sys-fs/e2fsprogs
XFS sys-fs/xfsprogs
ReiserFS sys-fs/reiserfsprogs
JFS sys-fs/jfsutils
VFAT (FAT32, ...) sys-fs/dosfstools
Btrfs sys-fs/btrfs-progs
Tip
Gentooのファイルシステムについてのさらなる情報は、ファイルシステムの記事を参照してください。

ネットワークツール

もし、追加のネットワークツールを必要としない場合、ブートローダーに進みましょう。

DHCPクライアントをインストールする

重要
DHCPはあくまで任意選択ですが、多くのユーザはネットワークに接続するためにDHCPクライアントが必要になるでしょう。この機会にDHCPクライアントをインストールしましょう。もしこの設定を忘れた場合、ネットワークに接続できないことになり、これによりDHCPクライアントがダウンロードできなくなってしまいます。

netifrcスクリプトを使用して、一つ以上のネットワークに自動的にIPアドレスを付与するときは、DHCPクライアントをインストールする必要があります。Gentooリポジトリには多くのDHCPクライアントがありますが、net-misc/dhcpcdがお薦めです。

root #emerge --ask net-misc/dhcpcd

dhcpcd articledhcpcdに関するより多くの情報があります。

任意自由選択: PPPoEクライアントのインストール

もしインターネットに接続するためにPPPを使うのであれば、net-dialup/pppパッケージをインストールします。

root #emerge --ask net-dialup/ppp

次はブートローダーです。




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ブートローダーを選ぶ

これまでLinuxカーネルを設定すると共に、システムツールをインストールし、設定ファイルを修正してきました。そして今、最も重要なLinuxインストールの最後の一片をインストールします。それがブートローダーです。

ブートローダーは、ブート中にLinuxカーネルを起動することに責任を負っています。ブートローダーがないと、システムは電源ボタンが押されたときに、どう事を進めればいいのかわからなくなってしまいます。

amd64 に対して私たちは、 BIOS ベースのシステムについては GRUB2 または LILO を設定する方法を、UEFI システムについては GRUB2 または efibootmgr を設定する方法を文書化しています。

このセクションでは、ブートローダーパッケージの "emerge" と、ブートローダーのシステムへの "インストール" という表現を使っています。ここでいう "emerge" とは Portage を使ってソフトウェアパッケージがシステムで利用できるようにすることです。そして "インストール" はブートローダーが必要なファイルをコピーしたりディスク上の特定の領域に変更を加えることで、ブートローダーを有効化し次回起動時に使用可能な状態にすることを指します。

デフォルト: GRUB2

かつて Gentoo Linux では、現在 GRUB Legacy と呼ばれているものを推奨ブートローダーとして使っていました。名前の示す通り、この古い GRUB パッケージはもう活発に維持されておらず、 GRUB2 に取って代わられました。レガシーな GRUB についての詳しい情報は、 Gentoo Wiki の GRUB の記事を参照してください。

デフォルトでは、大半の Gentoo システムが GRUB Legacy の後継である GRUB2 (sys-boot/grub パッケージで利用できます) を使用しています。GRUB2 は追加の設定なしに従来の BIOS システムで使うことができ、それ以外のプラットフォームでもビルド前のわずかな設定で済みます。詳しくは、 GRUB2 ページの 前提条件 節をご覧ください。

Emerge

MBR パーティションテーブルのみをサポートする従来の BIOS システムを使う場合、GRUBをインストールするのに追加の設定は必要ありません:

root #emerge --ask --verbose sys-boot/grub:2

UEFI ユーザーの方へ: 上記のコマンドを実行すると、現在有効な GRUB_PLATFORMS 値が表示されます。UEFI 対応のシステムでは GRUB_PLATFORMS="efi-64" が有効になっていることを確認してください (これがデフォルトです) 。もし有効になっていなければ、GRUB2 パッケージを EFI の機能付きでビルドするために、 GRUB2 を emerge する前に /etc/portage/make.confGRUB_PLATFORMS="efi-64" を追加しなければなりません。

root #echo 'GRUB_PLATFORMS="efi-64"' >> /etc/portage/make.conf
root #emerge --ask sys-boot/grub:2
なんらかの経緯で GRUB_PLATFORMS="efi-64" を有効にしていない状態で GRUB2 が emerge されてしまった場合は、この行を make.conf に追加して、 emerge--update --newuse オプションを渡せば、 world パッケージセット の依存関係を再計算することができます:
root #emerge --ask --update --newuse --verbose sys-boot/grub:2

