Gentoo Linux amd64 ハンドブック: Gentoo をインストールする

From Gentoo Wiki
Jump to:navigation Jump to:search
This page is a translated version of the page Handbook:Parts/Full/Installation and the translation is 100% complete.
Warning
直接 Handbook:Parts 名前空間(またはそのサブページ)の指示に従わないでください。Handbook:Parts は文章をトランスクルードするために使われるメタハンドブックです。ハンドブックのリスト内のアーキテクチャに特化したハンドブックを使ってください。
Other languages:
Deutsch • ‎English • ‎Nederlands • ‎español • ‎français • ‎italiano • ‎polski • ‎português do Brasil • ‎čeština • ‎русский • ‎中文(中国大陆)‎ • ‎日本語 • ‎한국어
Parts ハンドブック
インストール
インストールについて
メディアの選択
ネットワーク設定
ディスクの準備
stage3のインストール
Gentooベースシステムのインストール
カーネルの設定
システムの設定
ツールのインストール
ブートローダの設定
締めくくり
Gentooの操作
Portageについて
USEフラグ
Portageの機能
Initスクリプトシステム
環境変数
Portageの操作
ファイルとディレクトリ
変数
ソフトウェアブランチの併用
追加ツール
カスタムPortageツリー
高度な機能
ネットワーク設定
はじめに
高度な設定
モジュール式ネットワーク
無線
機能の追加
動的な管理


はじめに

ようこそ

まずはじめに、Gentooへようこそ!あなたは、選択と性能の世界に入ろうとしています。Gentooでは、全てが選択です。そのことは、インストールするときにもたびたび明らかになります。コンパイルを何回やらせたいか、Gentooをどのようにインストールしたいか、システムのロギングツールに何を使用したいかなどなど、ユーザに選択権があります。

Gentooは、高速で現代的なメタディストリビューションで、整理された柔軟なデザインになっています。Gentooは、フリーソフトウェアのエコシステムの上に成り立っており、内部をユーザに隠匿することがありません。Gentooで用いるパッケージ管理システムであるPortageはPythonで書かれていますので、ソースコードを容易に閲覧したり改変したりすることができます。Gentooで採用しているパッケージ化の手法は、(コンパイル済パッケージにも対応していますが、)ソースコードを用いるものです。Gentooの設定は、一般的なテキストファイルで行います。つまり言い換えれば、Gentooは、全てをユーザーに開放しています。

選択こそが Gentoo を動かすものであることを全員が理解していることは、きわめて重要です。望まざることをユーザーに強いないよう、我々は努めています。もし異なる信念をお持ちであれば、バグリポートを送ってください。

インストール作業の順序

Gentoo のインストール作業工程は、次章以降で説明する10のステップに分けられます。それぞれの段階を適切に完了させましょう。

ステップ 結果
1 Gentoo をインストール可能な作業環境にします。
2 Gentoo をインストールするためのインターネット接続の準備が完了します。
3 インストールする Gentoo をホストするハードディスクを初期化します。
4 インストールする環境を準備し、新たな環境にユーザーが chroot 可能にします。
5 Gentoo をインストールする全ての場合に共通する中核的なパッケージをインストールします。
6 Linux カーネルをインストールします。
7 Gentoo システムの設定ファイルの大部分が作成されます。
8 必要なシステムツールをインストールします。
9 適切なブートローダーもインストールし設定します。
10 インストールしたての Gentoo Linux 環境に繰り出す準備が完了します。

このハンドブックでは、一定の選択肢を提示したときには必ず、賛否両論の併記に努めます。デフォルトの選択肢で進める記載をした際にも(見出しに「デフォルト:」と記載)、他に取りうる選択肢も記載します(見出しに「代替案:」と記載)。決して、「デフォルトは Gentoo のお勧めだ」と考えないでください。デフォルトはあくまでも、多くのユーザーが採用すると思われる選択肢にすぎません。

ときには、追加可能な手順が続くことがあります。そのような手順は「追加可能:」と記載します。つまりこの手順は、Gentoo のインストール自体には必須ではありません。とはいえ、以前にした決断によっては必須になる追加手順もあります。その際には、その追加手順の説明の直前に、この旨を明記するとともに、原因となった決断をした時期も記載します。

Gentooのインストール方法

Gentoo は、さまざまな方法でインストールすることができます。ダウンロードしてインストールすることも、起動可能なISOイメージのような公式インストールメディアからインストールすることもできます。インストールメディアは USB メモリにインストールすることも、ネットワークブートすることもできます。さらには、インストール済の異なるディストリビューション環境や、(例えば Knoppix のような)Gentoo 以外のブータブルディスクといった非公式メディアからインストールすることも可能です。

この文書が扱っているのは、公式の Gentoo インストールメディアを用いる方法と、場合によってはネットワークブートによる方法です。

注意
Gentoo 以外の起動可能なメディアを用いる場合などの、ほかのインストール方法については、『Alternative installation guide』を読んでください。

また、我々が提供している『Gentoo インストールのヒントとトリック』 という文書も役にたつかもしれません。

トラブルがあったときは

インストール中に (またはインストールを説明しているハンドブックに) 何か問題を見つけたら、バグトラッキングシステムで既知のバグとして報告されていないかどうか、確認してみてください。 もし無いようであれば、私たちが対応できるように、その問題をバグ報告してください。 その (あなたが報告した) バグを担当する開発者たちを恐れないでください。取って喰われるようなことは (滅多に) ありませんから。

あなたが今読んでいる文書は、特定のアーキテクチャ向けということになっていますが、 他のアーキテクチャの情報も、その中に紛れ込んでしまっているかもしれない、ということを一応、先に言っておきます。これはGentooハンドブックの多くの部分が、全てのアーキテクチャに共通のテキストを使用していることに因ります (重複作業を減らすため)。混乱しないように、このような参照は最小限に抑えています。

その問題が、ユーザーの問題 (文書をよく読んだにもかかわらず起きたあなたのミス) なのか、ソフトウェアの問題 (インストール/文書をよくテストしたにもかかわらず起きた私たちのミス) なのか、はっきりしないときには、irc.freenode.net の #gentoo (webchat) チャンネルに気軽に参加してみてください。そんなときじゃなくても全然かまわないんですけどね。

そういえば、Gentooについて何か分からないことがあったら、よくある質問を見てみてください。Gentoo Forums上にあるFAQsもあります。



Other languages:
Deutsch • ‎English • ‎Nederlands • ‎español • ‎français • ‎italiano • ‎polski • ‎português do Brasil • ‎čeština • ‎русский • ‎中文(中国大陆)‎ • ‎日本語 • ‎한국어
Parts ハンドブック
インストール
インストールについて
メディアの選択
ネットワーク設定
ディスクの準備
stage3のインストール
Gentooベースシステムのインストール
カーネルの設定
システムの設定
ツールのインストール
ブートローダの設定
締めくくり
Gentooの操作
Portageについて
USEフラグ
Portageの機能
Initスクリプトシステム
環境変数
Portageの操作
ファイルとディレクトリ
変数
ソフトウェアブランチの併用
追加ツール
カスタムPortageツリー
高度な機能
ネットワーク設定
はじめに
高度な設定
モジュール式ネットワーク
無線
機能の追加
動的な管理


ハードウェア要件

始める前に、amd64の機械に首尾よくGentooをインストールするために必要なハードウェアの条件を示します。

Handbook:Parts/Blocks/HWReqs/ja

Gentoo Linux インストールメディア

MinimalインストールCD

Gentoo MinimalインストールCDは、自己完結したGentoo環境である、ブート可能イメージです。このCDを使うとLinuxをCDやその他のインストールメディアから起動することができます。起動時、接続されたハードウェアが検出されて適切なドライバが読み込まれます。 このイメージは、Gentooの開発者によってメンテナンスされるもので、インターネット接続さえできれば誰でもGentooをインストールできるようにします。

MinimalインストールCDは、install-amd64-minimal-<release>.isoと呼ばれます。

必要なときに使うGentoo LiveDVD

必要な場合に使う、Gentooをインストール用の特別なDVDイメージが作成されています。この章で説明する方法は、MinimalインストールCDをターゲットにしているので、LiveDVDから起動する場合と少々の差異があるかもしれません。しかしLiveDVD (または他の起動可能なLinux環境) は、ターミナル上で単純にsudo su -またはsudo -iを実行するだけで、rootプロンプトの取得を行えます。

Stage とは?

stage3 tarballは、プロファイル特有でかつ最小限のGentoo環境を含んだアーカイブで、このハンドブックに従ってインストールを進めるのに適しています。以前は、このハンドブックでは3つのstage tarballから1つを選ぶインストール方法を説明していました。Gentooはもうstage1とstage2のtarballをダウンロード用に提供していません。これは、これらが内部使用のためであること、そして新しいアーキテクチャに対するブートストラップとして使用されているためです。

stage3 tarballは、公式Gentooミラーのいずれか のreleases/amd64/autobuilds/からダウンロードできます。stageファイルは頻繁に更新され、公式のインストールイメージの中には含まれていません。

