Translations:Handbook:AMD64/Installation/Tools/2/ja

From Gentoo Wiki
Jump to:navigation Jump to:search
Parts ハンドブック
インストール
インストールについて
メディアの選択
ネットワーク設定
ディスクの準備
stage3のインストール
Gentooベースシステムのインストール
カーネルの設定
システムの設定
ツールのインストール
ブートローダの設定
締めくくり
Gentooの操作
Portageについて
USEフラグ
Portageの機能
Initスクリプトシステム
環境変数
Portageの操作
ファイルとディレクトリ
変数
ソフトウェアブランチの併用
追加ツール
カスタムPortageツリー
高度な機能
ネットワーク設定
はじめに
高度な設定
モジュール式ネットワーク
無線
機能の追加
動的な管理


システムロガー

Tip
systemd ユーザは、syslog がどうしても欲しいのではない限り、通常このステップを省略できます。systemd には同様の機能を担う journald が含まれているからです。

同じ機能が複数のパッケージによって提供されるツールがいくつかあります。そういったツールはstage3アーカイブには含まれていません。どのパッケージをインストールしたいのかをあなた次第で選んでください。

まずシステムにロギング機能を提供するツールを決定しましょう。UnixとLinuxでは歴史をかけて素晴らしいログ機能を発展させてきました -- お望みならログファイルにシステムで起こった全てを記録できます。これはシステムロガーを使って行ないます。

Gentooでは複数のシステムロガーから使いたいものを選択することができます。このうちのいくつかを紹介します。

  • app-admin/sysklogdは、システムのログを取得するための伝統的なデーモンを集めたものです。デフォルトのログ設定をそのまま使ってもうまく働くので、このパッケージは初心者にはいい選択肢です。
  • app-admin/syslog-ngは、進化したシステムロガーです。1つの大きなファイルにログを取る以上のことをするには、何らかの設定が必要です。更に上級のユーザは、ロギングの発展性に基いてこのパッケージを選択できます。スマートなロギングのためには追加の設定が必要になることに注意してください。
  • app-admin/metalogは、高度な設定ができるシステムロガーです。

Portageツリーにはまだまだ他の選択肢があることでしょう。日毎にPortageツリーのパッケージは増えていますから。

Tip
もし syslog-ng を使おうと思っているなら、それにはログファイルをローテーションする機構が無いので、後でlogrotateをインストールして設定しましょう。一方で、より新しいバージョン (>= 2.0) の sysklogd は自身でログローテーションを行います。
Tip
systemdは"journal"と呼ばれる、独自のロギング機能を提供しています。別のシステムログのプロバイダーをインストールすることは、systemdが動作しているシステムでは任意です。そして、システムログのデーモンにjournalからのメッセージを読ませるように追加で設定をする必要がある場合があります。

選択したシステムログツールをインストールするには、それを emerge してください。OpenRC では、rc-update を使ってデフォルトのランレベルにスクリプトを追加してください。次の例では app-admin/sysklogd をインストールします:

root #emerge --ask app-admin/sysklogd

OpenRC では:

root #rc-update add sysklogd default

sysklogd は systemd ユニットをインストールしないので、systemd ユーザは journal (systemd に組み込まれています) か、他の syslog デーモンを使用する必要があります。

任意自由選択: cronデーモン

Tip
systemd にはタイマーがあるため、cron デーモンは必須ではありませんが、それでも cron デーモンを実行することは可能です。

次はcronデーモンです。cronデーモンは入れても入れなくてもよく、システムに必須ではありませんが、インストールしておくのが賢明でしょう。

cronデーモンは予定されたコマンドを実行します。定期的(例えば日毎、週毎、月毎)にあるコマンドを実行する必要があるならとても重宝します。

Gentooではいくつものcronデーモンを提供しています。例をあげると sys-process/bcronsys-process/dcronsys-process/fcron、そしてsys-process/cronieです。その内の1つをインストールするのはシステムロガーをインストールするのに似ています。次の例はsys-process/cronieをインストールします。

root #emerge --ask sys-process/cronie

OpenRC では:

root #rc-update add cronie default

または、systemd では:

root #systemctl enable cronie

dcron を使う場合、初期設定のための追加コマンドが必要です。

root #crontab /etc/crontab

fcron を使う場合、追加で emerge ステップが必要です:

