地域化

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国際的な文脈のなかで、または特定の国や地域に特化して GNU/Linux システムを取り扱うとき、地域化 (ローカライゼーション (localization)、l10n と略されます) と国際化 (インターナショナリゼーション (internationalization)、i18n と略されます) はともに重要な役割を果たします。地域化によって、プラットフォーム上で最適な言語、タイムゾーン、文字のソート順などを、管理者やユーザが選択できるようになります。

Gentoo Linux では、カーネルでのサポートからエンドユーザ向けアプリケーションでのサポートまで、さまざまなレベルでの地域化がサポートされています。

ハンドブックでは、インストール時のロケール設定について説明しています。

GNU/Linux における地域化

GNU/Linux システムの地域化は、複数のレイヤで実施されます。

Linux カーネル

Linux カーネルでは、UTF-8 の記事で例示されているように、Native Language Support の設定を通じて地域化が有効化されます。

コアシステム

コアシステムのレベル (C ライブラリと、それらと連携するツール) では、地域化の大部分はロケールシステムコンソールキーボードレイアウトを通じて処理されます。これらは Gentoo 地域化ガイドの記事でより詳しく解説されています。

パッケージマネージャ

Portage

Portage は make.conf 内の L10N USE_EXPAND 変数を考慮します:

ファイル /etc/portage/make.confL10N の設定
L10N="en en-US"

グラフィカル環境

グラフィカル環境に関しては、Xorg はロケール設定を考慮しますが、X サーバのためのキーボードレイアウトの選択については独自の方法を持っています。その上にある KDEGNOME などのデスクトップ環境では、地域化と国際化の設定を正しく有効化するために、追加の手順を進める必要があるかもしれません。