ハンドブック:HPPA/インストール/ブートローダー
PALO のインストール
PA-RISCプラットフォームでは、ブートローダはpaloと呼ばれます。まずこのブートローダをシステムに入れてください:
root #
emerge --ask sys-boot/palo
設定ファイルは/etc/palo.confにあります。以下は設定のサンプルです:
This configuration must be changed after running palo for the first time! See below for after first setup.
/etc/palo.conf
単純なPALO設定例'"`UNIQ--pre-00000001-QINU`"'
最初の行でpaloに、カーネルの場所と使用しなければならない起動パラメータを伝えています。文字列2/kernel-3.16.5-gentoo
は、/kernel-3.16.5-gentooと名付けられたカーネルが2番目のパーティション内にあることを意味しています。注意してほしいのが、カーネルへのパスはブートパーティションからの相対アドレスであり、ルートパーティションからの相対アドレスではありません。
2行目は、どのリカバリカーネルを使用するかを示しています。もしこれが最初のインストールで、リカバリカーネルが(まだ)存在しない場合、この行をコメントアウトしてください。3行目はpaloがどのディスクにあるのかを示しています
To format the disk, palo must be run with certain arguments. This example uses ext4 for the first partition.
root #
palo --format-as=4 --init-partitioned=/dev/sda
設定が終了したら、単にpaloコマンドを実行してください:
root #
palo
The configuration must then be updated for post-first-install use:
/etc/palo.conf
Simple PALO configuration example'"`UNIQ--pre-00000004-QINU`"'
システムのリブート
chroot環境を出て、全てのパーティションをアンマウントします。次に、最終かつ真のテストを実行するためのマジカルコマンドrebootを入力しましょう。
root #
exit
cdimage ~#
cd
cdimage ~#
umount -l /mnt/gentoo/dev{/shm,/pts,}
cdimage ~#
umount -R /mnt/gentoo
cdimage ~#
reboot
もちろん、ブートCDを取り出しておいてください。そうしないと新しいGentooではなく、再度CDをブートしてしまいます。
新規にインストールされた Gentoo をリブートした後は、最終章インストールの締めくくりに進みましょう。