これで GRUB2 ソフトウェアがシステムに emerge されましたが、インストールが終わったわけではありません。

インストール

つぎに、 grub-install コマンドを使って、必要な GRUB2 ファイルを /boot/grub/ ディレクトリにインストールします。もし(システムがブートする)一番目のディスクにインストールするなら、 /dev/sda ですので、以下のどちらかのコマンドでインストールすることができます:

  • BIOS を利用する場合:
root #grub-install /dev/sda
  • UEFI を利用する場合:
Important
grub-install を実行する前に EFI システムパーティションがマウントされているか必ず確認してください。 grub-install が GRUB EFI ファイル(grubx64.efi)を間違ったディレクトリにインストールしてしまい、しかも間違ったディレクトリが使われた形跡をまったく残さないということが起こりえます。
root #grub-install --target=x86_64-efi --efi-directory=/boot
Note
efi-directory の設定は、 vfat の EFI システムパーティションのルートに変更してください。これは /boot パーティションが vfat でフォーマットされていない場合、必須です。

設定

次に、/etc/default/grub ファイルと /etc/grub.d スクリプトで指定されたユーザ固有の設定をもとに、 GRUB2 設定ファイルを生成します。GRUB2 はどのカーネルを起動するか(/boot/ 内で利用可能な最上位のもの)、どれがルートファイルシステムかを自動で検出してくれるので、ほとんどの場合、ユーザによる設定の必要はありません。カーネルパラメータは /etc/default/grubGRUB_CMDLINE_LINUX 変数で指定することができます。

最終的な GRUB2 の設定ファイルを生成するには、 grub-mkconfig コマンドを実行します:

root #grub-mkconfig -o /boot/grub/grub.cfg
Generating grub.cfg ...
Found linux image: /boot/vmlinuz-3.16.5-gentoo
Found initrd image: /boot/initramfs-genkernel-amd64-3.16.5-gentoo
done

このコマンドの出力を見て、ブートに必要な Linux イメージが見つかったという報告が少なくともひとつあることを確認してください。もし initramfs を使っているか genkernel でカーネルをビルドしている場合は、正しい initrd イメージが認識されていることも確認してください。もし確認できなかった場合、/boot/ にそれらのファイルが存在するかどうか ls コマンドで確かめてください。必要なファイルが存在していなければ、カーネルの設定とインストールをやり直さなければなりません。

Tip
接続されたドライブからほかのOSを検出するために、os-prober ユーティリティを使うこともできます。Windows 7、8.1、10、あるいはほかの Linux ディストリビューションが検出できるようになります。このようなデュアルブート環境を作るには、sys-boot/os-prober パッケージをインストールしてから grub-mkconfig コマンドを再実行するとよいでしょう。検出がうまくいかない時は、Gentoo コミュニティに助けを求める前に GRUB2 記事をよく読み直してみてください。

代替案1: LILO

Emerge

LILO, the LInuxLOader, is the tried and true workhorse of Linux boot loaders. However, it lacks features when compared to GRUB. LILO is still used because, on some systems, GRUB does not work and LILO does. Of course, it is also used because some people know LILO and want to stick with it. Either way, Gentoo supports both bootloaders.

Installing LILO is a breeze; just use emerge.

root #emerge --ask sys-boot/lilo

設定

LILO の設定をするにはまず、/etc/lilo.conf を作成します:

root #nano -w /etc/lilo.conf

In the configuration file, sections are used to refer to the bootable kernel. Make sure that the kernel files (with kernel version) and initramfs files are known, as they need to be referred to in this configuration file.