ダウンロード

メディアの入手

Gentoo Linuxが使う既定のインストールメディアは、MinimalインストールCDで、とても小さいブータブルGentoo Linux環境を格納しています。この環境はGentooをインストールするために最適なツールをすべて含んでいます。このCDのイメージは、ダウンロードページから(推奨)か、たくさんの利用可能なミラーのいずれかを自分で選び、そのミラー上でISOが置いてある場所を訪れることで、ダウンロードできます。

ミラーからダウンロードするなら、以下の場所でMinimalインストールCDを見つけられます:

  1. releases/ディレクトリに行く。
  2. 関連するターゲットアーキテクチャのディレクトリ(例えばamd64/)を選択する。
  3. autobuilds/ディレクトリを選択する。
  4. amd64x86アーキテクチャでは、それぞれcurrent-install-amd64-minimal/ or current-install-x86-minimal/のどちらかを選択する。他のすべてのアーキテクチャでは、current-iso/ディレクトリへ進む。
Note
armmipss390のような一部のターゲットアーキテクチャには、MinimalインストールCDがありません。現時点では、Gentoo Release Engineering projectはこれらのターゲット向けの.isoファイルの作成をサポートしていません。

この場所の中では、インストールメディアファイルは.isoという接尾辞 (拡張子) を持ちます。例えば、以下の一覧を見てみてください。

CODE releases/amd64/autobuilds/current-iso/におけるダウンロード可能なファイルの一覧の例
[DIR] hardened/                                          05-Dec-2014 01:42    -   
[   ] install-amd64-minimal-20141204.iso                 04-Dec-2014 21:04  208M  
[   ] install-amd64-minimal-20141204.iso.CONTENTS        04-Dec-2014 21:04  3.0K  
[   ] install-amd64-minimal-20141204.iso.DIGESTS         04-Dec-2014 21:04  740   
[TXT] install-amd64-minimal-20141204.iso.DIGESTS.asc     05-Dec-2014 01:42  1.6K  
[   ] stage3-amd64-20141204.tar.bz2                      04-Dec-2014 21:04  198M  
[   ] stage3-amd64-20141204.tar.bz2.CONTENTS             04-Dec-2014 21:04  4.6M  
[   ] stage3-amd64-20141204.tar.bz2.DIGESTS              04-Dec-2014 21:04  720   
[TXT] stage3-amd64-20141204.tar.bz2.DIGESTS.asc          05-Dec-2014 01:42  1.5K

上記の例では、install-amd64-minimal-20141204.isoというファイルがMinimalインストールCDそのものです。 しかし見て分かりますが、他の関係ファイルも存在しています:

  • .CONTENTSファイルは、インストールメディアで利用可能な全てのファイルの一覧を含むテキストファイルです。このファイルは、インストールメディアをダウンロードする前に、特定のファームウェアまたはドライバが含まれているかどうか調べるために使えます。
  • .DIGESTSファイルは、様々なハッシュ形式とアルゴリズムで計算したISOファイルのハッシュ値を含んでいます。このファイルは、ダウンロードしたISOファイルが破損しているか否かを調べるために使われます。
  • .DIGESTS.ascファイルは、(.DIGESTSのような) ISOファイルのハッシュ値だけではなく、ファイルのデジタル署名を含みます。これは両方ともダウンロードしたファイルが破損しているか否かを調べるために使われますが、同様にダウンロードしたものがGentooリリースエンジニアリングチームによって実際に提供されたものであり、改竄されていないかを調べるためにも用います。

今のところ、この場所で利用可能な他のファイルは無視してください。インストールがもっと進んだ後に再登場しますので。.isoファイルをダウンロードし、もしダウンロードの検証が必要であれば、.isoファイル用の.DIGESTS.ascファイルも同じようにダウンロードします。 .CONTENTSファイルはダウンロードする必要はありません。これからのインストール手順ではもう参照しないからです。.DIGESTSファイルと.DIGESTS.ascは、後者が署名されていることを除いて、同じ情報が含まれています。

ダウンロードしたファイルを検証する

注意
これは任意自由選択なステップで、Gentoo Linuxをインストールするために必須なものではありません。しかしながら、ダウンロードしたファイルが破損していないことを確かめ、Gentooインフラストラクチャ チームから実際に提供されていることを保証するため、推奨されます。

.DIGESTS.DIGESTS.ascファイルを通じ、ISOファイルの妥当性は、適切なツール群を用いて確認できます。この検証は通常、2つのステップで行われます。

  1. まず、デジタル署名を検証します。これは、インストール·ファイルがGentooリリースエンジニアリングチームによって提供されていることを確認するためです。
  2. デジタル署名が正しければ、ダウンロードされたファイル自体が破損していないかを確かめるため、チェックサムを検証します。

Microsoft Windows上での検証

Microsoft Windowsシステムでは、チェックサムとデジタル署名を検証するための適切なツール群が普通にある見込みはまずありません。

まずデジタル署名を検証するには、例えばGPG4Winのようなツールを利用できます。インストール後、Gentooリリースエンジニアリングチームの公開鍵をインポートする必要があります。鍵の一覧は署名のページで提供されています。インポート後、ユーザは.DIGESTS.ascファイルの署名を検証できるようになります。

重要
これは.DIGESTSファイルが正しいことを検証しません。.DIGESTS.ascが正しいことだけを検証します。このことはまた、チェックサムが.DIGESTS.ascファイルに含まれる値を用いて検証されるべきであることを意味します。そのため、上記の手順では.DIGESTS.ascファイルのみダウンロードするようになっています。

チェックサム自体は、Hashcalcアプリケーションを使って検証できますが、多数の代替も同様に存在します。ほとんどの場合、これらのツールはユーザに対して計算されたチェックサムを表示しますので、ユーザはこのチェックサムを.DIGESTS.ascファイルの中にある値で検証する必要があります。

Linux上での検証

Linuxシステムでは、デジタル署名を検証する最も一般的な方法はapp-crypt/gnupgソフトウェアを使うことです。このパッケージがインストールされていると、.DIGESTS.ascファイルのデジタル署名を検証するために以下のコマンドが使えます。

まず、適切な鍵を利用できるようにするため、署名のページよりダウンロードします:

user $gpg --keyserver hkps://hkps.pool.sks-keyservers.net --recv-keys 0xBB572E0E2D182910
gpg: requesting key 0xBB572E0E2D182910 from hkp server pool.sks-keyservers.net
gpg: key 0xBB572E0E2D182910: "Gentoo Linux Release Engineering (Automated Weekly Release Key) <releng@gentoo.org>" 1 new signature
gpg: 3 marginal(s) needed, 1 complete(s) needed, classic trust model
gpg: depth: 0  valid:   3  signed:  20  trust: 0-, 0q, 0n, 0m, 0f, 3u
gpg: depth: 1  valid:  20  signed:  12  trust: 9-, 0q, 0n, 9m, 2f, 0u
gpg: next trustdb check due at 2018-09-15
gpg: Total number processed: 1
gpg:         new signatures: 1

代わりに、WKDを使用してダウンロードすることも可能です:

--2019-04-19 20:46:32--  https://gentoo.org/.well-known/openpgpkey/hu/wtktzo4gyuhzu8a4z5fdj3fgmr1u6tob?l=releng
Resolving gentoo.org (gentoo.org)... 89.16.167.134
Connecting to gentoo.org (gentoo.org)|89.16.167.134|:443... connected.
HTTP request sent, awaiting response... 200 OK
Length: 35444 (35K) [application/octet-stream]
Saving to: 'STDOUT'
 
     0K .......... .......... .......... ....                 100% 11.9M=0.003s
 
2019-04-19 20:46:32 (11.9 MB/s) - written to stdout [35444/35444]
 
gpg: key 9E6438C817072058: 84 signatures not checked due to missing keys
gpg: /tmp/test2/trustdb.gpg: trustdb created
gpg: key 9E6438C817072058: public key "Gentoo Linux Release Engineering (Gentoo Linux Release Signing Key) <releng@gentoo.org>" imported
gpg: key BB572E0E2D182910: 12 signatures not checked due to missing keys
gpg: key BB572E0E2D182910: 1 bad signature
gpg: key BB572E0E2D182910: public key "Gentoo Linux Release Engineering (Automated Weekly Release Key) <releng@gentoo.org>" imported
gpg: Total number processed: 2
gpg:               imported: 2
gpg: no ultimately trusted keys found

次に.DIGESTS.ascファイルのデジタル署名を検証します:

user $gpg --verify install-amd64-minimal-20141204.iso.DIGESTS.asc
gpg: Signature made Fri 05 Dec 2014 02:42:44 AM CET
gpg:                using RSA key 0xBB572E0E2D182910
gpg: Good signature from "Gentoo Linux Release Engineering (Automated Weekly Release Key) <releng@gentoo.org>" [unknown]
gpg: WARNING: This key is not certified with a trusted signature!
gpg:          There is no indication that the signature belongs to the owner.
Primary key fingerprint: 13EB BDBE DE7A 1277 5DFD  B1BA BB57 2E0E 2D18 2910