root #emerge --config sys-process/fcron

任意自由選択: ファイルのインデックスを作成

より高速なファイル検索のためにファイルシステム中の各ファイルのインデックスを作成するときは、sys-apps/mlocateをインストールしてください。

root #emerge --ask sys-apps/mlocate

任意自由選択: リモートアクセス

インストール後、システムにリモートからアクセスできるようにするためには、ブート時に sshd を開始するように設定する必要があります。

OpenRC で sshd init スクリプトを default ランレベルに追加するには:

root #rc-update add sshd default

そして systemd では:

root #systemctl enable sshd

(たとえばリモートサーバで)シリアルコンソールからアクセスしなければならない場合、agetty を設定する必要があります。

OpenRC では、/etc/inittab のシリアルコンソールの部分のコメントを外してください:

root #nano -w /etc/inittab
# SERIAL CONSOLES
s0:12345:respawn:/sbin/agetty 9600 ttyS0 vt100
s1:12345:respawn:/sbin/agetty 9600 ttyS1 vt100

systemd では、以下を実行してください:

root #systemctl enable getty@tty1.service

時刻同期

システム時刻を同期する方法を利用することは重要です。これは通常 NTP プロトコルおよびソフトウェアによってなされます。Chrony など、NTP プロトコルを使用する他の実装もあります。

例えば、Chrony をセットアップするには:

root #emerge --ask net-misc/chrony

OpenRC では、次を実行してください:

root #rc-update add chronyd default

systemd では、次を実行してください:

root #systemctl enable chronyd

systemd ユーザは、systemd の記事に書かれている systemd-timesyncd を利用するのがいいでしょう。

ファイルシステムツール

使っているファイルシステムよって、(ファイルシステムの整合性をチェックしたり、追加のファイルシステムを作成する等のために)必須のファイルシステムツールをインストールする必要があります。ext4ファイルシステムを管理するためのツール(sys-fs/e2fsprogs)は@system セットの一部としてインストール済みであることに注意してください。

次の表は、ファイルシステム毎にどのツールをインストールすべきかを示します。

ファイルシステム パッケージ
Ext4 sys-fs/e2fsprogs
XFS sys-fs/xfsprogs
ReiserFS sys-fs/reiserfsprogs
JFS sys-fs/jfsutils
VFAT (FAT32, ...) sys-fs/dosfstools
Btrfs sys-fs/btrfs-progs
ZFS sys-fs/zfs
Tip
Gentooのファイルシステムについてのさらなる情報は、ファイルシステムの記事を参照してください。

ネットワークツール

もし、以前のシステムの設定のステップでネットワークが構成されていて、それでネットワーク設定が完了している場合は、この 'ネットワークツール' のセクションは飛ばして問題ありません。その場合はブートローダーの設定に進みましょう。

DHCPクライアントをインストールする

重要
DHCPはあくまで任意選択ですが、多くのユーザはネットワークに接続するためにDHCPクライアントが必要になるでしょう。この機会にDHCPクライアントをインストールしましょう。もしこの設定を忘れた場合、ネットワークに接続できないことになり、これによりDHCPクライアントがダウンロードできなくなってしまいます。

netifrcスクリプトを使用して、一つ以上のネットワークに自動的にIPアドレスを付与するときは、DHCPクライアントをインストールする必要があります。Gentooリポジトリには多くのDHCPクライアントがありますが、net-misc/dhcpcdがお薦めです。

root #emerge --ask net-misc/dhcpcd

dhcpcd articledhcpcdに関するより多くの情報があります。

任意自由選択: PPPoEクライアントのインストール

もしインターネットに接続するためにPPPを使うのであれば、net-dialup/pppパッケージをインストールします。

root #emerge --ask net-dialup/ppp

任意自由選択: ワイヤレス・ネットワークツールのインストール

もしシステムをワイヤレス・ネットワークに接続させるつもりならば、オープンネットワークあるいはWEPネットワークを使用するためにnet-wireless/iwパッケージを、あるいはWPAまたはWPA2ネットワークを使用するためにnet-wireless/wpa_supplicantパッケージをインストールしてください。iwはまた、ワイヤレス・ネットワークの検出のための便利で基本的な診断ツールでもあります。

root #emerge --ask net-wireless/iw net-wireless/wpa_supplicant

次はブートローダーです。