GPM

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これと混同しないでください: GDM.


このガイドでは GPM (the General Purpose Mouse server) をコマンドラインインターフェース内からセットアップし使用する方法について説明します。これは新しい Gentoo インストールや、 X サーバーを使用できない、またはしないシステムでは特に便利です。

カーネル

カーネル カーネル設定
Device Drivers  --->
  Input device support ---> [CONFIG_INPUT]
    <*/M> Mouse interface   [CONFIG_INPUT_MOUSEDEV]

GPM を入手する

Gentoo をインストールしたばかりなら、ほぼ間違いなくあなたのマウスはコマンドラインインターフェース (CLI) 内で使用できるように設定されていないでしょう。あるいは、マウスを使う必要があるにもかかわらず、X サーバーを使用できなかったり使用する必要がなかったりするかもしれません。これらには単純な解決策があります: sys-libs/gpm、the General Purpose Mouse server です。

まず GPM を入手する必要があります:

root #emerge --ask sys-libs/gpm

コンパイルしている間に、サーバーの設定に関するいくつかのメッセージに気付くかもしれません。これは GPM を開始する前に行う必要があります。

GPM の設定

GPM を使用できるようにするには、マウスの場所やプロトコルに対応する行をアンコメントする必要があるでしょう。これは GPM の設定ファイルを編集して行います:

root #nano /etc/conf.d/gpm

次の例では USB マウスが /dev/input/mouse0 にあります。したがって、システム上の全てのマウスの累積的デバイスである /dev/input/mice と適切なプロトコルをアンコメントします。/dev/input/mice/dev/psaux の前に試すようにしてください。後者は非推奨となっており、最近のカーネルでは無効化されているかもしれません。/dev/input/mice が失敗した場合には他のデバイスに戻ってみてください。以下は /etc/conf.d/gpm の例です:

コード GPM の設定例
## (Please uncomment the type of mouse you have and the appropriate MOUSEDEV entry)
 
#MOUSE=ps2
MOUSE=imps2
#MOUSEDEV=/dev/psaux
MOUSEDEV=/dev/input/mice

ホイールマウスをお持ちの場合は imps2 プロトコルを使用したいでしょうから、その行をアンコメントします。imps2 と ps2 が両方とも動かない場合に試せる他のプロトコルについては、GPM の info ページ (info gpm) を参照してください。また、端末内のハイパーリンクをクリックするとウェブサイトへナビゲートされるようにしたいなら、/etc/conf.d/gpm ファイル内の提案に従うのが良いでしょう:

コード その他のオプション
## (Please uncomment this line if you want GPM to understand charsets
##  used in URLs and names with ~ or : in them, etc.
##  This is a good idea to turn on!)
 
APPEND="-l \"a-zA-Z0-9_.:~/\300-\326\330-\366\370-\377\""

conf.d ファイルの他の部分には、マウスサーバーに関するその他の提案が含まれています; 必要に応じてさまざまなオプションをアンコメントしてください。詳細については man gpm を見てください。

GPM の実行

これでマウスサーバーのインストールと設定ができましたから、サーバーを開始しましょう:

root #/etc/init.d/gpm start

ブロックカーソルが現れたはずです。root のみが GPM の init スクリプトを実行できることを覚えておいてください。ただし、新しいセッションを開始する度に su を使用してスクリプトを実行する必要性をなくすために、コンピューターが起動したときに GPM が毎回実行されるように設定しておくのがよいでしょう。

root #rc-update add gpm default

これで、コンピューターを起動するたびに、ログインプロンプトが出る時までにはコンソールカーソルが表示されます。マウスサーバーは root としてログインしていない時にも実行され続けます。

GPM の操作

コピーと貼り付け

マウスサーバーが動作していれば、テキストの大きなブロックをとても簡単にコピーしたり貼り付けたりできます。単にマウスの左ボタンでテキストをハイライトし(ボタンを離してもハイライトされ続けます)、お望みなら別の端末へ切り替え、カーソルを移動させてからマウスの中ボタンを押せばテキストがカーソルのある場所に貼り付けられます。開始した端末を離れなくてもコピー、貼り付けができることに留意してください。これにより、エラーメッセージの出力を Gentoo Forums に投稿するのが非常に容易になります。

テキストモードでのブラウジングと GPM

あるスクリーンにメッセージがありもう一つの方にテキストモードのウェブブラウザーがある場合、エラーメッセージをハイライトさせてコピーし、もう片方の端末に切り替え、適切なテキスト項目を左クリックして選択してからマウスの中ボタンを押します。これでエラーメッセージをフォーラムに投稿できます。

テキストブラウザーについての解説は幾分このガイドの範囲を超えますが、しかしユーザーは必然的に相性の良いコンソールブラウザーを見つける必要があるでしょう。おそらく www-client/lynx がもっとも歴史があり安定したブラウザーですが、そのインターフェースはあまりマウスをサポート・認識していません。代わりにマウスとの素晴らしい統合がなされている www-client/links を試してみてください。

root #emerge --ask www-client/links

これでマウスをコンソール内で使うためのガイドを終わります。マウスを楽しめますように!


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