すべてが確実であることを完全に確かめるために、表示された指紋がGentooの署名のページ上にある指紋かどうかを調べます。

デジタル署名が検証されれば、次にチェックサムを確認します。これは、ダウンロードしたISOファイルが破損していないことを確認するためです。 .DIGESTS.ascファイルには、複数のハッシュアルゴリズムが含まれています。そのため、適切なものを検証するための1つの方法としては、.DIGESTS.ascに登録された先頭のチェックサムを見てください。 例えば、SHA512チェックサムを取得します:

user $grep -A 1 -i sha512 install-amd64-minimal-20141204.iso.DIGESTS.asc
# SHA512 HASH
364d32c4f8420605f8a9fa3a0fc55864d5b0d1af11aa62b7a4d4699a427e5144b2d918225dfb7c5dec8d3f0fe2cddb7cc306da6f0cef4f01abec33eec74f3024  install-amd64-minimal-20141204.iso
--
# SHA512 HASH
0719a8954dc7432750de2e3076c8b843a2c79f5e60defe43fcca8c32ab26681dfb9898b102e211174a895ff4c8c41ddd9e9a00ad6434d36c68d74bd02f19b57f  install-amd64-minimal-20141204.iso.CONTENTS

上記の出力では、2つのSHA512チェックサムが表示されます。1つはinstall-amd64-minimal-20141204.isoファイルのもので、1つはそれに付随する.CONTENTSファイルです。最初のチェックサムだけが重要で、その 比較対象となるSHA512チェックサムは、以下のように生成することができます:

user $sha512sum install-amd64-minimal-20141204.iso
364d32c4f8420605f8a9fa3a0fc55864d5b0d1af11aa62b7a4d4699a427e5144b2d918225dfb7c5dec8d3f0fe2cddb7cc306da6f0cef4f01abec33eec74f3024  install-amd64-minimal-20141204.iso

双方のチェックサムが同一であれば、ファイルは破損していません。インストールを続行できます。

ディスクに書き込む

もちろん、ISOファイルをダウンロードしただけでは、Gentoo Linuxのインストールは始められません。ISOファイルはブートCDに書き込む必要があり、しかもISOファイルそのものではなく、ISOファイルの中身を書き込む必要があります。以下にいくつかのよく使われる方法を示します--より詳細な情報が知りたい場合はISOファイルの書き込みについてのわたしたちのFAQを見てください。

Microsoft Windows 7以降での書き込み

Microsoft Windows 7以降のバージョンでは、サードパーティ製のソフトウェアを必要とすることなく、ISOイメージをマウントし書き込むことができます。単純に書き込み可能なディスクを挿入し、ダウンロードしたISOファイルをブラウズし、右クリックして「ディスクイメージの書き込み」を選択してください。

Linuxでの書き込み

Linuxでは、app-cdr/cdrtoolsパッケージにあるcdrecordユーティリティで、ISOイメージを書き込みことができます。

/dev/sr0デバイス(これはシステム上の1番目のCDデバイスです。必要ならば正しいデバイスに置き換えてください)のCDにISOファイルを書き込むには:

user $cdrecord dev=/dev/sr0 install-amd64-minimal-20141204.iso

GUIを好むユーザーはkde-apps/k3bパッケージの一部であるK3Bを使うことができます。K3Bでは、ToolsメニューからBurn CD Imageを選択してください。

起動する

Handbook:Parts/Blocks/Booting/ja

例外的なハードウェア構成

インストールメディアが起動するとき、すべてのハードウェア機器を検出して適切なカーネルモジュールを読み込もうとします。これは非常に多くの場合、とても良い仕事をします。しかしある場合において、システムに必要なカーネルモジュールを自動で読み込まないかもしれません。PCI自動検出機能がシステムのハードウェアを見逃した場合、適切なカーネルモジュールを手動で読み込む必要があります。

次の例は、(ある種類のネットワークインタフェイスをサポートする) 8139tooモジュールを読み込みます:

root #modprobe 8139too

追加可能: ユーザアカウント

インストール環境に他の人たちがアクセスする必要があったり、インストールメディア上で非rootユーザでコマンドを実行する(例えば、セキュリティ上の理由から、root権限無しでirssiを使ってチャットする)必要があるなら、別のユーザアカウントを作成し、強いrootパスワードを設定する必要があります。

rootパスワードを変更するには、passwdユーティリティを使ってください:

root #passwd
New password: (新しいパスワードを入力)
Re-enter password: (もう一度新しいパスワードを入力)

ユーザーアカウントを作成するためには、まずアカウントの資格情報を、次にパスワードを入力します。このために、useraddpasswdコマンドを使います。

次の例では、johnというユーザが作成されます:

root #useradd -m -G users john
root #passwd john
New password: (Enter john's password)
Re-enter password: (Re-enter john's password)

現在のrootユーザから新しく作成したユーザアカウントに切り替えるには、suコマンドを使ってください:

root #su - john

追加可能:インストール中のドキュメント閲覧

TTY

Gentooハンドブックをインストール中に見るには、最初に上記の方法でユーザアカウントを作ってください。そしてAlt+F2を押すことで新しい端末を使い始められます。

インストール中、 linksコマンドでGentooハンドブックを閲覧できます。もちろん、インターネット接続が機能し始めた瞬間からですけど。

user $links https://wiki.gentoo.org/wiki/Handbook:Parts

元々の端末に戻るには、Alt+F1を押してください。

GNU Screen

公式 Gentoo インストールメディアにはデフォルトで Screen ユーティリティがインストールされています。熟練の Linux ファンにとっては、上に書いた複数の TTY を使う方法よりも、ペインを分割してインストール指示を読むために screen を使うほうが効率がいいかもしれません。

追加可能:SSHデーモンの開始

他のユーザーがインストール中にシステムにアクセスできるようにする(インストール中のサポートをしたり、あるいは全て遠隔操作で行うため)ためには、(前述の通り)ユーザーアカウントを作成し、SSHデーモンを起動する必要があります。

OpenRC 上で SSH デーモンを始動させるためには、次のコマンドを実行します:

root #rc-service sshd start
Note
ユーザーがシステムにログオンすると、(指紋・fingerprint と呼ばれるもので) ホスト鍵を確認するようメッセージが表示されると思います。これはSSHサーバーへの最初の接続では期待される典型的な挙動です。ところが、この後の手順でシステムのセットアップが完了した後、改めてログオンしようとすると、SSHクライアントはホスト鍵が変更されていると警告します。SSH的には別のサーバー (現在インストールに使っているLive環境ではなく、新しくインストールされた Gentoo システム) にログオンしようとしているように見えるのです。この場合は画面上の指示に従い、クライアント側で記憶しているホスト鍵を更新しましょう。

sshdを使えるようにするには、ネットワークを適切に機能させる必要があります。ネットワーク設定の章を参照してください。


Other languages:
Deutsch • ‎English • ‎Nederlands • ‎español • ‎français • ‎italiano • ‎polski • ‎português do Brasil • ‎čeština • ‎русский • ‎中文(中国大陆)‎ • ‎日本語 • ‎한국어
Parts ハンドブック
インストール
インストールについて
メディアの選択
ネットワーク設定
ディスクの準備
stage3のインストール
Gentooベースシステムのインストール
カーネルの設定
システムの設定
ツールのインストール
ブートローダの設定
締めくくり
Gentooの操作
Portageについて
USEフラグ
Portageの機能
Initスクリプトシステム
環境変数
Portageの操作
ファイルとディレクトリ
変数
ソフトウェアブランチの併用
追加ツール
カスタムPortageツリー
高度な機能
ネットワーク設定
はじめに
高度な設定
モジュール式ネットワーク
無線
機能の追加
動的な管理


ネットワークの自動検出

動いているかも?

