USEフラグ
From Gentoo Wiki
USEフラグは、ある項目のためのサポートや依存情報を具現化するキーワード群です。これはGentooの核となる機能であり、どのようにUSEフラグを扱うかという事をよく理解することは、Gentooシステムを管理するために必要です。
USEフラグをどのように有効にするかという事に関する基本的な概念は、ハンドブック中に記述されています。
USEフラグの宣言
デフォルトのUSEフラグのセットは選択中のプロファイルによって定義されています。これらは/etc/portage/make.confや、あるいは/etc/portage/package.use中で変更することができます。詳細についてはamd64ハンドブックのUSEフラグを使うセクションを参照してください。
便利なコマンド群
どのUSEフラグが現在有効になっているかを見るには、以下のコマンドを実行してください:
user $
portageq envvar USE | xargs -n 1
あるUSEフラグが有効になっているか、そしてどのパッケージがそのUSEフラグを使用しているかを確かめるには、次のコマンドを実行してください:
user $
euse -I <use_flag>
user $
quse <use_flag>
user $
eix --installed-with-use <use_flag>
<use_flag>
を、チェックするUSEフラグに置き換えてください。
Emergeコマンドオプション
emergeコマンドには、いくつかUSEフラグに関する次のようなオプションが備わっています:
- emerge --changed-use (-U)
- emerge --complete-graph-if-new-use < y | n >
- emerge --newuse (-N)
詳細については、man 1 emergeを参照してください。
ツール
USEフラグを分析、管理するため、いくつかのツールが利用可能です:
- euse
- quse - 詳細については、man 1 quseを参照してください。
- equery hasuse (USE flag)
- equery uses (package name)
- ufed
- app-portage/euses
- app-portage/flaggie
- app-portage/gpytage - Portageのユーザ設定ファイルの管理を助けるGTK+ユーティリティ
- eix -
--use
、--installed-with-use
そして--installed-without-use
オプションを参照してください。
関連項目
- /etc/portage/package.use — /etc/portage/make.conf 内の USE 変数よりもきめ細かい、USE フラグのパッケージごとの制御を提供します
- Complete_Handbook/Finishing_off
- USEフラグに関するGentooハンドブックのドキュメント
- Gentoo Java USE flags
- Toolkit USE Flags — summarizes main points from discussions about toolkit (GTK, QT) USE flags (gtk2, gtk3, qt4, qt5, etc.).
外部資料
- https://packages.gentoo.org/useflags/ - USEフラグに関するGentooパッケージデータベース。
- cat /var/db/repos/gentoo/profiles/use.desc - 一般的なUSEフラグの説明一覧は、Portageがインストールされたシステムでローカルに見ることができます。
- https://www.gentoo.org/support/use-flags/ - 完全なUSEフラグのインデックス
- https://devmanual.gentoo.org/general-concepts/use-flags/ - USEフラグについて、Gentoo開発者ハンドブック内で概念的に説明されています。