ebuild

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ebuild ファイルは通常はリポジトリに保管されるテキストファイルで、個々のソフトウェアパッケージを識別し、Gentoo パッケージマネージャがソフトウェアパッケージをどのように扱えばよいかを指示します。 ebuild は bash 風の文法を使用して記述され、特定の EAPI バージョンに従うことで、パッケージマネージャ仕様を利用して標準化されます。

ebuild は、利用可能なソフトウェアの各バージョンについてのメタデータ(名前、バージョン番号、ライセンス、ホームページアドレス……)や、依存パッケージ情報(ビルド時および実行時)や、そのソフトウェアをどのようにビルドしインストールするかの指示(構成、コンパイル、ビルド、インストール、テスト、……)を含んでいます。

Gentoo での ebuild のデフォルトの場所は Gentoo ebuild リポジトリ (/var/db/repos/gentoo/) です。

関連
ebuild リポジトリが何であるかについては ebuild リポジトリの記事を、それらの作りかたについては creating an ebuild repository の記事を、リポジトリに入れる ebuild の作りかたについては Gentoo Ebuild 執筆基本ガイドをお読みください。

"ebuild" コマンド

ebuild はまた、様々な ebuild 関数を実行するための Portage のコマンドでもあります。

メモ
ebuild は ebuild コマンドでインストールすることも可能ではありますが、推奨はされません。このコマンドは開発のみを目的としたものです。ebuild は ebuild リポジトリ内に保存して、その後 emerge コマンドでインストールすべきです。

ebuild コマンドについての情報は、ローカルで次を実行することで確認できます:

user $man 1 ebuild

Live ebuild

ある ebuild のソースがリビジョン管理システム (VCS) から取得される場合、その ebuild は live ebuild であると言います。必ずではありませんが、live ebuild のバージョン番号は 9999 とされる傾向にあり、上流からのリリース版に基づく通常の ebuild とは容易に区別が付くようになっています。

正確には ebuild が live であるのは、変数 PROPERTIES を持ち、その中に値 "live" がある場合です。ebuild が VCS eclass(例: git-r3, mercurial, darcs)を継承していると、これらの eclass 内に PROPERTIES+=" live" という行があるので、live となるでしょう。

関連項目

外部資料