もしあなたのシステムが、DHCPサーバを持つEthernetネットワークに接続されているなら、おそらく既にネットワーク設定は自動的に完了しているでしょう。その場合には、sshscppingirssiwgetlinksなど、インストールCDに含まれるネットワーク接続が必要な多くのコマンドはすぐに使うことができるでしょう。

インターフェース名を決定する

ifconfig コマンド

ネットワークが設定されているならば、ifconfigコマンドで、lo以外のネットワークインターフェースを一覧表示できるはずです。次の例ではeth0が見えています:

root #ifconfig
eth0      Link encap:Ethernet  HWaddr 00:50:BA:8F:61:7A
          inet addr:192.168.0.2  Bcast:192.168.0.255  Mask:255.255.255.0
          inet6 addr: fe80::50:ba8f:617a/10 Scope:Link
          UP BROADCAST RUNNING MULTICAST  MTU:1500  Metric:1
          RX packets:1498792 errors:0 dropped:0 overruns:0 frame:0
          TX packets:1284980 errors:0 dropped:0 overruns:0 carrier:0
          collisions:1984 txqueuelen:100
          RX bytes:485691215 (463.1 Mb)  TX bytes:123951388 (118.2 Mb)
          Interrupt:11 Base address:0xe800 

predictable network interface namesへ移行した結果、システム上のインターフェース名は古い命名規則によるeth0とはかなり違うものになっているかもしれません。最近のインストールメディアはeno0ens1enp5s0など、命名規則に則ったネットワークインターフェース名を表示するかもれません。ifconfigの出力から、あなたのローカルネットワーク上のIPアドレスが設定されたインターフェースを探してください。

Tip
標準の ifconfig コマンドを使ってインターフェースが表示されないなら、同コマンドを -a オプション付きで使ってみてください。このオプションは、システムが検出したすべてのネットワークインターフェースを、その状態が up であるか down であるかに関わらず、強制的に表示させます。ifconfig -a が何の効果もないのなら、ハードウェアに問題があるか、そのインターフェースのためのドライバがカーネルにロードされていないかです。どちらの状況も、このハンドブックの対象範囲を外れています。#gentoo (webchat) に助けを求めてください。

ip コマンド

ifconfig の代替として、インターフェース名を決定するために ip コマンドが使えます。次の例に ip addr の出力を示します。別のシステムでの出力なので、表示される情報は前の例とは異なっています:

root #ip addr
2: eno1: <BROADCAST,MULTICAST,UP,LOWER_UP> mtu 1500 qdisc pfifo_fast state UP group default qlen 1000
    link/ether e8:40:f2:ac:25:7a brd ff:ff:ff:ff:ff:ff
    inet 10.0.20.77/22 brd 10.0.23.255 scope global eno1
       valid_lft forever preferred_lft forever
    inet6 fe80::ea40:f2ff:feac:257a/64 scope link 
       valid_lft forever preferred_lft forever

この出力結果はさっきより少し分かりづらいかもしれません。この例でのインターフェース名は、番号のすぐ後ろに続いている、eno1 です。

以降、このドキュメントでは、扱っているネットワークインターフェース名はeth0であると仮定します。

追加可能: プロキシを設定する

プロキシを経由してインターネットにつなぐ場合には、インストール作業の中でプロキシ情報を設定する必要があります。プロキシを設定するのはとても簡単です:プロキシサーバ情報を変数に設定するだけです。

ほとんどの場合、プロキシサーバのホスト名を設定するだけで十分です。例えば、ホスト名はproxy.gentoo.org、ポート番号は8080であるとしましょう。

HTTPプロキシ(HTTPとHTTPS通信のため)を設定するには:

root #export http_proxy="http://proxy.gentoo.org:8080"

FTPプロキシを設定するには:

root #export ftp_proxy="ftp://proxy.gentoo.org:8080"

RSYNCプロキシを設定するには:

root #export RSYNC_PROXY="proxy.gentoo.org:8080"

ユーザ名とパスワードが必要ならば、次の構文で変数を設定します:

CODE ユーザ名とパスワードをプロキシ変数に追加する
http://username:password@proxy.gentoo.org:8080

ネットワークのテスト

あなたのISPのDNSサーバ(/etc/resolv.confで見つかります)と、好きなウェブサイトへのpingを試してみましょう。これにより、ネットワークが正常に機能しているか、ネットワークパケットがインターネットに到達できるか、DNS名前解決が正常に機能しているか、等のことを確認できます。

root #ping -c 3 www.gentoo.org

これがすべてうまくいくのなら、この章の残りの部分を読み飛ばして、インストールマニュアルの次のステップ(ディスクの準備)へ進むことができます。

自動でのネットワーク設定

起動しただけではネットワークが使えない場合は、インストールメディアにnet-setup(通常のネットワークや無線ネットワーク用)や、pppoe-setup(ADSL用)や、pptp (PPTP用)などのツールが含まれているなら、それらを使って設定できます。

お使いのインストールメディアがこれらのツールを含んでいない場合は、#手動でのネットワーク設定へ進んでください。

デフォルト: net-setupを使う

ネットワークが自動で設定されなかった場合に、ネットワークを設定するための最も簡単な方法がnet-setupスクリプトを実行することです:

root #net-setup eth0

net-setupはあなたのネットワーク環境について、いくつかの質問をします。すべてに答えると、ネットワーク接続が使えるようになるはずです。上に書いた方法でネットワークをテストしてください。すべてのテストをパスできたなら、おめでとうございます! この章の残りを飛ばしてディスクの準備へ進みましょう。

それでもネットワークが使えない場合は、#手動でのネットワーク設定へ進んでください。

代替案: PPPを使う

インターネットへの接続にPPPoEが必要なら、インストールCD(どのバージョンでも可)に含まれるpppが設定を楽にしてくれます。提供されるpppoe-setupスクリプトを使ってネットワークを設定しましょう。セットアップ中には、ADSLモデムに接続されたEthernetデバイスの名前、ユーザ名とパスワード、DNSサーバのIPアドレス、基本的なファイアウォールが必要かどうかが聞かれます。

root #pppoe-setup
root #pppoe-start

何かがおかしいときは、etc/ppp/pap-secretsまたは/etc/ppp/chap-secretsを見てユーザ名とパスワードが正しいかダブルチェックしてください。加えて、正しいEthernetデバイスを使っているか確認してください。もしEthernetデバイスが無い場合は、適切なネットワークモジュールをロードする必要があります。そのような場合には手動でのネットワーク設定へ進んでください。そこで適切なネットワークモジュールをロードする方法を説明します。

すべてうまくいったら、ディスクの準備へ進みましょう。

代替案: PPTPを使う

PPTPサポートが必要なら、インストールCDが提供するpptpclientを使ってください。でもその前に、設定が正しいか確認してください。/etc/ppp/pap-secretsまたは/etc/ppp/chap-secretsを編集して、正しいユーザ名/パスワードの組み合わせを設定してください。

root #nano -w /etc/ppp/chap-secrets

必要ならば/etc/ppp/options.pptpを修正してください:

root #nano -w /etc/ppp/options.pptp

これが全部終わったら、pptpを(options.pptpで設定できないオプションがあれば、それもいっしょに付けて)実行し、サーバに接続します:

root #pptp <server ip>

それではディスクの準備へ進みましょう。

手動でのネットワーク設定

適切なネットワークモジュールをロードする

インストールCDの起動時に、インストールCDはすべてのハードウェアデバイスを検出し、そのハードウェアをサポートする適切なカーネルモジュール(ドライバ)のロードを試みます。ほとんどの場合、この機能はとてもよくやってくれます。しかし稀に、必要なカーネルモジュールが自動でロードされないこともあります。

net-setupまたはpppoe-setupが失敗したという場合、ネットワークカードを起動時に見つけられなかった可能性があります。つまり、ユーザが適切なカーネルモジュールを手動でロードする必要があるかもしれません。

ネットワーク設定のためのカーネルモジュールの一覧を見るには、lsコマンドを使います:

root #ls /lib/modules/`uname -r`/kernel/drivers/net

お使いのネットワークデバイスのためのドライバがあった場合は、modprobeでカーネルモジュールをロードしましょう。例えば、pcnet32モジュールをロードするには:

root #modprobe pcnet32

ネットワークカードが検出されているかどうかチェックするには、ifconfigを使います。ネットワークカードが検出されていれば、以下のように表示されるでしょう(繰り返しますが、ここでのeth0は一例です):

root #ifconfig eth0
eth0      Link encap:Ethernet  HWaddr FE:FD:00:00:00:00  
          BROADCAST NOARP MULTICAST  MTU:1500  Metric:1
          RX packets:0 errors:0 dropped:0 overruns:0 frame:0
          TX packets:0 errors:0 dropped:0 overruns:0 carrier:0
          collisions:0 txqueuelen:0 
          RX bytes:0 (0.0 b)  TX bytes:0 (0.0 b)

しかし次のようなエラーが表示される場合、ネットワークカードは検出されていません:

root #ifconfig eth0
eth0: error fetching interface information: Device not found

現在のシステムで利用可能なネットワークインターフェース名は、/sysファイルシステムを通して一覧表示できます:

root #ls /sys/class/net
dummy0  eth0  lo  sit0  tap0  wlan0

上の例では、6個のインターフェースが見つかっています。eth0がおそらく(有線の)Ethernetアダプタで、wlan0は無線のアダプタです。

ネットワークカードがこれで検出できたとして、net-setupまたはpppoe-setupをもう一度試してください(今度はうまくいくはずです)。しかし上級者のために、手動でのネットワーク設定についても説明していきます。

あなたのネットワーク構成に応じて、次の節のうちからひとつを選んでください:

