ハンドブック:AMD64/ブロック/カーネル
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アーキテクチャに即したカーネルコンフィグ
32ビットプログラムもサポートさせたいならば、IA32 エミュレーションを有効にすることを忘れないでください(CONFIG_IA32_EMULATION)。Gentoo は、デフォルト設定ではマルチライブラリシステム(32ビット・64ビット両方の演算)をインストールします。そのため、no-multilibプロファイルを選択しないかぎりは、IA32 エミュレーションを有効にしなければなりません。
カーネル プロセッサの型式と機能を選択
Processor type and features ---> [ ] Machine Check / overheating reporting [ ] Intel MCE Features [ ] AMD MCE Features Processor family (AMD-Opteron/Athlon64) ---> ( ) Opteron/Athlon64/Hammer/K8 ( ) Intel P4 / older Netburst based Xeon ( ) Core 2/newer Xeon ( ) Intel Atom ( ) Generic-x86-64 Binary Emulations ---> [*] IA32 Emulation
ディスクパーティション作成時にGPT パーティションを使用した場合には、GPT パーティションラベルのサポートを有効にしましょう(CONFIG_PARTITION_ADVANCEDとCONFIG_EFI_PARTITION):
カーネル GPT サポートを有効
-*- Enable the block layer ---> Partition Types ---> [*] Advanced partition selection [*] EFI GUID Partition support
システムブートに UEFI を用いている場合には、Linux カーネルの EFI スタブサポート、EFI 変数、そして EFI フレームバッファを有効にしましょう (CONFIG_EFI、CONFIG_EFI_STUB、CONFIG_EFI_MIXED、CONFIG_EFI_VARS、そして CONFIG_FB_EFI):
カーネル UEFI のサポートを有効にする
Processor type and features ---> [*] EFI runtime service support [*] EFI stub support [*] EFI mixed-mode support Device Drivers Firmware Drivers ---> EFI (Extensible Firmware Interface) Support ---> <*> EFI Variable Support via sysfs Graphics support ---> Frame buffer Devices ---> <*> Support for frame buffer devices ---> [*] EFI-based Framebuffer Support
コンパイルおよびインストール
さあ、カーネルのコンフィグレーションが完了し、コンパイルとインストールをする時がきました。コンフィグレーションを終了させ、コンパイル作業を開始しましょう:
root #
make && make modules_install
注意
make -jX とすることで、ビルドを並行処理させることができます( X には、並行処理を許可するビルドプロセスの数を整数で指定します。 /etc/portage/make.conf の説明中の、 MAKEOPTS 変数についてと同様です。
make -jX とすることで、ビルドを並行処理させることができます( X には、並行処理を許可するビルドプロセスの数を整数で指定します。 /etc/portage/make.conf の説明中の、 MAKEOPTS 変数についてと同様です。
カーネルのコンパイルが完了したら、カーネルのイメージを /boot/ にコピーします。これは make install コマンドで行います。
root #
make install
カーネルイメージとともに、System.map ファイルやカーネルコンフィグファイルも、 /boot/ にコピーされます。