Note
If the root filesystem is JFS, add an append="ro" line after each boot item since JFS needs to replay its log before it allows read-write mounting.
FILE /etc/lilo.confLILO の設定例
boot=/dev/sda             # Install LILO in the MBR
prompt                    # Give the user the chance to select another section
timeout=50                # Wait 5 (five) seconds before booting the default section
default=gentoo            # When the timeout has passed, boot the "gentoo" section
  
image=/boot/vmlinuz-3.16.5-gentoo
  label=gentoo            # Name we give to this section
  read-only               # Start with a read-only root. Do not alter!
  root=/dev/sda4          # Location of the root filesystem
  
image=/boot/vmlinuz-3.16.5-gentoo
  label=gentoo.rescue     # Name we give to this section
  read-only               # Start with a read-only root. Do not alter!
  root=/dev/sda4         # Location of the root filesystem
  append="init=/bin/bb"   # Launch the Gentoo static rescue shell
  
# The next two lines are for dual booting with a Windows system.
# In this example, Windows is hosted on /dev/sda6.
other=/dev/sda6
  label=windows
Note
If a different partitioning scheme and/or kernel image is used, adjust accordingly.

If an initramfs is necessary, then change the configuration by referring to this initramfs file and telling the initramfs where the root device is located:

FILE /etc/lilo.confブートエントリーに initramfs の情報を加える
image=/boot/vmlinuz-3.16.5-gentoo
  label=gentoo
  read-only
  append="root=/dev/sda4"
  initrd=/boot/initramfs-genkernel-amd64-3.16.5-gentoo

If additional options need to be passed to the kernel, use an append statement. For instance, to add the video statement to enable framebuffer:

FILE /etc/lilo.confAdding video parameter to the boot options
image=/boot/vmlinuz-3.16.5-gentoo
  label=gentoo
  read-only
  root=/dev/sda4
  append="video=uvesafb:mtrr,ywrap,1024x768-32@85"

Users that used genkernel should know that their kernels use the same boot options as is used for the installation CD. For instance, if SCSI device support needs to be enabled, add doscsi as kernel option.

Now save the file and exit.

Install

To finish up, run the /sbin/lilo executable so LILO can apply the /etc/lilo.conf settings to the system (I.E. install itself on the disk). Keep in mind that /sbin/lilo must be executed each time a new kernel is installed or a change has been made to the lilo.conf file in order for the system to boot if the filename of the kernel has changed.

root #/sbin/lilo

代替案2: efibootmgr

On UEFI based systems, the UEFI firmware on the system (in other words the primary bootloader), can be directly manipulated to look for UEFI boot entries. Such systems do not need to have additional (also known as secondary) bootloaders like GRUB2 in order to help boot the system. With that being said, the reason EFI-based bootloaders such as GRUB2 exist is to extend the functionality of UEFI systems during the boot process. Using efibootmgr is really for those who desire to take a minimalist (although more rigid) approach to booting their system; using GRUB2 (see above) is easier for the majority of users because it offers a flexible approach when booting UEFI systems.

Remember sys-boot/efibootmgr application is not a bootloader; it is a tool to interact with the UEFI firmware and update its settings, so that the Linux kernel that was previously installed can be booted with additional options (if necessary), or to allow multiple boot entries. This interaction is done through the EFI variables (hence the need for kernel support of EFI vars).

Be sure to read though the EFI stub kernel article before continuing. The kernel must have specific options enabled to be directly bootable by the system's UEFI firmware. It might be necessary to recompile the kernel. It is also a good idea to take a look at the efibootmgr article.

Note
To reiterate, efibootmgr is not a requirement to boot an UEFI system. The Linux kernel itself can be booted immediately, and additional kernel command-line options can be built-in to the Linux kernel (there is a kernel configuration option called that allows the user to specify boot parameters as command-line options. Even an initramfs can be 'built-in' to the kernel.