DHCPを使う

DHCP (Dynamic Host Configuration Protocol) を使うと、自動でネットワーク接続情報(IPアドレス、ネットマスク、ブロードキャストアドレス、ゲートウェイ、ネームサーバ、等)を受信することができます。この機能は、DHCPサーバがネットワーク内に存在しないと(または、ISPがDHCPサービスを提供していないと)動作しません。ネットワークインターフェースに接続情報を自動で受信させるようにするには、dhcpcdを使います:

root #dhcpcd eth0

DHCPサーバが提供するホスト名とドメイン名をシステムで使うようにと、ネットワーク管理者から要求されている場合もあるでしょう。そのような場合には:

root #dhcpcd -HD eth0

これが動作すれば(インターネット上のサーバ、例えばGoogleの8.8.8.8やCloudflareの1.1.1.1に、pingしてみましょう)、設定は完了です。次に進む準備ができました。この節の残りの部分を飛ばして、ディスクの準備に進みましょう。

無線接続を準備する

Note
iwコマンドの対応状況はアーキテクチャによって異なるかもしれません。このコマンドが使えない場合は、net-wireless/iwパッケージが作業中のアーキテクチャにおいて利用可能であるか確かめてください。net-wireless/iwパッケージがインストールされていないと、iwコマンドを使用することはできないでしょう。

無線(802.11)カードを使っている場合には、まず第一に無線の設定をする必要があります。無線カードの現在の設定を確認するためには、iwを使うことができます。iwはこのようなものを表示するでしょう:

root #iw dev wlp9s0 info
Interface wlp9s0
	ifindex 3
	wdev 0x1
	addr 00:00:00:00:00:00
	type managed
	wiphy 0
	channel 11 (2462 MHz), width: 20 MHz (no HT), center1: 2462 MHz
	txpower 30.00 dBm

現在の接続を確認するには:

root #iw dev wlp9s0 link
Not connected.

または

root #iw dev wlp9s0 link
Connected to 00:00:00:00:00:00 (on wlp9s0)
	SSID: GentooNode
	freq: 2462
	RX: 3279 bytes (25 packets)
	TX: 1049 bytes (7 packets)
	signal: -23 dBm
	tx bitrate: 1.0 MBit/s
Note
無線カードのデバイス名は、wlp9s0の代わりにwlan0またはra0のような名前かもしれません。正しいデバイス名を調べるには、ip linkを実行してください。

ほとんどのユーザにとって、接続するのに必要な設定は、ESSID(無線ネットワーク名とも言います)と、場合によってはWEPキー、この2つだけです。

  • まず、インターフェースがアクティブになっていることを確認してください:
root #ip link set dev wlp9s0 up
  • GentooNodeという名前のオープンネットワークに接続するには:
root #iw dev wlp9s0 connect -w GentooNode
  • 16進WEPキーを使って接続するには、キーの前にd:を付けてください:
root #iw dev wlp9s0 connect -w GentooNode key 0:d:1234123412341234abcd
  • ASCII WEPキーで接続するには:
root #iw dev wlp9s0 connect -w GentooNode key 0:some-password
Note
無線ネットワークがWPAまたはWPA2で設定されている場合には、wpa_supplicantを使う必要があります。Gentoo Linuxでのネットワーク設定のさらなる情報については、Gentooハンドブックの無線ネットワークの章を読んでください。

iw dev wlp9s0 linkを使って、無線の設定ができたか確認してください。無線が機能したら、次節(ネットワーク用語を理解する)に示す、IPレベルのネットワークオプションの設定に進むか、先に示したnet-setupツールを使ってください。

ネットワーク用語を理解する

Note
IPアドレス、ブロードキャストアドレス、ネットマスクやネームサーバーのことを知っているなら、このサブセクションを飛ばして ifconfigrouteを使うに進んでください。

もし上記のすべてが失敗したら、ネットワークは手動で設定される必要があります。これは少しも難しくありませんが、幾ばくかのネットワーク用語と基礎的な概念の知識は必要でしょう。この章を読んだあとには、ユーザーはゲートウェイが何で、ネットマスクがなんの役に立っていて、ブロードキャストアドレスがどのように作られてなぜシステムがネームサーバーを必要とするのかがわかるでしょう。

ネットワーク内部では、ホストはIPアドレス(インターネットプロトコルアドレス)によって識別されます。少なくともIPv4 (IP バージョン4)を使うときは、そのようなアドレスは0から255の間の4つの数字の組み合わせです。実際は、IPv4アドレスは32ビット(0と1の集合)からできています。例をみてみましょう。

CODE IPv4アドレスの例
IP Address (数字):   192.168.0.2
IP Address (ビット): 11000000 10101000 00000000 00000010
                        -------- -------- -------- --------
                           192      168       0        2
Note
IPv4の後継であるIPv6は128ビット(0と1の集合)を使っています。この章ではIPv4アドレスに焦点を合わせています。

そのようなIPアドレスはすべての接続可能なネットワークが関わっている範囲で一意に定まっています。つまり到達可能でありたいホストはどれも、唯一なIPアドレスを持たなければならないということです。ネットワークの内部と外部を区別するために、IPアドレスはネットワーク部とホスト部の2つの部分に分かれています。

0の並びのあとに1の並びが続くネットマスクによって、その分かれ目は記録されています。1が位置しているIPの部分はネットワーク部で、そうでない部分はホスト部です。普通は、ネットマスクはIPアドレスとして記録されるでしょう。

CODE ネットワークとホストの分離の例
IP address:    192      168      0         2
            11000000 10101000 00000000 00000010
Netmask:    11111111 11111111 11111111 00000000
               255      255     255        0
           +--------------------------+--------+
                    Network              Host

言い換えると、192.168.0.14は例のネットワークの一部ですが、192.168.1.2はそうではありません。

ブロードキャストアドレスは、ネットワークと同じネットワーク部を持ち、ホスト部がすべて1であるようなIPアドレスです。同じネットワーク上にあるすべてのホストは、このIPアドレスで通信を受けられます。このアドレスは、パケットをブロードキャストするためだけに存在します。

CODE ブロードキャストアドレス
IP address:    192      168      0         2
            11000000 10101000 00000000 00000010
Broadcast:  11000000 10101000 00000000 11111111
               192      168      0        255
           +--------------------------+--------+
                     Network             Host

インターネットに接続するためには、ネットワーク内のそれぞれのコンピュータは、どのホストがインターネット接続を共有してくれるのかを知っている必要があります。そのようなホストをゲートウェイといいます。ゲートウェイも普通のホストなので、普通のIPアドレスを持っています(例: 192.168.0.1)。

最初に、すべてのホストは一意にIPアドレスを持つと書きました。ホストを(IPアドレスの代わりに)名前で指定できるようにするためには、名前(例: dev.gentoo.org)をIPアドレス(例: 64.5.62.82)に変換するサービスが必要になります。このようなサービスを「ネームサービス」といいます。ネームサービスを利用するには、ネームサーバを/etc/resolv.conf内に定義しておく必要があります。

ゲートウェイがネームサーバを兼ねていることもあります。そうでない場合には、ISPが提供するネームサーバをこのファイルに書く必要があります。

まとめると、続けるには次の情報が必要になります:

ネットワーク設定項目
システムのIPアドレス 192.168.0.2
ネットマスク 255.255.255.0
ブロードキャスト 192.168.0.255
ゲートウェイ 192.168.0.1
ネームサーバ 195.130.130.5, 195.130.130.133

ifconfigとrouteを使う

3つのステップでネットワークの設定ができます。

  1. ifconfigを使ってIPアドレスを割り当てる
  2. routeを使ってゲートウェイへのルーティングを設定する
  3. ネームサーバのIPアドレスを/etc/resolv.confに書いて完了

IPアドレスを割り当てるには、IPアドレス、ブロードキャストアドレス、ネットマスクの情報が必要になります。${IP_ADDR}を正しいIPアドレスに、${BROADCAST}を正しいブロードキャストアドレスに、${NETMASK}を正しいネットマスクに置き換えて、次のコマンドを実行してください:

root #ifconfig eth0 ${IP_ADDR} broadcast ${BROADCAST} netmask ${NETMASK} up

routeを使ってルーティングの設定を行います。${GATEWAY}を正しいゲートウェイのIPアドレスに置き換えてください:

root #route add default gw ${GATEWAY}

/etc/resolv.confを開いてください:

root #nano -w /etc/resolv.conf

次のテンプレートを使って、ネームサーバの情報を入力してください。${NAMESERVER1}${NAMESERVER2}は正しいネームサーバのアドレスに置き換えてください:

FILE /etc/resolv.confデフォルトのresolv.confのテンプレート
nameserver ${NAMESERVER1}
nameserver ${NAMESERVER2}

これで終わりです。インターネット上のサーバ(Googleの8.8.8.8やCloudflareの1.1.1.1など)にpingをして、ネットワークのテストを行ってください。うまくいったなら、おめでとうございます。ディスクの準備へ進んでください。


