Translations:Binary package guide/4/ja

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  • 複数の同様のシステムを更新された状態に維持するときに、時間を節約する。ソースからのビルドは、バイナリからのインストールよりも時間がかかることがあります。複数の似たようなシステム (そのうちいくらかには古いハードウェアがあるかもしれません) を管理するとき、すべてをソースからコンパイルする必要のあるシステムはひとつだけとして、他のシステムではその成果物のバイナリパッケージを利用するようにすれば、管理はとても楽になるでしょう。
  • 安全な更新を行う。実稼働用のミッションクリティカルなシステムのためには、使用可能な状態で可能な限りありつづけることが重要です。これは、すべての更新を一番最初に自分自身に行うステージングサーバーによって実現できます。ステージングサーバが良好な状態になると、その次に更新が重要なシステムにバイナリパッケージを介して適用することができます。このアプローチの変化形として、同じシステムの chroot 環境で更新を行い、そこで作成されたバイナリを実際のシステムを更新するために用いるという方法もあります。
  • バックアップとして。多くの場合、バイナリパッケージが壊れたシステム (すなわち、壊れたコンパイラ) を回復する唯一の方法です。事前にコンパイルされたバイナリをバイナリパッケージサーバ上やローカルで持つことは、ツールチェーンが壊れた場合には大きな助けになるでしょう。
  • 非常に古いシステムを更新する助けにもなります。非常に古いシステムを更新する作業は、バイナリパッケージを使用することで楽になります。バイナリパッケージではビルド時の依存関係を更新/インストールする必要がないので、通常は古いシステムにバイナリパッケージをインストールするのは助けになります。また、ビルド工程での失敗も避けられます。