この方法を選んだら、まず efibootmgr をインストールします。

root #emerge --ask sys-boot/efibootmgr

Then, create the /boot/efi/boot/ location, and then copy the kernel into this location, calling it bootx64.efi:

root #mkdir -p /boot/efi/boot
root #cp /boot/vmlinuz-* /boot/efi/boot/bootx64.efi

つぎに、"Gentoo" という名称のブートエントリーが作成され、これは新規にコンパイルされたEFIスタブカーネルをブートするものであることを、UEFI ファームウェアに知らせます:

root #efibootmgr --create --disk /dev/sda --part 2 --label "Gentoo" --loader "\efi\boot\bootx64.efi"

イニシャルRAMファイルシステム (initramfs)を用いるときには、適切なブートオプションを加えてください:

root #efibootmgr -c -d /dev/sda -p 2 -L "Gentoo" -l "\efi\boot\bootx64.efi" initrd='\initramfs-genkernel-amd64-3.16.5-gentoo'
注意
UEFI の定義には、ディレクトリーのセパレーターには \ を用いなければなりません。

これらの変更が完了したら、システムを再起動後から、"Gentoo" という名称のブートエントリーが利用可能になります。


システムのリブート

chroot環境を出て、全てのパーティションをアンマウントします。次に、最終かつ真のテストを実行するためのマジカルコマンドrebootを入力しましょう。

root #exit
cdimage ~#cd
cdimage ~#umount -l /mnt/gentoo/dev{/shm,/pts,}
cdimage ~#umount -R /mnt/gentoo
cdimage ~#reboot

もちろん、ブートCDを取り出しておいてください。そうしないと新しいGentooではなく、再度CDをブートしてしまいます。

新規にインストールされたGentooをリブートした後は、最終章インストールの締めくくりに進みましょう。




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ユーザー管理

毎日使用するためのユーザを追加します

Unix/Linuxシステム上で、rootとして作業するのは危険であり、できるだけ避けるべきです。そのため、日々の使用のためのユーザーを追加することを強くお勧めします。

グループは、そのグループに所属するメンバーができることを定義します。次の表はいくつかの重要なグループを示します。

グループ 説明
audio オーディオデバイスにアクセスできます。
cdrom 光学デバイスに直接アクセスできます。
floppy フロッピーデバイスに直接アクセスできます。
games ゲームができます。
portage Portageの制限されたリソースにアクセスできます。
usb USBデバイスにアクセスできます。
video ビデオキャプチャのためのハードウェアにアクセスして、ハードウェアアクセラレーションを有効にできます。
wheel suを使うことができます。

例えばwheelusersaudioの3グループに所属するlarryというユーザを作成するには、最初にrootとしてログインし(rootだけがユーザを作ることができます)、useraddを実行します。

Login:root
Password: (rootのパスワードを入力してください)
root #useradd -m -G users,wheel,audio -s /bin/bash larry
root #passwd larry
Password: (larryのパスワードを入力してください)
Re-enter password: (確認のためにもう一度パスワードを入力してください)

もし、rootで何か作業をする場合は、一時的にroot権限を得るためにsu -を使います。別の方法はsudoパッケージを使用することです。これは(正しく設定されれば)とても安全です。

ディスクのクリーンアップ

tarファイルの削除

Gentooのインストールおよびリブート完了後、かつインストールがすべてうまくいった場合、ダウンロードしたステージ3のtarファイルを削除できます。このファイルは/ディレクトリにダウンロードされたことを思いだしましょう。

root #rm /stage3-*.tar.bz2*

次にすることは?

ドキュメント

次に何をしますか?どのような選択肢がありますか?どこを探索すればよいでしょう?Gentooには多くの可能性と共にユーザーが存在します。それゆえ多くのドキュメント化された機能を使うことができます(記述量は多くないのですが…)。

あきらかに、GentooハンドブックのPortageを読むことは選択肢となります。これはソフトウェアをどのように最新の状態にしておくか、追加のソフトウェアをどのようにインストールするのか、USEフラグとは何か、Gentooのinitシステムはどのように動作するのか、等を説明しています。

ハンドブック以外では、コミュニティから追加提供されるドキュメントを見つけるために、Gentoo Wikiの他のコーナーを探索したいと思うでしょう。Gentoo Wikiチームは、Documentation topic overviewを提案します。これは、このWikiにある記事のよいセレクションを提供しています。例えば、システムをよりあなたの国に適したものとするためには、ローカライゼーションガイドを参照します。

Gentooオンライン

もちろん、私たちのGentoo forumsや多くのGentoo IRC channelsの一つに参加することはウェルカムです。

すべてのユーザーに問いかけるためにseveral mailing listsもあります。参加のための情報は上記に記載されています。

インストールを楽しみましょう! (^o^)/




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