Other languages:
Deutsch • ‎English • ‎Nederlands • ‎español • ‎français • ‎italiano • ‎polski • ‎português do Brasil • ‎čeština • ‎русский • ‎中文(中国大陆)‎ • ‎日本語 • ‎한국어
Parts ハンドブック
インストール
インストールについて
メディアの選択
ネットワーク設定
ディスクの準備
stage3のインストール
Gentooベースシステムのインストール
カーネルの設定
システムの設定
ツールのインストール
ブートローダの設定
締めくくり
Gentooの操作
Portageについて
USEフラグ
Portageの機能
Initスクリプトシステム
環境変数
Portageの操作
ファイルとディレクトリ
変数
ソフトウェアブランチの併用
追加ツール
カスタムPortageツリー
高度な機能
ネットワーク設定
はじめに
高度な設定
モジュール式ネットワーク
無線
機能の追加
動的な管理


ブロックデバイスの概要

ブロックデバイス

Gentoo Linuxの、そしてLinux一般の、ブロックデバイス、パーティション、Linuxファイルシステムを含めた、ディスクやファイルシステム中心の考え方について詳しく見てみましょう。ディスクの入出力とファイルシステムについて理解することで、インストールのためのパーティションとファイルシステムを構築できるようになります。

まずはブロックデバイスについて見ていきます。SCSIドライブやシリアルATAドライブは両方とも/dev/sda/dev/sdb/dev/sdcなどのようなデバイスハンドルとしてラベル付されます。更にモダンなマシンでは、PCI ExpressベースのNVMeソリッドステートディスクは、/dev/nvme0n1/dev/nvme0n2などのようなデバイスハンドルを持ちます。

The following table will help readers determine where to find a certain type of block device on the system:

Type of device Default device handle Editorial notes and considerations
SATA, SAS, SCSI, or USB flash /dev/sda Found on hardware from roughly 2007 until the present, this device handle is perhaps the most commonly used in Linux. These types of devices can be connected via the SATA bus, SCSI, USB bus as block storage. As example, the first partition on the first SATA device is called /dev/sda1.
NVM Express (NVMe) /dev/nvme0n1 The latest in solid state technology, NVMe drives are connected to the PCI Express bus and have the fastest transfer block speeds on the market. Systems from around 2014 and newer may have support for NVMe hardware. The first partition on the first NVMe device is called /dev/nvme0n1p1.
MMC, eMMC, and SD /dev/mmcblk0 embedded MMC devices, SD cards, and other types of memory cards can be useful for data storage. That said, many systems may not permit booting from these types of devices. It is suggested to not use these devices for active Linux installations; rather consider using them to transfer files, which is their design goal. Alternatively they could be useful for short-term backups.

上のブロックデバイスは、ディスクへの抽象的なインターフェースを表しています。ユーザープログラムはこれらのブロックデバイスを用いて、デバイスがIDE、SCSI、もしくは他のものであるかどうかを心配することなしにディスクと通信することができます。プログラムは容易にディスク上の記憶領域を、ランダムアクセスできる512バイトごとの連続領域としてアドレッシングできます。

ファイルシステムを作成する

はじめに

パーティションが作成できたら、その上にファイルシステムを作成します。次の節ではLinuxがサポートする各種ファイルシステムを紹介します。どのファイルシステムを使うかをすでに決めているなら、パーティションにファイルシステムを適用するへ進みましょう。そうでなければ、次の節を読んで利用可能なファイルシステムについて知るのがよいでしょう。

ファイルシステム

利用可能なファイルシステムは複数あります。そのうちいくつかはアーキテクチャamd64上で安定して動作するとされています--重要なパーティションに実験的なファイルシステムを選択するときは、事前にファイルシステムのサポート状況を十分に知っておくことを推奨します。

btrfs
スナップショット、チェックサムによる自己修復、透過的圧縮、サブボリューム、RAIDの統合など、多くの先進機能を提供する次世代のファイルシステムです。いくつかのディストリビューションはこれをすぐに使えるオプションとして提供し始めていますが、未だ製品に使える状態ではありません。ファイルシステムが壊れたという報告はよくあります。開発者はユーザーに、安全のため最新のカーネルバージョンを使うようしきりに促しています。古いカーネルには既知の問題があるからです。この状況は何年も続いており、事態が変わってきたと判断するには早すぎます。問題への修正が古いカーネルにバックポートされることは滅多にありません。このファイルシステムを使う際は十分注意を払うようにしてください。
ext2
試練を受けた本当のLinuxファイルシステムですが、メタデータジャーナリングがないため、起動時に行われる毎回のext2ファイルシステムチェックは時間のかかるものになります。今ではジャーナルの効く新世代の、整合性を非常に素早くチェックできるファイルシステムの選択肢が数多くありますから、一般的にはそちらのほうが、ジャーナルの効かない対抗馬より好まれます。ジャーナルの効くファイルシステムは、システム起動の際たまたまファイルシステムに不整合があった場合の長い遅延を防いでくれます。
ext3
ジャーナルが有効になった ext2 ファイルシステムであり、full data及びordered dataジャーナリングといった強力なジャーナリングモードに加え、高速な修復のためのメタデータジャーナリングをサポートします。HTreeインデックスによって、ほぼすべての状況で高いパフォーマンスが可能になります。簡単にいえば、ext3 はとても優れた信頼できるファイルシステムです。
ext4
もともと ext3 のフォークとして作られた ext4 は、新機能、パフォーマンスの向上と、ディスク上でのフォーマットの適度な変更による、サイズ制限の撤廃を提供します。ボリュームは1EBまで広げることができ、最大のファイルサイズは16TBです。古典的なext2/3のbitmap block割当ての代わりに、ext4 はextentを使い、大きなファイルでのパフォーマンスを向上し、断片化を減らしています。ext4は他にもより洗練されたアロケーションアルゴリズム(遅延割当てと複数ブロック割当て)を提供し、ファイルシステムドライバーに、ディスク上のデータのレイアウトを最適化するより多くの方法を与えています。ext4 は推奨される、全目的、全プラットフォームのファイルシステムです。
f2fs
Flash-Friendly File Systemはもともと、SamsungによってNANDフラッシュメモリで利用するために作られました。2016年Q2現在、このファイルシステムはまだ未熟なものと思われますが、GentooをmicroSDカードやUSBスティックや他のフラッシュベースの記憶装置にインストールする際にはすばらしい選択でしょう。
JFS
IBMの高パフォーマンスジャーナリングファイルシステムです。JFSは軽量、高速かつ信頼できる、B+木ベースのファイルシステムで、様々な条件で良いパフォーマンスが出ます。
ReiserFS
B+木ベースのジャーナルが有効なファイルシステムで、全体的に良いパフォーマンスが出ます。特に、大量の小さなファイルを扱う際は、CPUサイクルを多く消費するものの、高いパフォーマンスを得ることができます。ReiserFSは他のファイルシステムと比べるとあまり保守されていないように思われます。
XFS
メタデータジャーナリングのあるファイルシステムで、堅牢な機能セットを持ち、スケーラビリティに最適化されています。XFSはどうやら、様々なハードウェアの問題に対してはあまり寛大ではないようです。
vfat
別名FAT32。Linuxでサポートされていますが、いかなるパーミッションの設定もサポートされていません。ほとんど、他のOS(主にMicrosoft Windows)との相互運用性のために使われていますが、いくつかのシステムファームウェア(たとえばUEFI)でも必要になります。
NTFS
この "New Technology" ファイルシステムは、Microsoft Windowsのフラッグシップファイルシステムです。上記のvfatと同様、BSDやLinuxが正しく動作するために必要なパーミッション設定や拡張属性を保持しないため、ルートファイルシステムとして使うことはできません。Microsoft Windowsとの相互運用のためにのみ使うべきです(「のみ」の強調に注意してください)。

パーティションにファイルシステムを適用する

パーティションまたはボリュームの上にファイルシステムを作成するには、ファイルシステムごとに異なるユーザースペースのユーティリティが利用可能です。下表でファイルシステムの名前をクリックすると、それぞれに追加の情報が得られます:

ファイルシステム 作成コマンド Minimal CD にある? パッケージ
btrfs mkfs.btrfs はい sys-fs/btrfs-progs
ext2 mkfs.ext2 はい sys-fs/e2fsprogs
ext3 mkfs.ext3 はい sys-fs/e2fsprogs
ext4 mkfs.ext4 はい sys-fs/e2fsprogs
f2fs mkfs.f2fs はい sys-fs/f2fs-tools
jfs mkfs.jfs はい sys-fs/jfsutils
reiserfs mkfs.reiserfs はい sys-fs/reiserfsprogs
xfs mkfs.xfs はい sys-fs/xfsprogs
vfat mkfs.vfat はい sys-fs/dosfstools
NTFS mkfs.ntfs はい sys-fs/ntfs3g

例えば、パーティション構造例の通りに、ルートパーティション()をext4に設定するには、次のコマンドが使えます:

root #mkfs.ext4

ext2、ext3、ext4を(8GB以下の)小さいパーティションに使用するときは、十分なinode数を確保できるように適切なオプションを指定してファイルシステムを作成する必要があります。mke2fs (mkfs.ext2)アプリケーションは、「inodeあたりのバイト数」を指定することで、ファイルシステムが持つべきinode数を計算することができます。もっと小さいパーティションでは、計算されたinode数よりも大きい値を設定するとよいでしょう。

root #mkfs.ext2 -T small /dev/<device>
root #mkfs.ext3 -T small /dev/<device>
root #mkfs.ext4 -T small /dev/<device>

