ハンドブック:パート/ブロック/パーティション構成の計画

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パーティション構成の設計

パーティション数とサイズ

パーティションの個数は環境に大きく依存します。例えば、多数のユーザがいる場合、セキュリティを向上し、バックアップを容易にするために/home/を分離することを推奨します。もしGentooがメールサーバとして動作する場合は、 /var/ を分離し、すべてのメールを /var/ に保存すべきでしょう。適切なファイルシステムの選択は、パフォーマンスを最大限向上します。ゲームサーバでは、ほとんどのゲームは/opt/にインストールされているので、/opt/を分離すべきでしょう。理由は/home/ディレクトリと同様にセキュリティとバックアップです。多くの場合、 /usr/ は大きく確保すべきです。/usr/には大部分のアプリケーションが配置されるだけでなく、既におよそ650MiBを使用しているGentoo ebuildリポジトリが、ほとんどの場合この場所に置かれるからです(既定の場所は/var/db/repos/gentooです)。このディスクスペース推定量は、既定では/var/cache/以下に保存されるbinpkgs/ディレクトリやdistfiles/ディレクトリを除外しています。

これらは管理者がやりたいことに大きく依存します。パーティションやボリュームを分離することには下記の利点があります。

  • それぞれのパーティションまたはボリュームに対して、最も性能が高いファイルシステムを選択できます
  • ゾンビプロセスがパーティションまたはボリュームに継続的に書き込みをした場合でも、システム全体の空き領域を使い切ることはありません
  • 必要ならば、複数のチェックを並行して実行することで、ファイルシステムチェックの時間を短縮できます (複数のパーティションよりも複数のディスクの方が効果があります)
  • リードのみ、nosuid(setuidビット無効)、noexec(実行ビット無効)等のマウントオプションによって、セキュリティが向上します

しかし、複数パーティションにはデメリットもあります。もし適切に設定されない場合、あるパーティションが空き領域をたくさん持ち、別のパーティションにはまったく空き領域がなくなるといったことが起こり得ます。特に/usr//var/いった重要なマウントポイントに対して、しばしば管理者は他のブートスクリプトが動作する前にパーティションをマウントするために、initrmfsを使用しなければならなくなるでしょう。これはいつも成り立つというわけではありません。結果はよく変わるのです。

また、 SCSIやSATAでは仕様上の制約により、GPTラベルを使用しない限りは 15個までしかパーティションを作れません。

スワップ領域について

スワップパーティションについて完璧なパーティションサイズというものはありません。スワップ領域の目的は、メインメモリ(RAM)が逼迫した際、カーネルにディスク領域を提供するためにあります。スワップ領域があれば、カーネルは最近最も使われていないメモリ領域をディスクに書き出し(スワップもしくはページアウト)、メモリを開放します。もちろん、もし急にメモリが必要になった場合は、これらのページはメモリに戻す(ページイン)必要があります。これには多少なりとも時間が必要です。(メインメモリと比較してディスクはとても遅いためです)

システムがメモリを大量に消費するアプリケーションを実行しないとき、またシステムが多くの空きメモリを持っているときは、それほど大きいスワップ領域は必要ではありません。しかし、スワップ領域はハイバネーションのときに全メモリを保存するためにも使われます。そのためハイバネーションが必要な場合は、より大きい、最低でもインストールされている全メモリと同程度のサイズのスワップ領域が必要です。