ハンドブック:HPPA/ブロック/ブート
インストレーション CD から起動する
もしインストールCDや他のメディアを起動中に問題に遭遇したら、PA-RISC Linux Boot HOWTOを読んでください。
HPPAシステムを起動してください。起動プロセス中、以下のようなメッセージが表示されます:
'"`UNIQ--pre-00000000-QINU`"'
このメッセージが現れたら、オプションメニューが表示されるまでEscキーを押し続けてください。これには時間がかかることがあるので、気長く待ってください。既定では、これでBOOT_ADMINコンソールに入るはずです。もしオプションメニューが表示されたら、Enter Boot Administration modeを選び、BOOT_ADMINコンソールに入ってください。これで'>'プロンプトが現れるはずです。
GentooインストールCDを挿入してください。もしCD-ROMのSCSI IDがわからなければ、search
コマンドが実行された時にPA-RISCステーションがIDを検索します。
>
search
Searching for Devices with Bootable Media. To terminate search, please press and hold the ESCAPE key.
PA-RISCステーションがすべての利用可能な起動メディアを表示します。これはこのコマンドの結果例です:
'"`UNIQ--pre-00000004-QINU`"'
CD-ROMから起動するには付随するデバイスパスが必要です。例えば上記の例で、TOSHIBA CD-ROMから起動する場合、以下のコマンドを打ってください:
>
boot scsi.5.0 ipl
Trying scsi.5.0
iplキーワード(Initial Program Loader)がpalo(PA-RISC boot LOader)にインタラクティブモードに入るよう伝えます。これによって例えばカーネル起動パラメータの変更ができるようになります。
起動に成功したら、paloはインタラクティブモードで開始されます:
'"`UNIQ--pre-00000008-QINU`"'
これらのパラメータはほとんどの場合で適しています。
もし追加の機能が必要なら、コマンドラインの最後に適切なキーワードを追加してください。キーワードを追加するためには、最後のフィールドを編集し、スペースを追加してキーワードを打ってください。現在実装されているキーワードは、インストールCDにCD自身をRAMに読み込ませるように伝え、これによってCDのアンマウントが可能になるcdcacheと、特定のモジュールを明示的に無効にする事を可能にするnoload=module1[,module2[,...]]だけです。
(or 'b' to boot with this command line)?
9
console=ttyS0 hdb=scsi
カーネル起動パラメータを設定したので、カーネルを起動してください。
(or 'b' to boot with this command line)?
b
起動したら、root("#")プロンプトが現在のコンソールとして表示されます。Alt + F2、Alt + F3そしてAlt + F4を押すことで、他のコンソールに切り替えることが出来ます。最初のコンソールに戻るにはAlt + F1を押してください。