上のコマンドは通常では、「inodeあたりのバイト数」を16kBから4kBに減らすので、ファイルシステムに4倍のinode数を確保できます。比率を指定することで、さらに細かく調節することもできます:

それでは、新しく作成したパーティション(または論理ボリューム)にファイルシステムを作成しましょう。

スワップパーティションを有効にする

mkswapはスワップパーティションを初期化するために使われるコマンドです:

root #mkswap

スワップパーティションを有効化するには、swaponを使います:

root #swapon

上述のコマンドで、スワップを作成して有効化しましょう。

ルートパーティションのマウント

パーティションが初期化され、ファイルシステムを格納したので、それらのパーティションをマウントする時です。 mount コマンドを使用しますが、作成されたすべてのパーティションに必要なマウントディレクトリを作成することを忘れないでください。例として、 rootパーティションをマウントします。

root #mount /mnt/gentoo
Note
もし/tmp/を別のパーティションに置く必要があるなら、マウントしたあと権限の変更を忘れずに行ってください:
root #chmod 1777 /mnt/gentoo/tmp
/var/tmpについても同様です。

このあと解説の中で、proc ファイルシステム(仮想的なカーネルとのインターフェース)が、他のカーネル擬似ファイルシステムと同様にマウントされますが、まず最初は、Gentooインストールファイルをインストールします。


Other languages:
Deutsch • ‎English • ‎Nederlands • ‎español • ‎français • ‎italiano • ‎polski • ‎português do Brasil • ‎čeština • ‎русский • ‎中文(中国大陆)‎ • ‎日本語 • ‎한국어
Parts ハンドブック
インストール
インストールについて
メディアの選択
ネットワーク設定
ディスクの準備
stage3のインストール
Gentooベースシステムのインストール
カーネルの設定
システムの設定
ツールのインストール
ブートローダの設定
締めくくり
Gentooの操作
Portageについて
USEフラグ
Portageの機能
Initスクリプトシステム
環境変数
Portageの操作
ファイルとディレクトリ
変数
ソフトウェアブランチの併用
追加ツール
カスタムPortageツリー
高度な機能
ネットワーク設定
はじめに
高度な設定
モジュール式ネットワーク
無線
機能の追加
動的な管理


stage tarballをインストールする

日時を設定する

Gentoo をインストールする前に、日付と時刻が正しく設定されていることを確認するといいでしょう。時刻が正しく設定されていないと、おかしな結果を導くかもしれません。例えば、ベースシステムのファイルは、タイムスタンプを正確に保ったまま展開されるべきです。実際、いくつかのウェブサイトやウェブサービスでは暗号化された通信(SSL/TLS)を利用しているため、システム時刻があまりにもずれていると、インストール用ファイルをまったくダウンロードできないということもありえます!

date コマンドを実行して、現在の日付と時刻が正しいか確認してください。

root #date
Mon Oct  3 13:16:22 PDT 2016

表示された日時が間違っていたら、以下に示す方法に従って、自動または手動で更新してください。

Note
リアルタイムクロック(RTC)を搭載していないマザーボードでは、自動的にシステム時刻を時刻サーバと同期するように設定するべきでしょう。これはRTCを搭載しているけれど、バッテリーがだめになってしまったシステムについてもいえます。

自動

公式 Gentoo インストールメディアには、ntpd コマンド(net-misc/ntp パッケージを通して利用可能です)が含まれています。公式メディアには、 ntp.org 時刻サーバを指定した設定ファイルも含まれています。これによって、時刻サーバを利用して、システム時刻を UTC 時刻と自動で同期することができます。この方法はネットワーク設定を必要とし、アーキテクチャによっては利用できないかもしれません。

Warning
自動時刻同期によって犠牲になるものもあります。例えば、システムのIPアドレスや、関連するネットワークの情報が、時刻サーバ(下の例では ntp.org)に明らかにされます。プライバシーが心配なユーザーは、下記の方法でシステム時刻を設定する前に、このことを理解しておくべきです。
root #ntpd -q -g

手動

date コマンドはシステム時刻を手動設定するのにも使えます。MMDDhhmmYYYY(月(MM)、日(DD)、時(hh)、分(mm)、年(YYYY))という形式で日時を更新してください。

すべての Linux システムでは UTC で時刻を設定することが推奨されます。タイムゾーンはインストール中にあとで設定します。タイムゾーンを設定すると、時刻の表示がローカル時刻に切り替わります。

例えば、2016年の10月3日 13時16分に設定するには以下のようにします。

root #date 100313162016

stage tarballを選択する

multilib (32ビットと64ビット)

ベースとなるtarballを適切に選ぶことで、この後に続くインストールプロセスの相当な時間を短縮できます。特に適切なプロファイルを選ぶで効果があります。ステージtarballの選択はこの後のシステム設定に直接影響し、頭痛の種もしくはtwo later on down the lineを減らします。multilib tarballは64ビットのライブラリを使えるときはそれを使用し、互換性を必要とする場合は32ビットのライブラリを使用します。これはインストールされるほとんどのソフトにとってすばらしい選択肢となります。プロファイルを簡単に変更できるシステムが必要な場合は、そのプロセッサアーキテクチャにあったmultilib tarballをダウンロードしなければなりません。

大部分のユーザは、'advanced'なtar ballを選択すべきではありません。これらは特定のソフトウェアもしくはハードウェアのみに必要です。

非multilib (64ビットのみ)

システムのベースとして非multilibのtarballを選択することで、完全な64ビット環境を構築できます。これは事実上、multilibプロファイルへの変更を(可能ではありますが)困難にします。非mutilibを必要とする明確な理由がなく、単にGentooを使いたいというケースでは、非multilibを選択すべきではありません。

警告
非multilibからmutilibシステムへの変更は、Gentooの深い知識と低レベルのツールチェーンが必要だということを忘れないでください(これはおそらく私たちのToolchain developersを身震いさせるでしょう)。これは気の弱い人への警告ではなく、このガイドの範囲外になるということです。

OpenRC

OpenRC is a dependency-based init system (responsible for starting up system services once the kernel has booted) that maintains compatibility with the system provided init program, normally located in /sbin/init. It is Gentoo's native and original init system, but is also deployed by a few other Linux distributions and BSD systems.

OpenRC does not function as a replacement for the /sbin/init file by default and is 100% compatible with Gentoo init scripts. This means a solution can be found to run the dozens of daemons in the Gentoo ebuild repository.

For historical reasons only, this manual focusses on installation and configuration using OpenRC. Rewriting and enhancing it to also explain a Systemd installation (see below) is planned.

systemd

systemd is a modern SysV-style init and rc replacement for Linux systems. By now it is in use in a majority of Linux distributions. systemd is supported in Gentoo and works just fine; it is widely configurable. Unfortunately, the corresponding installation handbook sections to a large extent still need to be written or are work in progress.

Note
It is possible to switch a running Gentoo installation from OpenRC to systemd and back. However, this requires some effort and is outside the scope of the installation manual. Depending on what you want to use in your installation, please make sure you select the right stage tarball.

stage tarball をダウンロードする

ルートファイルシステムがマウントされている場所、Gentooのマウントポイント(おそらく/mnt/gentoo)に移動してください。

root #cd /mnt/gentoo

インストールメディアを使ってstage tarballをダウンロードするのに必要なたった1つのツールが、ウェブブラウザです。

グラフィカルブラウザ

完全なグラフィカルウェブブラウザがある環境を使っているひとには、stageファイルのURLをメインウェブサイトのダウンロードセクションからコピーするのに何の問題も無いでしょう。単純に適切なタブを選択して、stageファイルへのリンクを右クリックして、Copy link address (Firefox) または Copy link location (Chromium)してクリップボードにリンクをコピーして、コマンドライン上でwgetユーティリティにリンクをペーストして、stage tarballをダウンロードします。

root #wget <PASTED_STAGE_URL>

コマンドラインブラウザ

伝統的な読者や'古参'のGentooユーザで、コマンドラインのみで作業をする人たちは、グラフィカル環境を必要としないメニュー形式のブラウザであるlinksを使うほうを好むかもしれません。stageをダウンロードするために、Gentooミラーリストに飛んでください。

root #links https://www.gentoo.org/downloads/mirrors/

linksでHTTPプロキシを使うには、-http-proxyオプションにプロキシのURLを渡してください。

root #links -http-proxy proxy.server.com:8080 https://www.gentoo.org/downloads/mirrors/

linksに似たlynxというブラウザもあります。linksと同じくグラフィカル環境を必要としませんが、メニューはありません。

root #lynx https://www.gentoo.org/downloads/mirrors/

プロキシを定義する必要があるならば、http_proxyftp_proxy変数をexportしてください。

root #export http_proxy="http://proxy.server.com:port"
root #export ftp_proxy="http://proxy.server.com:port"

ミラーリストから、近くのミラーを選んでください。通常はHTTPミラーで十分ですが、他のプロトコルも使えます。releases/amd64/autobuilds/ ディレクトリに移動してください。入手可能なすべてのstageファイルが列挙されています。ファイルは、サブアーキテクチャにちなんだ名前のサブティレクトリの中にあることもあります。ファイルを選び、dを押してダウンロードしてください。

stageファイルのダウンロードが完了したら、整合性を検証してstage tarballのコンテンツが正当か確認することができます。興味のあるひとは次節へ進んでください。

stageファイルの検証と確認に興味が無いひとは、qを押すことでコマンドラインブラウザを終了して、stage tarball を展開する節へすぐに進むことができます。

検証して確認する

Note
一部の tarball は xz 圧縮で提供されています。.tar.xz で終わる tarball をダウンロードした場合は、以下のコマンドに出現する tarball ファイル名の .tar.bz2 を適宜修正してください。

MinimalインストールCDのときと同じく、stageファイルを検証して確認するためのファイルもダウンロードすることができます。これらの手順は飛ばしてもかまいませんが、ダウンロードしたファイルの妥当性を気にするユーザのためにこれらのファイルが提供されています。

  • stage tarball内のファイル一覧を含む.CONTENTSファイル。
  • stage ファイルの各種アルゴリズムでのチェックサムを含む.DIGESTSファイル。
  • .DIGESTSと同様にstageファイルの各種アルゴリズムでのチェックサムを含み、それがGentooプロジェクトから提供されたものであることを保証するために電子署名された.DIGESTS.ascファイル。

opensslを使って、その出力を.DIGESTS.DIGESTS.ascファイルに含まれるチェックサムと比較してください。

例えば、SHA512チェックサムを検証するには以下を入力します。

root #openssl dgst -r -sha512 stage3-amd64-<release>.tar.?(bz2|xz)

sha512sumコマンドを使う方法もあります。

root #sha512sum stage3-amd64-<release>.tar.?(bz2|xz)

Whirlpoolチェックサムを検証する場合は以下を入力します。

root #openssl dgst -r -whirlpool stage3-amd64-<release>.tar.?(bz2|xz)

これらのコマンドの出力を.DIGESTS(.asc)ファイルに記録されている値と比較してください。これらの値は合致している必要があります。合致していないのなら、ダウンロードしたファイルか、ダイジェストファイルが壊れているかもしれません。

ISOファイルと同様に、チェックサムが改竄されていないことを確認するために、gpgを使って.DIGESTS.ascファイルの電子署名を検証することもできます:

root #gpg --verify stage3-amd64-<release>.tar.?(bz2|xz){.DIGESTS.asc,}

The fingerprints of the OpenPGP keys used for signing release media can be found on the release media signatures page of the Gentoo webserver.

stage tarball を展開する

ここで、ダウンロードしたstageを解凍しましょう。tarを使います。

root #tar xpvf stage3-*.tar.bz2 --xattrs-include='*.*' --numeric-owner

同じオプション(xpf--xattrs-include='*.*')が使われていることに留意してください。xは展開(extract)を示し、pはパーミッションを保持(preserve)すること、fは処理対象が標準入力ではなくファイル(file)であることを示しています。--xattrs-include='*.*'は、アーカイブに保存されている拡張属性をすべての名前空間について保持し含めることを示しています。最後の--numeric-ownerは、たとえ冒険的なユーザが公式Gentooインストールメディアを使わずに作業をしている場合であっても、tarballから展開されるファイルのユーザIDとグループIDがGentooリリースエンジニアリングチームの意図通りに保たれることを、確実にするためのものです。

これでステージファイルは展開されました。この続きはコンパイルオプションを設定するで。

コンパイルオプションを設定する

はじめに

Gentooを最適化するために、Portage(Gentooの公式なパッケージマネージャ)の挙動に影響するいくつかの変数を設定できます。これらの変数はすべて環境変数として(exportを使って)設定できますが、この場合は永続的なものではありません。設定を保存するために、Portageは設定ファイルとして/etc/portage/make.confを読み込みます。

注意
/mnt/gentoo/usr/share/portage/config/make.conf.exampleに、すべての利用可能な変数のリストが、コメント付きで記載されています。Gentooのインストールを成功させるためには、以降で示す変数だけは設定する必要があります。

これから詳しく見ていく最適化変数を設定するために、エディタ(このガイドではnanoを使います)を起動してください。

root #nano -w /mnt/gentoo/etc/portage/make.conf

make.conf.exampleファイルを読めば、記述形式は分かるでしょう。コメント行は"#"で始まり、他の行は「変数="内容"」の形式で変数を定義します。これらの変数のうちのいくつかについてこれから見ていきます。

CFLAGS と CXXFLAGS

CFLAGSCXXFLAGS変数はそれぞれ、GCC CコンパイラとC++コンパイラのための最適化フラグを定義します。この2つの変数は通常ここで定義されますが、真に最高のパフォーマンスを発揮するためには、このフラグはプログラム毎に別々に設定する必要があるでしょう。すべてのプログラムは異なるからです。しかし、それでは管理が大変なので、make.confファイルでこれらのフラグを定義します。

make.confでは、一般にシステムの応答が速くなるように最適化フラグを設定するべきです。この変数に実験的な設定を書かないでください。過剰な最適化はプログラムの挙動をおかしくすることがあり、クラッシュや誤動作の元となります。

ここではすべての最適化オプションを説明することはしません。すべてを理解するためには、GNUオンラインマニュアルやGCC infoページ(info gcc - Linuxシステムでのみ使えます)を読んでください。make.conf.exampleファイルにはたくさんの設定例と情報が含まれているので、これを読むこともお忘れなく。

最初の設定は-march=または-mtune=フラグです。これはターゲットアーキテクチャの名前を指定します。可能な選択肢はmake.conf.exampleファイル内にコメントとして書かれています。nativeを指定すると、コンパイラは(Gentooをインストールしようとしている)現在のシステムのアーキテクチャをターゲットとして選択してくれるので、よく使われます。

ふたつめの設定は-Oフラグ(ゼロではなく大文字のオー)です。これはgcc最適化クラスフラグを指定します。可能なクラスは、s(サイズ最適化)、0(ゼロ、最適化無し)、1、2、3(速度最適化)です。速度最適化については、各クラスは1段階前のクラスが持つものと同じフラグに加えて、追加のフラグを持ちます。-O2は推奨されるデフォルト設定です。-O3をシステム全体で使うと問題を起こすことが知られているので、-O2にとどめることをおすすめします。

他によく使われる最適化フラグには-pipeがあります。これは、コンパイルステージ間での連絡方法として、一時ファイルではなくパイプを使うよう指定します。生成されるコードには影響しませんが、より多くのメモリを使うようになります。メモリの少ないシステムでは、gccが強制終了するかもしれません。そのような場合には、このフラグは使わないでください。

-fomit-frame-pointerを使うと、必要の無い場合にはフレームポインタをレジスタに保持しなくなります。これはアプリケーションのデバッグ時に深刻な影響を与えるかもしれません。

CFLAGSCXXFLAGS変数を定義するときには、最適化フラグは1つの文字列として結合してください。stage3アーカイブから解凍したデフォルト値で十分でしょう。以下に例を示します:

CODE CFLAGSCXXFLAGS変数の設定例
# すべての言語において設定するコンパイラフラグ
COMMON_FLAGS="-march=native -O2 -pipe"
# 同じ設定を両方の変数に使用
CFLAGS="${COMMON_FLAGS}"
CXXFLAGS="${COMMON_FLAGS}"
Tip
各種コンパイルオプションがどのようにシステムに影響するかについてはGCCの最適化の記事に詳しい情報がありますが、初心者がシステムの最適化を始めるにはSafe CFLAGSの記事のほうがもっと実践的な場所かもしれません。

MAKEOPTS

MAKEOPTS変数は、パッケージのインストール時にどれだけ並行してコンパルを走らせるかを定義します。CPU数(コア数)プラス1を選択するのがよい選択とされていますが、ガイドラインは常に最良とは限りません。

Warning
Using a large number of jobs can significantly impact memory consumption. A good recommendation is to have at least 2 GiB of RAM for every job specified (so, e.g. -j6 requires at least 12 GiB). To avoid running out of memory, lower the number of jobs to fit the available memory.
Tip
When using parallel emerges (--jobs), the effective number of jobs run can grow exponentially (up to make jobs multiplied by emerge jobs). This can be worked around by running a localhost-only distcc configuration that will limit the number of compiler instances per host.
CODE make.confのMAKEOPTSの設定例
MAKEOPTS="-j2"

よーい、ドン!

好みの設定に合わせて/mnt/gentoo/etc/portage/make.confを変更し、保存してください。nanoではCtrl+Xで保存できます。

それではGentooベースシステムのインストールに進んでください。


Other languages:
Deutsch • ‎English • ‎Nederlands • ‎español • ‎français • ‎italiano • ‎